仁倉駅

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仁倉駅
にくら
Nikura
(4.6km) 浜佐呂間
所在地 北海道常呂郡佐呂間町字仁倉
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 湧網線
キロ程 41.4km(中湧別起点)
電報略号 ニク
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1953年昭和28年)10月22日
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月20日
備考 湧網線廃線に伴い廃駅
仮乗降場との距離は実キロ
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1977年の仁倉駅と周囲約500m範囲。右上が網走方面。仁倉地区の中心に位置する。右下は仁倉川、左上は佐呂間別川。島状の単式ホームがはっきりと見えるが、既に無人駅になっており、駅裏側の本線へ棒線化されている。配線は芭露駅と同様で、本線が直線の片開分岐を持ち、駅舎側は貨物用の副本線として使用されていた。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

仁倉駅(にくらえき)は、北海道網走支庁常呂郡佐呂間町字仁倉にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)湧網線廃駅)である。電報略号ニク。湧網線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月20日に廃駅となった。

歴史[編集]

駅構造[編集]

廃止時点で、島式ホーム(片面使用)1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北側(網走方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[1]

無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の北側に位置し、ホームを結ぶ通路で連絡した[1]。駅舎とホームの間には花壇が作られていた[1]。駅自体は完全無人であるが、駅近隣の個人が乗車券を販売する簡易委託駅となっていた。受託者は1983年(昭和58年)時点で70歳に近い農家の老婦人で、駅舎の清掃も行っており、当時の国鉄から「湧網沿線でいちばんきれいな駅」と太鼓判を押されていたという[1]

駅名の由来[編集]

当駅が所在した地名より。地名は、アイヌ語の「ニクリ・アン・ペッ」(森林のある川)に由来する[2]

駅周辺[編集]

駅跡[編集]

駅舎及び駅構内の施設は1988年(昭和63年)9月頃には既に撤去されており、2011年(平成23年)時点では更地となり、何も残っていない[4]

また、駅跡周辺は2011年(平成23年)時点では廃屋ばかりの荒地になっていた[4]。線路跡は築堤が一部残存しており[4]、浜佐呂間駅寄り、仁倉川の先の六号の沢川にコンクリート造りの「六号の沢川橋梁」が、亀裂が入った危険な状態ながら残存していた[4]

隣の駅[編集]

日本国有鉄道
湧網線
知来駅 - <紅葉橋仮乗降場> - 仁倉駅 - 浜佐呂間駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』宮脇俊三原田勝正小学館、1983年7月、161頁。ISBN 978-4093951012
  2. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、169頁。ISBN 978-4893915498
  3. ^ a b 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、19頁。
  4. ^ a b c d 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、104頁。ISBN 978-4894536128

関連項目[編集]