藤尾きらら

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藤尾 きらら
名前
愛称 Kira
カタカナ フジオ キララ
ラテン文字 FUJIO Kirara
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1998-11-02) 1998年11月2日(25歳)
出身地 熊本県玉名市
身長 156cm
体重 53kg
選手情報
在籍チーム クロアチアの旗 ZNKメジムルジェ・チャコヴェツ
ポジション MF
利き足 右足
ユース
2005-2010 日本の旗 ピエドールSC玉名
2011-2013 日本の旗 VALEIA SC/MELSA熊本ソヒーア
2014-2016 日本の旗 日ノ本学園高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2017-2018 ブラジルの旗 スポルチ・レシフェ 8 (1)
2019-2020 ブラジルの旗 アヴァイ・キンダーマン英語版 8 (1)
2021-2023 日本の旗 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 16 (1)
2024- クロアチアの旗 ZNKメジムルジェ・チャコヴェツ
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月7日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

藤尾 きらら(ふじお きらら、1998年11月2日 - )は、熊本県玉名市出身の女子サッカー選手。クロアチア女子リーグ1部のZNKメジムルジェ・チャコヴェツ所属。ポジションはミッドフィールダー[1]日ノ本学園高等学校卒業。ブラジルで唯一にして初の日本人女子プロサッカー選手として、2017年から2020年までブラジルでプレーしていた。

経歴[編集]

ユース[編集]

熊本県玉名郡横島町(現・玉名市)のトマト農家に生まれ、5歳より県内のピエドールSC玉名に所属しサッカーを始める[2]。小学生の頃はバスケットボールもプレーしており、そちらに専念していた時期もあった[3]

中学時代より、VALEIA SCと、女子チームのMELSA熊本ソヒーアの両チームに所属し試合を組み立てられる選手へと成長。この頃、フットサルチームのエスペランサ熊本女子フットサルに参加して九州チャンピオンと全国大会出場も経験している[4]。中学を卒業すると、姫路市の高校女子サッカーの名門・日ノ本学園高等学校へ進学。高校時代の藤尾は攻撃的な右サイドの中盤の選手としてプレーして、2度の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会全日本高等学校女子サッカー選手権大会のタイトルを獲得した。

シニア[編集]

カンピオナート・ブラジレイロ・フェミニーノ[編集]

藤尾は恩師の影響などもありブラジルにも女子のプロリーグがあり、それが本格的に強化されていくのを知り、本物のサッカーの国でプロの選手になりプレーすることができたら、プロとしての土台や自分自身が生きるということも経験できると考え、日ノ本学園高等学校の卒業を前にしてブラジル行きを決意[要出典]。日本人として初めてのブラジルの女子プロサッカー選手を目指す。現地からのオファーもなく、ポルトガル語も解らぬまま、卒業後すぐに日本を飛び出してブラジルの土を踏んだ。知人の伝を頼るなどして数度のテストののち、2017年12月にブラジル北東部のスポルチ・レシフェに入団、日本人初のブラジルでのプロ契約を勝ち取った[要出典]

スポルチ・レシフェでの藤尾はブラジルのサッカーも含めた文化の違いや、英語もあまり通じない環境に戸惑いながらも徐々にチームメイトやファンの信頼を得て2018年シーズン に8試合1得点を記録。(一年目は就労ビザ取得のため練習のみ[5]。)

2019年シーズンからは、南部サンタカタリーナ州アヴァイ・キンダーマン英語版に移籍して、7試合1得点を記録。チームは年間総合順位で3位となりコパ・リベルタドーレス・フェメニーナの出場資格を得た。またこの頃の藤尾は、日ノ本学園高等学校時代にはあまり意識を置いていなかった守備もこなすようになりボランチの位置にもついている[要出典]

2020年になり、世界を襲ったCOVID-19パンデミックは藤尾の経歴にも影響を与えた。この影響で出場すれば日本人として初となった、コパ・リベルタドーレス・フェメニーナ 20202021年に延期。2020年シーズンのアヴァイ・キンダーマンの成績はカンピオナート・ブラジレイロ・フェミニーノ(1部)で準優勝というものであったが、日本に一時帰国したのちチームへの再合流も叶わず、藤尾は日本でのプレーを模索した[要出典]

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース[編集]

2021年シーズンから始まるWEリーグジェフユナイテッド市原・千葉レディースに移籍した[6]

ZNKメジムルジェ・チャコヴェツ[編集]

2024年1月17日、クロアチア女子リーグ1部のZNKメジムルジェ・チャコヴェツへの完全移籍が発表された[7][8]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

クラブ[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2014 日ノ本学園高等学校 6 - - - 1 0 1 0
2015 8 - - 2 1 2 1
ブラジル リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2017 スポルチ・レシフェ 8 カンピオナート・
ブラジレイロ女子
- - - -
2018 8 1 - - 8 1
2019 アヴァイ・キンダーマン英語版 15 7 1 - - 7 1
2020 1 0 - - 1 0
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2021-22 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 25 WE 5 0 - 2 0 7 0
2022-23 9 1 1 0 0 0 10 1
2023-24 38 2 0 4 0 - - 6 0
クロアチア リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2023-24 ZNKメジムルジェ・チャコヴェツ 1.HNL
通算 日本 1部 16 1 5 0 2 0 23 1
日本 その他 - - 3 1 3 1
ブラジル 1部 16 2 - - 16 2
クロアチア 1部
総通算 32 3 5 0 5 1 42 4

タイトル[編集]

クラブ[編集]

主なメディア出演[編集]

ネット配信番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 藤尾 きらら | 選手・スタッフ | 2021 | レディースチーム | ジェフユナイテッド千葉 公式ウェブサイト”. jefunited.co.jp. 2021年6月1日閲覧。
  2. ^ 玉名から単身ブラジルへ!女子サッカー選手”. 玉名市「たまなの話題」 (2019年1月16日). 2021年6月1日閲覧。
  3. ^ ブラジルで活躍の“女子版カズ”藤尾きらら 「戻りたいのはやまやまですが…」日本でのプレー模索”. 中スポ 東京 中日スポーツ (2019年1月16日). 2021年6月1日閲覧。
  4. ^ 藤尾きらら選手。”. ひなぱぱのブログ (2020年6月27日). 2021年6月1日閲覧。
  5. ^ サッカーも人生も楽しむためにプレーする 〜ブラジルで挑戦する女子サッカー選手 藤尾きらら〜”. 大人になってから学ぶサッカーの本質とは (2018年6月24日). 2021年6月1日閲覧。
  6. ^ ジェフユナイテッド市原・千葉 (2021年1月8日). “藤尾きらら選手の加入について | レディース | 2021.01 | 新着情報 | ジェフユナイテッド市原・千葉 公式ウェブサイト”. 藤尾きらら選手の加入について | レディース | 2021.1.8 | 新着情報 | ジェフユナイテッド市原・千葉 公式ウェブサイト. 2021年6月1日閲覧。
  7. ^ 藤尾きらら選手の移籍について”. ジェフユナイテッド市原・千葉 公式ウェブサイト (2024年1月17日). 2024年1月17日閲覧。
  8. ^ 千葉LのMF藤尾きららがクロアチアのZNKメジムルジェ・チャコヴェツに移籍「全力で楽しんできます!」”. 超ワールドサッカー! (2024年1月17日). 2024年1月17日閲覧。
  9. ^ a b WE LEAGUE Data Site”. data.weleague.jp. 2023年6月8日閲覧。
  10. ^ “なでしこ版カズ”こと藤尾きらら選手に聞く!ブラジル女子1部リーグ”. サッカーキング (2020年3月26日). 2015年6月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]