マイケル・アリアス
マイケル・アリアス Michael Arias | |||||||||
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生年月日 | 1968年2月2日(56歳) | ||||||||
出生地 | アメリカ合衆国,カリフォルニア | ||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||
公式サイト | filmmaker Michael Arias | ||||||||
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マイケル・アリアス(Michael Arias)は、アメリカ合衆国のCGクリエイター、映画監督。
略歴
[編集]19歳の時に、ジェームズ・キャメロンの『アビス』でカメラアシスタントとして参加。以後、コーエン兄弟や、ポール・バーホーベン、スパイク・リー、デヴィッド・クローネンバーグなど名立たる映画監督の下でスペシャルエフェクトやコンピュータグラフィックス制作に携わった。2002年にはアニメ『アニマトリックス』の製作を担当、2006年には日本のアニメ映画『鉄コン筋クリート』で初監督を務めた。2009年には、日本の実写映画『ヘブンズ・ドア』の監督を務める。
来歴
[編集]カリフォルニア生まれ。1980年代後半より、コンピュータグラフィックスを使った製作スタッフとして活躍、ロサンジェルスにあるドリーム・クエスト・イメージ社在籍時に、ジェームズ・キャメロンの『アビス』(1989年)やポール・バーホーベンの『トータル・リコール』(1990年)にカメラアシスタントとして参加する。
その後、1991年に日本に渡り、一時IMAGICAの特撮映像部で従事した後、翌年にゲームクリエイターの水口哲也の誘いを受け、日本の大手ゲーム会社セガに移籍[1]、同社で1993年のSIGGRAPH エレクトロニック・シアターに出展された『メガロポリス・トーキョー・シティー・バトル』の共同監督を務める[2]。
その後、ニューヨークへ移り、シジジー・デジタル・シネマを設立、『エム・バタフライ』(1993年、監督:デヴィッド・クローネンバーグ)、『クルックリン』(1993年、監督:スパイク・リー)、『未来は今』(1994年、監督:コーエン兄弟)、『プレタ・ポルテ』(1994年、監督:ロバート・アルトマン)などのコンピュータグラフィックスを担当し、数々の賞を獲得する。
製作の現場を離れた後は、ソフトウェア会社のソフトイマージ(Softimage)に入社し、レンダリング及びアニメーション・ソフトウェアの開発を担当した。彼が開発し特許を取得したソフトウェア「トゥーンレンダリング」は、手書きアニメーションをコンピュータグラフィックスと融合させる事に特化しており、宮崎駿監督の『もののけ姫』で初めて使用された。
1998年には、アニメーションプロデューサーの竹内宏彰の誘いを受け、㈱SEGAと㈱シンクが共同で設立したCGアニメーションスタジオの㈱トリロジーにCG監督として参加する。2002年にはウォシャウスキー兄弟から指名を受け、映画『マトリックス』のアニメ版『アニマトリックス』の製作を務めた。
2006年には、松本大洋原作の日本のアニメ映画『鉄コン筋クリート』で初監督を務めた。原作について本人は、1995年頃再来日した際に、日本人の友人に紹介されて読んでおり、感涙する程のショックを受けたと述べている。
2011年10月27日、「VFX-JAPANキックオフミーティング」ではパネルディスカッションに登壇した[3][4]。
日本との関係
[編集]大学時代の4年間で日本語を学び、基礎的な日本語の読み書きを習得する。初来日は1991年。現在は、日本人女性と結婚しており、日本での永住権を取得している。
作品リスト
[編集]- 2002年 『アニマトリックス』 The Animatrix (製作)
- 2006年 『鉄コン筋クリート』 Black & White (監督)
- 2007年『おいかけっこ』(原作・監督・絵コンテ)
- 2009年 『ヘブンズ・ドア』(監督)
- 2009年 『上野樹里と5つの鞄』 (監督) ※オムニバス作品。第二話「HOPE」を担当
- 2011年 『アンフェア the answer』(資料協力)
- 2013年 『永遠の0』(米軍パート監督捕)
- 2013年 『サカサマのパテマ』(日記英訳・筆記)
- 2015年 『ハーモニー』(監督[5]) ※なかむらたかしと共同
- 2018年 『トーキョーエイリアンブラザーズ』 ※菅原伸太郎と共同
- 2023年 『ゴジラ-1.0』(モンタージュ監修)
PV
[編集]- 2010年 チームドラゴン from AKB48 「心の羽根」(監督)
- 2012年 joy 「アイオライト」(監督)
- 2017年 EGOIST「リローデッド スペシャルムービー」(監督)
- 2019年 スタージル・シンプソン「Make Art Not Friends」(監督・プロデューサー・プロダクションデザイナー)
出演
[編集]- 2010年 『ピープルVSジョージ・ルーカス』
- 2023年 『ゴジラ-1.0』
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “映像クリエイターに聞く〜「面白さは骨(コツ)が大事」ゲームクリエイター水口哲也”. white-screen (2007年10月9日). 2008年8月22日閲覧。
- ^ “マイケルアリアスに聞く!「鉄コン筋クリート」制作秘話!”. CROSSING (2006年12月4日). 2008年8月22日閲覧。
- ^ VFX-JAPANの設立目指す キックオフミーティング
- ^ 「VFX-JAPAN」キックオフミーティングをふりかえる | FEATURE | CGWORLD.jp
- ^ “『ハーモニー』沢城みゆきさんらメインキャスト情報が解禁”. アニメイトTV. (2015年7月30日) 2015年7月31日閲覧。