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種子屋久高速船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
種子屋久高速船株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
892-0814
鹿児島県鹿児島市本港新町5番地
北緯31度35分25.4秒 東経130度33分47.9秒 / 北緯31.590389度 東経130.563306度 / 31.590389; 130.563306座標: 北緯31度35分25.4秒 東経130度33分47.9秒 / 北緯31.590389度 東経130.563306度 / 31.590389; 130.563306
設立 2012年1月20日
業種 海運業
法人番号 6340001013696 ウィキデータを編集
事業内容 一般旅客定期航路事業
代表者 代表取締役社長 市丸 隆二郎
資本金 4,000万円
従業員数 60名
外部リンク https://www.tykousoku.jp/
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種子屋久高速船株式会社(たねやくこうそくせん)は、鹿児島県に本社を置く日本の海運会社。

概要

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鹿児島と種子島・屋久島を結ぶ航路のうち高速船航路は1989年に就航[1]した岩崎グループ鹿児島商船が担っていたが、運賃が高止まりし島民からの不満があった。このため2004年に種子島にルーツを持つ市丸グループコスモラインが参入し競合航路となった。2008年頃には、日本のジェットフォイルの3分の1は、種子島・屋久島航路に集中しており、以降互いに激しい競争を繰り広げ運賃が下落したことに加え輸送力が過剰となったため年間乗船率が30%程度に低迷、両社あわせて年間10億円程度の赤字を出し共倒れが懸念される事態になった[2]

航路の安定的な維持のため鹿児島県などが仲介に入り2011年10月に高速船事業の統合が発表[2]され、両グループが合弁し種子屋久高速船を設立、2012年4月1日より運航を新会社に統合した。出資比率は岩崎54%、市丸27%で残りは金融機関、自治体など。社長は市丸隆二郎が就任している[3]

なお、統合に伴い2往復を減便し9往復となっている[4]

両社とも同一船種(ボーイング929・通称「ジェットフォイル」、鹿児島商船は5隻・コスモラインは3隻)で運航していたが、統合時の協定により鹿児島商船・コスモラインともに3隻ずつの保有と定められたため、鹿児島商船は2隻を減船・売却している。

船舶は両社がそれぞれ引き続き保有している[1]。また、愛称は旧 鹿児島商船の「トッピー」(方言でトビウオの意)、旧 コスモラインの「ロケット」ともに旧称がそのまま承継されており、新会社でも各々の呼称が並称されている。

沿革

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  • 2012年4月1日 - 設立。
  • 2021年7月1日 - 新型コロナウイルス禍で利用者が激減し経営が悪化しているため、この日より運賃改定(値上げ)予定[5]。緩和措置として、搭乗14日前までの予約で約35%引きとなる「早割14」を、繁忙期を除く12月末まで設ける事も併せて報じられた[6]

航路

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鹿児島・指宿 - 種子島・屋久島航路

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高速船「トッピー」「ロケット」
ボーイング929(ジェットフォイル)による運航。トッピー2・3・7、ロケット1・2・3の6隻体制。

  かつて(高速船トッピー時)90年代半ば頃、種子島(西之表)⇔宮崎、西之表⇔島間(種子島南種子町)と言う便も有った。

脚注

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  1. ^ a b 海上交通事業 - いわさきグループ(2017年5月5日閲覧)
  2. ^ a b 鹿児島―種子島・屋久島の高速船2社が事業統合 - 日本経済新聞(2011年10月1日付、2017年5月5日閲覧)
  3. ^ 鹿児島市-種子島・屋久島 高速船4月運航開始 - 西日本新聞(岩日誌、2017年5月5日閲覧)
  4. ^ 種子屋久高速船が開業 2社統合、安定経営誓う - 南日本新聞 2012年4月23日閲覧。
  5. ^ トッピー&ロケット『運賃改定』について (PDF) - 種子屋久高速船株式会社、令和3年(2021年)6月15日、同月16日閲覧
  6. ^ “種子・屋久高速船、7月から2割値上げ コロナで利用ピーク時の半分、経営が悪化”. 南日本新聞. (2021年6月15日). https://373news.com/_news/?storyid=138726 2021年6月16日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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