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2010年2月8日に最初の編成が落成し、[[日本車輌製造]]豊川製作所から[[名古屋鉄道]][[大江駅 (愛知県)|大江駅]]に[[甲種輸送]]された<ref>「[http://railf.jp/news/2010/02/09/135300.html 名古屋市交通局6050形が甲種輸送される]」[[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』railf.jp 2010年2月10日</ref>。
2010年2月8日に最初の編成が落成し、[[日本車輌製造]]豊川製作所から[[名古屋鉄道]][[大江駅 (愛知県)|大江駅]]に[[甲種輸送]]された<ref>「[http://railf.jp/news/2010/02/09/135300.html 名古屋市交通局6050形が甲種輸送される]」[[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』railf.jp 2010年2月10日</ref>。


今後は検査や試運転などを経て、2010年7月上旬より営業運転を開始する予定である。
今後は検査や試運転などを経て、2010年7月5日より営業運転を開始する予定である。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2010年7月1日 (木) 10:22時点における版

名古屋市交通局6050形電車
ファイル:Ngaoya city subway 6050 marunouchi.jpg
丸の内駅鶴舞線ホームに到着した
試運転中の6151編成
基本情報
製造所 日本車両製造
主要諸元
編成 5両(3M2T)
軌間 1067
電気方式 直流1500V架空電車線式
車両定員 制御車136人
電動車147人
自重 制御車31.3t
電動車36.1t
最大寸法
(長・幅・高)
20000×2746×4140
全長 100000
全幅 2746
全高 4140
台車 ボルスタレス空気バネ台車
主電動機 三相誘導電動機 押し込みファン式 170kW×4 (6250,6350,6750形)
制御装置 電力回生ブレーキ付IGBT-VVVFインバータ制御
PGセンサレスベクトル制御
(東洋電機製造製)
制動装置 遅れ込め制御付ATC連動電気指令式電空併用ブレーキ
応荷重付、保安ブレーキ付、純電気ブレーキ付
保安装置 車内信号式ATC (6150,6850形)
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名古屋市交通局6050形電車(なごやしこうつうきょく6050がたでんしゃ)は、2010年平成22年)に登場した名古屋市交通局名古屋市営地下鉄桜通線用の通勤形電車である。

概要

桜通線としては16年ぶりとなる新型車両であり、同線の野並駅 - 徳重駅間の延伸に対応するために制作された。当初野並-徳重間の開業時には6両編成となる予定であったが、本系列では5両編成で登場している。

なお、延伸区間をはじめ、全線で可動式ホーム柵の設置が計画されており、制作当初からこれに対応する制御装置が搭載されている。

外観

車体は、日車式ブロック工法オールステンレス鋼製である。そのため、東山線で増備が進められているN1000形と同様、側面の幕板にひずみ防止のためのプレスリブ(ビード)を省略した構造となっている。

側面窓上下には桜通線のラインカラーである赤色の帯を配している。桜通線の車両としては初めて、ドア部分にも赤色の帯が巻かれた。

前面は垂直方向に後退角を持たせたくの字とし、シャープな感じを出している。前照灯と尾灯は6000形とは異なり縦型が採用された。また、LEDによる行先表示機が採用されている。

車内設備

車内案内表示装置は、液晶ディスプレイ (LCD) 方式の採用が見送られ、N1000形と同じく千鳥配置によるLED式案内表示器が採用された。また各乗降口上部には、名古屋市営地下鉄の車両では初めてとなるドア開閉表示灯が装備された。

座席の形状はJR東日本E233系名鉄4000系と類似のものに変更されているほか、肘掛けが大型化されるなどN1000形の車内設備とは異なる部分も多く見られる。扉間隔を50mm拡大したことにより扉間の座席幅も拡大した。車いすスペースは従来の6000形とは異なり、各車両に1ヶ所ずつ設置されている[1]

今後の予定

2010年2月8日に最初の編成が落成し、日本車輌製造豊川製作所から名古屋鉄道大江駅甲種輸送された[2]

今後は検査や試運転などを経て、2010年7月5日より営業運転を開始する予定である。

脚注

  1. ^ 6000形の車いすスペースは3次車のみに設置されており、両先頭車に1ヶ所ずつである。
  2. ^ 名古屋市交通局6050形が甲種輸送される交友社鉄道ファン』railf.jp 2010年2月10日

外部リンク