紅葉橋仮乗降場

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紅葉橋仮乗降場
もみじばし
Momijibashi
知来 (3.1 km)
(2.3 km) 仁倉
所在地 北海道常呂郡佐呂間町字知来
北緯44度2分12.6秒 東経143度53分21.5秒 / 北緯44.036833度 東経143.889306度 / 44.036833; 143.889306
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 湧網線
キロ程 39.1 km(中湧別起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1955年昭和30年)12月25日[1]
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月20日[1]
備考 湧網線廃線に伴い廃駅
距離は実キロ
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1977年の紅葉橋仮乗降場と周囲約500m範囲。右が網走方面。知来地区と仁倉地区の境、山が迫る位置にあり、左端に佐呂間別川を渡る鉄橋が見える。紅葉橋は左上の道路橋の名前。防風雪林の影で判りづらいが、ホーム横の少し離れた位置に待合室の白い屋根が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

紅葉橋仮乗降場(もみじばしかりじょうこうじょう)は、北海道網走支庁常呂郡佐呂間町字知来にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)湧網線仮乗降場廃駅)である。湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃止となった[1]

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)3月3日改正時点で、下り3本上り3本[2])。

歴史[編集]

駅構造[編集]

廃止時点で、1面1線の単式ホームと線路を有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(網走方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[3]

廃止時まで仮乗降場であり、無人駅となっていた。駅舎は無かったが、ホーム中央部分から板敷きの通路を渡った位置に待合所を有していた[3]。ホームは中湧別方にスロープを有し[3]、駅施設外に連絡していた。

駅名の由来[編集]

当仮乗降場附近を流れる、佐呂間別川に架かる橋の名前に由来する[4]紅葉が美しい場所とのことである[4]

駅周辺[編集]

駅跡[編集]

2011年(平成23年)時点では、佐呂間別川の河川改良工事が行われた影響で何も残っていない[6]。また、当仮乗降場跡の仁倉方にある小さなカルバートが残存していた[6]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
湧網線
知来駅 - 紅葉橋仮乗降場 - 仁倉駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、915頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、216頁。ISBN 978-4893915498 
  3. ^ a b c 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、p.160,177頁。ISBN 978-4894536197 
  4. ^ a b 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、169頁。ISBN 978-4893915498 
  5. ^ 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、19頁。 
  6. ^ a b 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、103-104頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目[編集]