玉川口駅
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玉川口駅 | |
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小国方分岐跡より | |
たまがわぐち Tamagawaguchi | |
◄小国 (5.3 km) (4.2 km) 越後金丸► | |
所在地 | 山形県西置賜郡小国町大字小渡 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | 米坂線 |
キロ程 | 63.6 km(米沢起点) |
電報略号 | タワ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)8月31日 [1] |
廃止年月日 | 1995年(平成7年)12月1日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
玉川口駅(たまがわぐちえき)は、かつて山形県西置賜郡小国町大字小渡[3]にあった、東日本旅客鉄道(JR東日本)米坂線の駅(廃駅)である。
歴史
[編集]- 1936年(昭和11年)8月31日:鉄道省米坂線小国駅 - 越後金丸駅間延伸時に開設[4][3]。一般駅[1]。
- 1940年(昭和15年)3月5日:米坂線雪崩直撃事故発生、最寄駅であった当駅駅長、雪かき人夫が現地に駆付ける[5]。
- 1972年(昭和47年)10月2日:貨物取扱廃止[1]。
- 1975年(昭和50年)12月1日:荷物扱い廃止[6]、無人駅化[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[1]。
- 1995年(平成7年)12月1日:利用者減少のため同線花立駅と共に廃止[1][2]。JR東日本管内の第3セクター転換を除く廃駅は発足以来初であった。廃止前年度の利用者数は1日1人に満たない状況であり[2]、廃止時点で多くの普通列車がこの駅を通過しており、停車列車は僅か2往復のみであった。
駅構造
[編集]開業当初は列車交換可能であったが、1993年(平成5年)時点で、米沢方から坂町方へ向かって左側の旧下りホームのみを残し、単式ホーム1面1線の棒線駅に縮小されていた[3]。
ホーム上には駅舎が存在した[3]。
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旧上りホーム遺構
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1962年頃の玉川口駅発車時刻表。上下6本ずつある。
駅周辺
[編集]当駅よりジェイアールバス東北小国線(1995年〔平成7年〕廃止)を利用して、飯豊山登山口へのアクセスに用いることが可能であった[3]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、543-544頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-117-1。
- ^ a b c d e 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『奥羽・羽越480駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年9月20日、93頁。ISBN 4-09-395403-8。
- ^ 大蔵省印刷局, ed (1936-08-28). “鉄道省告示 第251号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2898) .
- ^ 救援現場に雪崩続く『東京日日新聞』(昭和15年3月7日夕刊)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p758 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ “日本国有鉄道公示第162号”. 官報. (1975年11月29日)
- ^ “「通報」●米坂線萩生駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 3. (1975年11月29日)