浜床丹仮乗降場

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浜床丹仮乗降場
はまとこたん
Hama-Tokotan
計呂地 (2.7 km)
(1.8 km) 床丹
所在地 北海道常呂郡佐呂間町字若里
北緯44度5分54.3秒 東経143度45分12.2秒 / 北緯44.098417度 東経143.753389度 / 44.098417; 143.753389
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 湧網線
キロ程 19.2 km(中湧別起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年昭和31年)8月20日[1]
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月20日[1]
備考 湧網線廃線に伴い廃駅
距離は実キロ
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1977年の浜床丹仮乗降場と周囲約750m範囲。下が網走方面。中湧別側に踏切と待合室があり、駅の周囲を造成林が取り囲んで民家はあまりないが、右上に見えるサロマ湖畔に集落がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

浜床丹仮乗降場(はまとこたんかりじょうこうじょう)は、北海道網走支庁常呂郡佐呂間町字若里にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)湧網線仮乗降場廃駅)である。湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃止された[1]

歴史[編集]

駅構造[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の北西側(網走方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[2]

廃止時まで仮乗降場であり、無人駅となっていた。駅舎は無かったが、ホーム南側入口附近に待合所を有していた[2]。ホームは中湧別方にスロープを有し[2]、駅施設外に連絡していた。

駅名の由来[編集]

当仮乗降場が、所在する地区「床丹」の浜寄りにあったために[3]「浜」を冠した。

駅周辺[編集]

駅跡[編集]

2011年(平成23年)時点で当仮乗降場の跡地は草むらとなっているが、線路跡は未舗装の道として再利用され、線路跡に沿って防雪林が続いていた[5]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
湧網線
計呂地駅 - 浜床丹仮乗降場 - 床丹駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、915頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、p.162,175頁。ISBN 978-4894536197 
  3. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、169頁。ISBN 978-4893915498 
  4. ^ a b 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、19頁。 
  5. ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、101頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目[編集]