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フォー・ホワット・イッツ・ワース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「フォー・ホワット・イッツ・ワース For What It's Worth (Stop, Hey What's That Sound)」
バッファロー・スプリングフィールドシングル
初出アルバム『バッファロー・スプリングフィールド
B面 いい娘になって Do I Have to Come Right Out and Say It
リリース
規格 7"シングルレコード
録音
ジャンル ロック
時間
レーベル
作詞・作曲 スティーヴン・スティルス
プロデュース
  • チャールズ・グリーン
  • ブライアン・ストーン
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
バッファロー・スプリングフィールド シングル 年表
  • バーンド / みんな悪いのさ
  • (1966年 (1966)
  • フォー・ホワット / いい娘になって
  • (1966年 (1966)
バッファロー・スプリングフィールド(セカンド・プレス) 収録曲
Side 1
  1. フォー・ホワット  – FOR WHAT IT'S WORTH
  2. ゴー・アンド・セイ・グッバイ  – GO AND SAY GOODBYE
  3. 君を愛していると思う  – SIT DOWN I THINK I LOVE YOU
  4. クランシーは歌わない  – NOWADAYS CLANCY CAN'T EVEN SING
  5. ホット・ダスティ・ローズ  – HOT DUSTY ROADS
  6. みんな悪いのさ  – EVERYBODY'S WRONG
Side 2
  1. 僕のそばに居ておくれ  – FLYING ON THE GROUND IS WRONG
  2. バーンド  – BURNED
  3. いい娘になって  – DO I HAVE TO COME RIGHT OUT AND SAY IT
  4. リーヴ  – LEAVE
  5. アウト・オブ・マイ・マインド  – OUT OF MY MIND
  6. ペイ・ザ・プライス  – PAY THE PRICE
ミュージックビデオ
「For What It's Worth」 - YouTube
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フォー・ホワット・イッツ・ワース」(原題: For What It's Worth (Stop, Hey What's That Sound))は、スティーヴン・スティルスが作詞作曲し、バッファロー・スプリングフィールドが1966年に発表した楽曲。アルバムバッファロー・スプリングフィールド』のセカンド・プレスをはじめとするその他の編集盤での邦題は「フォー・ホワット」とされている。

概要

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60年代のカウンターカルチャーの高まりの中で発表され、反戦歌として多くの人々に広まった本作品であるが、実際はウェスト・ハリウッド、サンセット大通りのサンセット・ストリップの区域で起こった暴動(Sunset Strip curfew riots)に触発されてスティーヴン・スティルスが書いたものである。バッファロー・スプリングフィールドはレコード・デビュー前の1966年5月 (1966-05)から6月にかけて、サンセット・ストリップにあるナイトクラブウィスキー・ア・ゴーゴー」のハウス・バンドであった。

当時サンセット・ストリップにはロック・ミュージックを中心とするクラブがいくつもあった。若者たちが夜遅くまでひしめき合っていたことから、これを快く思わない地元の住民と企業が市当局に働きかけ、当局は夜10時を門限とする夜間外出禁止の措置をとった。1966年11月12日の夜、クラブのひとつ「パンドラズ・ボックス」の周辺で1000人規模のデモ集会が開かれ、警官隊と衝突。デモに参加した若者の中にはジャック・ニコルソンピーター・フォンダも含まれており、彼らもこのとき警官に捕縛された。結果、「パンドラズ・ボックス」は閉鎖に追い込まれた[3]

スティルスは抗議の意味を込めて本作品を書き、同年12月5日にロサンゼルスのコロムビア・スタジオでレコーディングを行った。12月23日、シングルA面として発表[注釈 1]。B面はニール・ヤングが作詞作曲しリッチー・フューレイがリード・ボーカルをとった「Do I Have to Come Right Out and Say It」[1]

1967年3月25日 (1967-03-25)から4月1日にかけてビルボード・Hot 100で2週連続7位を記録し[4][5]ゴールドディスクに輝いた[6]。それを受けて、1966年12月 (1966-12)にリリースされたファースト・アルバム『バッファロー・スプリングフィールド』の初回プレスの後、「ベイビー・ドント・スコールド・ミー」を「フォー・ホワット・イッツ・ワース」に差し替え、曲順をマイナー・チェンジしたセカンド・プレスが1967年4月 (1967-04)にリリースされた。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」の2004年版、2010年版で、ともに63位にランクされている[7][8]

カバー・バージョン

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1967年1月 (1967-01)発表とする説もあり。

出典

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  1. ^ a b 45cat - The Buffalo Springfield - For What It's Worth (Stop, Hey What's That Sound) / Do I Have To Come Right Out And Say It - Atco - USA - 45-6459
  2. ^ Cover versions of For What It's Worth (Stop, Hey What's That Sound) by The Buffalo Springfield | SecondHandSongs
  3. ^ Sunset Strip Riots | Closing of club ignited the 'Sunset Strip riots'”. Los Angeles Times (2007年8月5日). 2018年3月15日閲覧。
  4. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF MARCH 25, 1967
  5. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF APRIL 1, 1967
  6. ^ Murrells, Joseph (1978). The Book of Golden Discs (2nd ed.). London: Barrie and Jenkins Ltd. p. 217. ISBN 0-214-20512-6 
  7. ^ Rolling Stone Magazine's Top 500 Song (2004)
  8. ^ Buffalo Springfield, 'For What It's Worth'”. Rolling Stone. The 500 Greatest Songs of All Time (2010). 2021年9月20日閲覧。
  9. ^ Various - Punk Gate - The Great Rock 'N' Roll Cover Up (CD) at Discogs