大辻理紀

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大辻 理紀
基礎情報
四股名 大辻 理紀
本名 大辻 理紀
愛称 リッキー
生年月日 (2003-10-06) 2003年10月6日(20歳)
出身 日本の旗 日本兵庫県加古川市
身長 180.0cm
体重 136.6kg
BMI 42.2
所属部屋 高田川部屋
成績
現在の番付 東幕下7枚目
最高位 西幕下5枚目
生涯戦歴 111勝77敗15休(30場所)
データ
初土俵 2019年3月場所
備考
2024年4月30日現在

大辻 理紀(おおつじ りき、2003年10月6日 - )は、兵庫県加古川市出身で、高田川部屋所属の現役大相撲力士。本名同じ。身長180.0cm、体重136.6kg、血液型はO型[1]。最高位は西幕下5枚目(2023年11月場所)。

来歴[編集]

幼少期から柔道、体操と経験した後に、小学校3年から高砂相撲教室で相撲を始めた[1]わんぱく相撲全国大会には小学校4年から3年連続で出場し、5年次には8強入りした[1]報徳学園中学校では、3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会で団体3位、全国中学校相撲選手権大会で個人2位、白鵬杯で個人3位に入賞した[1]。相撲の他には母親の影響でアームレスリングもやっており、中学校3年次に県大会に出場している[1]

中学校卒業後は、「相撲をやるならプロで」と考えて大相撲入りを決断し[2]、母親と9代高田川(元関脇・安芸乃島)の娘が知り合いという縁で勧誘を受けたため[1]高田川部屋に入門した。初土俵は2019年3月場所で、初土俵同期生には2018年度の全中決勝を戦った相手の吉井らがいる[3]。初めて番付に名前の載った同年5月場所は4勝3敗と勝ち越したが、場所後に入門前から脱臼癖のある左肩を手術したため[4]、翌7月場所は全休、続く9月場所も6番目まで休場した。本格的な復帰場所となった同年11月場所は、6勝1敗で優勝決定巴戦に進むが[5]土佐緑に敗れて序ノ口優勝を逃した[6]。翌場所以降も勝ち越しを続けて、2020年11月場所で17歳で新幕下に昇進。西幕下48枚目の地位で、休場した場所を除くと初めての負け越しとなった。しかし、負け越したことへの悔しさをばねに、翌2021年1月場所は5勝2敗と幕下の地位で初めて勝ち越した[7]。続く3月場所は、3連敗スタートから4連勝で勝ち越した。

主な成績[編集]

2024年3月場所終了現在

通算成績[編集]

  • 通算成績:111勝77敗15休(30場所)

場所別成績[編集]

大辻 理紀
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2019年
(平成31年
/令和元年)
x (前相撲) 東序ノ口17枚目
4–3 
東序二段83枚目
休場
0–0–7
東序ノ口28枚目
1–0–6 
東序ノ口25枚目
6–1[8] 
2020年
(令和2年)
東序二段49枚目
6–1 
東三段目83枚目
5–2 
感染症拡大
により中止
西三段目50枚目
4–3 
西三段目30枚目
6–1 
西幕下48枚目
3–4 
2021年
(令和3年)
東幕下59枚目
5–2 
西幕下35枚目
4–3 
東幕下25枚目
4–3 
東幕下18枚目
4–3 
東幕下14枚目
4–3 
西幕下8枚目
1–6 
2022年
(令和4年)
東幕下26枚目
4–3 
西幕下18枚目
3–2–2 
東幕下23枚目
4–3 
東幕下18枚目
3–4 
西幕下28枚目
4–3 
東幕下24枚目
6–1 
2023年
(令和5年)
東幕下10枚目
2–5 
西幕下21枚目
4–3 
東幕下18枚目
5–2 
東幕下9枚目
3–4 
東幕下17枚目
5–2 
西幕下5枚目
3–4 
2024年
(令和6年)
東幕下9枚目
3–4 
西幕下15枚目
5–2 
東幕下7枚目
 
x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴[編集]

  • 大辻 理紀 (おおつじ りき)2019年3月場所 -

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 「春場所全新弟子名鑑」『相撲』2019年4月号、ベースボール・マガジン社、105頁。 
  2. ^ 中学準V大辻理紀「やるならプロで」体格基準クリア」『日刊スポーツ』、2019年3月2日。2021年5月5日閲覧。
  3. ^ 吉井と大辻、目標は横綱「中卒で入ってもなれないことはない」」『SANSPO.COM』、2019年3月2日。2021年5月5日閲覧。
  4. ^ 「幕下以下各段報告」『相撲』2020年1月号、ベースボール・マガジン社、65頁。 
  5. ^ 土佐緑、豊浪、大辻 序ノ口は3人で優勝決定戦に」『日刊スポーツ』、2019年11月22日。2021年5月5日閲覧。
  6. ^ 東龍十両V、4人決定戦 序二段は北天海が制覇」『SANSPO.COM』、2019年11月24日。2021年5月5日閲覧。
  7. ^ 17歳大辻「今年中に十両へ」 幕下で初の勝ち越し 大相撲初場所」『神戸新聞NEXT』、2021年1月28日。2021年5月5日閲覧。
  8. ^ 序ノ口優勝決定戦進出

関連項目[編集]

外部リンク[編集]