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日米対抗ソフトボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日米対抗ソフトボール
今シーズンの大会:
日米対抗ソフトボール2024
競技 ソフトボール
大会形式 3試合制[注 1]
開始年 2016年
主催 日本ソフトボール協会
読売新聞社
開催国 日本の旗 日本
開催期間 例年6-8月頃
参加チーム  日本代表
 アメリカ代表
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ソフトボール史上最多の3万人が観戦した開幕試合 (2016年6月23日 東京ドーム)

日米対抗ソフトボール: Japan–USA Softball All-Star Series)は、女子ソフトボール日本代表アメリカ代表日本で対戦するシリーズ戦。日本ソフトボール協会読売新聞社が主催。

概要

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2008年の北京オリンピックを最後にソフトボールオリンピック競技から除外されていた中、東京オリンピックでの競技復帰の機運を高めるため、『世界最高峰の戦い。』と銘打って、北京オリンピックの優勝国で当時世界選手権2連覇中(2012年2014年)の現役世界王者であった日本代表と、過去にオリンピック3連覇(1996年2000年2004年)、世界選手権7連覇(1986年-2010年)を果たしている最強国アメリカ代表による対抗戦「日米対抗ソフトボール2016」の開催が企画された[1]

第1戦は2016年6月23日に東京ドームで実施された。東京ドームでソフトボールの国際試合が開催されるのは初めてのことで、世界のソフトボール史上初となる3万人(31,448人)の観客が詰めかけた[2]。本大会の成功の後押しもあり、同年8月に開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年[注 2]東京オリンピックの追加種目として野球ソフトボールの正式種目採用が承認された[3]

翌年以降も日米対抗ソフトボールは毎年恒例のイベントとして定着している。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年と2021年は開催中止となったが、2022年から再開された。

大会規定

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  • 例年、第1戦から第3戦まで実施
  • ベンチ入り選手 - 17人
  • ホームラン競争 – 毎試合前に、両チームの代表選手によるホームラン競争を実施
  • 国歌斉唱 - 毎試合前に日米両国の国歌を斉唱
  • 延長戦 - 7回で決着が付かない場合は、8回以降はタイブレークを実施(決着が付くまで継続)

試合結果

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大会 開催日 スコア 責任投手 本塁打 会場 所在地 備考
2016 6月23日 5-1 日本の旗藤田倭
アメリカ合衆国の旗J.ムーア
日本の旗 坂本令奈
アメリカ合衆国の旗 -
東京ドーム 東京都 [4][5]
6月24日 2-0
(延長8回)
日本の旗藤田倭
アメリカ合衆国の旗D.ゴーリー
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
シェルコムせんだい 宮城県仙台市
6月25日 1-5 日本の旗山根佐由里
アメリカ合衆国の旗J.トレイナ
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 V.アリオト
シェルコムせんだい 宮城県仙台市
2017 6月23日 3-0 日本の旗藤田倭
アメリカ合衆国の旗D.ゴーリー
日本の旗 洲鎌夏子
アメリカ合衆国の旗 -
シェルコムせんだい 宮城県仙台市 [6][7]
6月24日 4-5 日本の旗泉礼花
アメリカ合衆国の旗D.オトゥール
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 D.スポールディングJ.タケダ
シェルコムせんだい 宮城県仙台市
6月25日 5-3 日本の旗中野花菜
アメリカ合衆国の旗A.カルダ
日本の旗 山本優
アメリカ合衆国の旗 V.アリオトA.アギュラー
横浜スタジアム 神奈川県横浜市
2018 6月20日 4-0 日本の旗上野由岐子
アメリカ合衆国の旗J.ムーア
日本の旗 山本優
アメリカ合衆国の旗 -
東京ドーム 東京都 [8][9]
6月21日 6-3 日本の旗藤田倭
アメリカ合衆国の旗D.ゴーリー
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 C.ガノM.メルカード
シェルコムせんだい 宮城県仙台市
6月23日 2-0 日本の旗藤田倭
アメリカ合衆国の旗C.フーバー
日本の旗 山田恵里
アメリカ合衆国の旗 -
福島県営あづま球場 福島県福島市
2019 6月22日 6-4 日本の旗勝股美咲
アメリカ合衆国の旗A.カルダ
日本の旗 山本優森さやか
アメリカ合衆国の旗 D.スポールディング
シェルコムせんだい 宮城県仙台市 [10][11]
6月23日 2-7 日本の旗濱村ゆかり
アメリカ合衆国の旗C.オスターマン
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
シェルコムせんだい 宮城県仙台市
6月25日 1-0
(延長8回)
日本の旗藤田倭
アメリカ合衆国の旗C.オスターマン
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
東京ドーム 東京都
2020 新型コロナウイルス感染拡大により開催中止
2021
2022 8月6日 2-1 日本の旗後藤希友
アメリカ合衆国の旗M.ファライモ
日本の旗 原田のどか
アメリカ合衆国の旗 -
福島県営あづま球場 福島県福島市 [12][13]
8月7日 2-3 日本の旗勝股美咲
アメリカ合衆国の旗M.ファライモ
日本の旗 坂本結愛
アメリカ合衆国の旗 B.クリングラー
福島県営あづま球場 福島県福島市
8月8日 1-0 日本の旗後藤希友
アメリカ合衆国の旗M.ファライモ
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
横浜スタジアム 神奈川県横浜市
2023 8月4日 11-12
(延長8回)
日本の旗三輪さくら
アメリカ合衆国の旗N.キャナディー
日本の旗 塚本蛍藤田倭
アメリカ合衆国の旗 M.グラント②、J.カーニーV.ケイグル
絆スタジアム 山口県岩国市 [14][15]
8月6日 6-1 日本の旗後藤希友
アメリカ合衆国の旗A.ヴァウター
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
福島県営あづま球場 福島県福島市
8月7日 1-0 日本の旗後藤希友
アメリカ合衆国の旗V.ケイグル
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
横浜スタジアム 神奈川県横浜市
2024 7月4日 1-0 日本の旗後藤希友
アメリカ合衆国の旗K.マックスウェル
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 -
バンテリンドーム ナゴヤ 愛知県名古屋市 [16][17]
7月6日 9-5 日本の旗勝股美咲
アメリカ合衆国の旗L.キルフォイル
日本の旗 -
アメリカ合衆国の旗 S.ウォーレス
富士山スタジアム 静岡県富士宮市
7月8日 8-1
(6回コールド)
日本の旗三輪さくら
アメリカ合衆国の旗N.キャナディー
日本の旗 下山絵理
アメリカ合衆国の旗 S.ウォーレス
横浜スタジアム 神奈川県横浜市

