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太刀洗駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太刀洗駅
駅入口(2018年4月)
たちあらい
TACHIARAI
山隈 (0.8 km)
(1.4 km) 高田
地図
所在地 福岡県朝倉郡筑前町大字高田
北緯33度24分49.51秒 東経130度37分8.02秒 / 北緯33.4137528度 東経130.6188944度 / 33.4137528; 130.6188944座標: 北緯33度24分49.51秒 東経130度37分8.02秒 / 北緯33.4137528度 東経130.6188944度 / 33.4137528; 130.6188944
所属事業者 甘木鉄道
所属路線 甘木線
キロ程 10.4 km(基山起点)
電報略号 タチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
260人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1939年昭和14年)4月28日[1]
備考 無人駅
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太刀洗駅(たちあらいえき)は、福岡県朝倉郡筑前町高田にある甘木鉄道甘木線

当駅は三井郡大刀洗町ではなく、朝倉郡筑前町に位置する。また、近接の町名は「」刀洗町であり、駅名の「」刀洗と表記が異なる。太刀洗の所以は、1359年に起こった懐良親王菊池武光少弐頼尚との筑後大保原での決戦(筑後川の戦い)で、傷ついた菊池武光が刀についた血糊を川で洗ったことから、この名がついたといわれる。

歴史

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1966年昭和41年)、太刀洗飛行場跡にキリンビール福岡工場が開設され、同時に工場への原料搬入および工場からの製品出荷のため当駅と工場を結ぶ専用線が敷設された。この貨物輸送のため当駅では1984年(昭和59年)2月1日ダイヤ改正以降もしばらく貨物扱いを継続していたが、同年9月19日に貨物扱い、専用線とも廃止となった。

年表

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旧駅舎(現在の太刀洗レトロステーション、2018年4月)

駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅無人駅であり、ホームへは構内踏切を介して出入りする。戦前には旧日本陸軍の太刀洗飛行場があり、多くの側線や地下通路が駅構内に存在した。出入口にスロープはないため車椅子で利用する場合は介助が必要である。

なお、第三セクター化された際は、交換設備はなかったが、2003年(平成15年)に復活した。

のりば

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ホーム 路線 方向 行先 備考
駅舎側 甘木線 上り 小郡基山方面  
反対側 下り 甘木方面  

※案内上ののりば番号は設定されていない。

利用状況

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乗車人員推移
年度 1日平均人数
2011年 208
2012年 210
2013年 199
2014年 225
2015年 243
2016年 216
2017年 221
2018年 234
2019年 260

駅周辺

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筑前町の南端部に位置する。駅のすぐ南側を国道500号が通る。駅北側を大刀洗川が流れ、その北東には新興住宅地がある。

バス路線

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駅前ロータリーに甘木観光バスが乗り入れる。

  • 甘木観光バス - 三輪小学校前・めくばーる・三輪それり・甘鉄甘木駅方面
  • 臨時バス キリンビール福岡工場が、春はポピーのシーズン、秋はコスモスのシーズンに合わせて、太刀洗駅からキリンビール福岡工場間の臨時バスを運行している。

隣の駅

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甘木鉄道
甘木線
山隈駅 - 太刀洗駅 - 高田駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 当初、3月15日付けで業務委託する契約となっていたが、国労がこれに反対してピケを張って阻止し、その後国労と妥結するまでの間は国鉄が鉄道弘済会の業務を代行する形となった[3]

出典

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  1. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、699頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 大刀洗飛行場と人々の生活”. 筑前町立大刀洗平和記念館. 2018年4月24日閲覧。
  3. ^ a b 「八駅の業務委託問題が解決 門鉄」『交通新聞』交通協力会、1960年4月28日、1面。
  4. ^ 「日本国有鉄道公示第573号」『官報』1972年2月9日。
  5. ^ 「通報 ●加布里駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月9日、4面。
  6. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、98-101頁。 

関連項目

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