国原吉之助
| 人物情報 | |
|---|---|
| 生誕 |
1926年2月27日 日本広島県 |
| 死没 | 2017年4月25日（89歳没） |
| 出身校 | 京都大学 |
| 学問 | |
| 研究分野 | 言語学・西洋古典学 |
| 研究機関 | 名古屋大学 |
国原 吉之助（國原 吉之助、くにはら きちのすけ、1926年2月27日[1] - 2017年4月25日[2]）は、日本の言語学者・西洋古典学者。名古屋大学名誉教授。広島県生まれ。
人物
[編集]専門はラテン語とラテン文学で、多数の原典史書を訳し専門辞書の編纂を行った。
1953年京都大学文学部卒業。京都学芸大学（現：京都教育大学）助教授を経て、名古屋大学文学部教授、1988年に定年退官し名誉教授、その後は椙山女学園大学教授も務めた。
著作一覧
[編集]- 『中世ラテン語入門』（編著）南江堂 1975年、改訂版1986年 / 新版 大学書林 2007年
- 『古典ラテン語辞典』大学書林 2005年、増訂版2016年
- 『ラテン詩への誘い』（編著）大学書林 2009年
- 共編著
翻訳
[編集]- アプレイウス『黄金のろば』呉茂一共訳、岩波文庫（上下）1956 - 1957年、復刊1989年、1997年ほか
- アープレーイユス『黄金の驢馬』岩波文庫、2013年 - 改訳版
- 『世界古典文学全集22 タキトゥス』筑摩書房 1965年、復刊1982年、2005年ほか
- 「年代記」、「ゲルマニア」、「アグリコラ」
- ジョゼフ・ヘルマン『俗ラテン語』新村猛共訳、白水社〈文庫クセジュ〉1971年、再版1985年
- アラン・ミシェル『ローマの政治思想』高田邦彦共訳、白水社〈文庫クセジュ〉1974年
- 『カエサル文集』筑摩書房 1981年
- スエトニウス『ローマ皇帝伝』岩波文庫（上下）1986年
- エインハルドゥス / ノトケルス『カロルス大帝伝』筑摩書房 1988年 / ちくま学芸文庫 2024年12月
- ペトロニウス『サテュリコン－古代ローマの諷刺小説』岩波文庫 1991年
- タキトゥス『ゲルマニア・アグリコラ』ちくま学芸文庫 1996年 - 改訳版
- タキトゥス『同時代史』筑摩書房 1996年 / ちくま学芸文庫 2012年
- 『プリニウス書簡集 ローマ帝国一貴紳の生活と信条』講談社学術文庫 1999年
- ペルシウス / ユウェナーリス『ローマ諷刺詩集』岩波文庫 2012年
参考
[編集]- 國原吉之助教授 略歴業績目録「名古屋大学文学部研究論集」1988年
