鹿児島市電2系統
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鹿児島市電2系統(かごしましでん2けいとう)は、鹿児島市電が運行を行う路面電車の運転系統の一つである。鹿児島市の鹿児島駅前を起点とし、高見馬場、鹿児島中央駅前、神田(交通局前)を経由し、同市郡元へ至る。1985年から1991年は上町線(清水町 - 岩崎谷 - 市役所前、1985年廃線)乗り入れの名残で市役所前発着だった。
路線別に分けると第一期線の一部と第二期線、唐湊線が当系統にあたる。
路線データ
[編集]- 路線距離(営業キロ):5.7km
- 停留場数:20(起終点含む)
- 運行時間:通年05:30~23:41(系統内区間便含む、九州地方の路面電車ではもっとも運行時間が長い。)
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)7月22日 - 山之口馬場(後の山之口町、廃止済) - 天文館通間が開業。
- 1914年(大正3年)
- 1915年(大正4年)12月17日 - 高見馬場 - 武駅前(現在の鹿児島中央駅前)間が開業。
- 1928年(昭和3年)
- 7月1日 - 鹿児島市電気局に移管。
- 1933年(昭和8年)
- 1944年(昭和19年)10月24日 - 鹿児島市交通部に改組。
- 1950年(昭和25年)10月1日 - 西鹿児島駅前(現在の鹿児島中央駅前) - 中洲通間が開業。
- 1952年(昭和27年)6月1日 - 中洲通 - 唐湊(現在の神田(交通局前))間が開業。
- 1952年(昭和27年)10月1日 - 鹿児島市交通局に改組。
- 1957年(昭和32年)3月29日 - 神田 - 大学通(現在の工学部前)間が開業。
- 1959年(昭和34年)12月20日 - 工学部前 - 郡元間が開業。
停留場一覧
[編集]路線 | 電停 番号 |
停留場名 | 読み方 | 周辺施設・接続路線 | 軌道 |
---|---|---|---|---|---|
第一期線 | N01 | 鹿児島駅前 | かごしまえきまえ | 鹿児島駅から日豊本線・鹿児島本線に接続 石橋記念公園 |
併用軌道 |
N02 | 桜島桟橋通 | さくらじまさんばしどおり | 桜島桟橋・南洲神社・西郷南洲顕彰館 | ||
N03 | 水族館口 | すいぞくかんぐち | いおワールドかごしま水族館・鹿児島市消防局 | ||
N04 | 市役所前 | しやくしょまえ | 鹿児島市役所・鹿児島県歴史資料センター黎明館(鶴丸城跡)・鹿児島県立図書館・国立病院機構鹿児島医療センター | ||
N05 | 朝日通 | あさひどおり | 西郷隆盛銅像・鹿児島県文化センター・かごしま近代文学館・鹿児島市立美術館・鹿児島市中央公民館・ドルフィンポート・山形屋・鹿児島東郵便局 | ||
N06 | いづろ通 | いづろどおり | 照国神社・マルヤガーデンズ・カリーノ天文館 | ||
N07 | 天文館通 | てんもんかんどおり | 天文館・鹿児島県立博物館・センテラス天文館 | ||
N08 | 高見馬場 | たかみばば | 鹿児島市電1系統に接続(ただし鹿児島駅方面から乗車の場合を除く) | ||
第二期線 | N09 | 加治屋町 | かじやちょう | 鹿児島県立鹿児島中央高等学校・維新ふるさと館 | |
N10 | 高見橋 | たかみばし | 鹿児島県立鶴丸高等学校・鹿児島高等学校 | ||
N11 | 鹿児島中央駅前 | かごしまちゅうおうえきまえ | 鹿児島中央駅から九州新幹線・鹿児島本線・日豊本線(直通)・指宿枕崎線に接続 南国交通バスターミナル・イオン鹿児島中央店・アミュプラザ鹿児島・鹿児島中央郵便局・MBC南日本放送本社 | ||
唐湊線 | N12 | 都通 | みやこどおり | 鹿児島県立甲南高等学校 | |
N13 | 中洲通 | なかすどおり | |||
N14 | 市立病院前 | しりつびょういんまえ | 鹿児島市立病院・JR鹿児島車両センター・鹿児島工務所 | ||
N15 | 神田(交通局前) | しんでん (こうつうきょくまえ) | 鹿児島市交通局 | ||
N16 | 唐湊 | とそ | 鹿児島大学農学部・共同獣医学部 | ||
N17 | 工学部前 | こうがくぶまえ | 鹿児島大学工学部・理学部・教育学部・法文学部 | ||
N18 | 純心学園前 | じゅんしんがくえんまえ | 郡元駅・鹿児島純心女子高等学校・鹿児島純心女子短期大学・鹿児島大学教育学部附属小学校・附属中学校 | ||
N19 | 中郡 | なかごおり | |||
N20 | 郡元 | こおりもと | 鹿児島市電1系統に接続 鹿児島県庁舎・鹿児島市医師会病院・イオン鹿児島鴨池店 |
※本表での接続路線の表記は、JR線は駅が隣接している停留場、鹿児島市電は無賃での乗り換えが認められている停留場のみ表記。
また鹿児島駅前 - 高見馬場では1系統と併走。
脚注
[編集]- ^ 鹿児島の西玄関にモダンな高見橋が完成『大阪朝日新聞』昭和8年7月7日鹿児島版(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p51 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)