日米インターナショナルマッチ

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日米対抗ソフトボールに類似の大会として、2005年に「日米インターナショナルマッチ in 仙台」(毎日新聞社後援)が開催された実績がある。

2005年のジャパンカップ(7月29日-31日、神奈川県横浜市)の開催後、日本代表アメリカ代表の2チームは場所を宮城県仙台市に移して、8月3日・4日の2日間にわたりシェルコムせんだいにて3連戦を実施した。結果はアメリカ代表の2勝1敗であった[18]

脚注

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注釈

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  1. ^ 一方のチームが2戦先勝した場合も第3戦は実施される。
  2. ^ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で実際に開催されたのは2021年。

出典

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  1. ^ 「日米対抗ソフトボール2016(仮称)」開催決定!!”. 日本ソフトボール協会 (2016年2月26日). 2024年7月14日閲覧。
  2. ^ 日米対抗ソフトボール2017 日本ソフトボール協会
  3. ^ 野球・ソフトボールが東京2020オリンピックの追加種目に決定”. SAMURAI JAPAN (2016年8月4日). 2024年7月14日閲覧。
  4. ^ 日米対抗ソフトボール2016 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  5. ^ 日米対抗ソフトボール2016 試合結果 日本ソフトボール協会
  6. ^ 日米対抗ソフトボール2017 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  7. ^ 日米対抗ソフトボール2017 試合結果 日本ソフトボール協会
  8. ^ 日米対抗ソフトボール2018 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  9. ^ 日米対抗ソフトボール2018 試合結果 日本ソフトボール協会
  10. ^ 日米対抗ソフトボール2019 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  11. ^ 日米対抗ソフトボール2019 試合結果 日本ソフトボール協会
  12. ^ 日米対抗ソフトボール2022 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  13. ^ 日米対抗ソフトボール2022 試合結果 日本ソフトボール協会
  14. ^ 日米対抗ソフトボール2023 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  15. ^ 日米対抗ソフトボール2023 試合結果 日本ソフトボール協会
  16. ^ 日米対抗ソフトボール2024 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
  17. ^ 日米対抗ソフトボール2024 試合結果 日本ソフトボール協会
  18. ^ 2005 日米インターナショナルマッチin仙台 leadoffman.info

関連項目

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外部リンク

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