スラマニ
スラマニ | ||||||||||||||||||||||||
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欧字表記 | Sulamani | |||||||||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||||||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||||||||||||||
生誕 | 1999年4月9日 | |||||||||||||||||||||||
死没 | 2017年2月18日(18歳没) | |||||||||||||||||||||||
父 | Hernando | |||||||||||||||||||||||
母 | Soul Dream | |||||||||||||||||||||||
生国 | アイルランド | |||||||||||||||||||||||
生産者 | The Niarchos Family | |||||||||||||||||||||||
馬主 |
The Niarchos Family →Godolphin Racing Inc | |||||||||||||||||||||||
調教師 |
Pascal F.Bary(フランス) →Saeed bin Suroor (UAE) | |||||||||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||||||||
生涯成績 | 17戦9勝 | |||||||||||||||||||||||
獲得賞金 | 307万2326ユーロ | |||||||||||||||||||||||
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スラマニ(Sulamani)は、アイルランド生産の競走馬、種牡馬。5か国で6つのG1競走に勝利した。2004年のワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ総合優勝馬。半兄にドリームウェルがいる。
戦績
[編集]3歳時代
[編集]デビュー戦はやや遅く、2002年4月7日にロンシャン競馬場で行われたシャンペレ賞となった。結果は13頭立ての7着という結果だったが、次走4月30日にメゾンラフィット競馬場で行われたサンクタス賞を3/4馬身差で勝って初勝利を挙げる。続く5月15日にシャンティイ競馬場で行われたラーヴル賞を1馬身半差で勝利を収め、ジョッケクルブ賞に駒を進めた。
6月2日に行われたジョッケクルブ賞では、重賞実績も全く無かったことから7番人気という低評価だった。同レースの圧倒的1番人気は5戦5勝で前走のリュパン賞を快勝したアクトワン (Act One) 。ラムタラ (Lammtarra) 産駒で5連勝中のシメオン (Simeon) が離れた2番人気だった。しかしレースはスラマニがアクトワンを1馬身半抑えて優勝、離れた3着にはシメオンが入った。レース後休養に入ったスラマニは、秋の最大目標を凱旋門賞に定めた。
3歳秋の始動は凱旋門賞と同じ舞台で行われる3歳限定のG2競走ニエル賞となった。3頭立てで行われたこのレースはスタート直後から超スローペース、最後の直線ではスラマニが鋭い末脚を見せ1着となったが、2400mの勝ちタイムは3分12秒8という常識外れに遅い時計[1]だった。
続く次走はロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に出走した。1番人気は同年の英・愛ダービー優勝馬のハイシャパラル (High Chaparral) 、スラマニは2番人気だった。日本からはマンハッタンカフェも参戦していた。結果はドイツのG1競走を2連勝してここへ臨んだ伏兵マリエンバード (Marienbard) の2着に敗れた。ハイシャパラルは3着。この直後スラマニはゴドルフィンにトレードされることになり、3歳シーズンを終える。
古馬時代
[編集]年が明けて2003年は、初戦にドバイシーマクラシックに出走しレコードタイムで優勝。しかし続くサンクルー大賞では前走で下したアンジュガブリエルの4着と敗退。さらにキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスでは勝馬のアラムシャーに3馬身以上離された2着と敗退。陣営はここで、芝路線の層の薄いアメリカ遠征を決行する。
アメリカ初戦のアーリントンミリオンでは、チャンピオンステークスの優勝馬ストーミングホーム (Storming Home) に続く2位入線となったが、そのストーミングホームが進路妨害により降着となったため、繰り上がり優勝となった。次走のターフクラシック招待では快勝。そしてアメリカ最大の芝レース、ブリーダーズカップ・ターフへと駒を進めるが、ハイシャパラルとジョハーの同着優勝を尻目に5着と大敗した。
2004年も現役続行を続行し再びヨーロッパへ戻る。初戦はプリンスオブウェールズステークスへ出走するが4着に敗れ、さらにG2のプリンセスオブウェールズステークスでも2着と惜敗。さらにキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスではドワイエンの3着と勝ちきれないレースが続く。しかしインターナショナルステークスでは勝利を収めると、カナダへと遠征してカナディアンインターナショナルステークスに出走、勝利を収め、これを最後に競走馬を引退。種牡馬となった。
種牡馬時代
[編集]2005年よりダルハムホールスタッドで繋養されている。初年度産駒からG1勝ち馬を出した。2017年2月、病気のため死亡[2]。
主な産駒
[編集]- Mastery(セントレジャーステークス、香港ヴァーズ、デルビーイタリアーノ)
- Honeysuckle(ハットンズグレイスハードル、チャンピオンハードル、アイリッシュチャンピオンハードル、パンチェスタウンチャンピオンハードル)
血統表
[編集]スラマニの血統ニジンスキー系 / Northern Dancer 4・5×4=15.63%、Tom Rolfe 4×4=12.5%、Backpasser 5×5=6.25% | (血統表の出典) | |||
父 Hernando 1990 鹿毛 |
父の父 Niniski1976 鹿毛 |
Nijinsky | Northern Dancer | |
Flaming Page | ||||
Virginia Hills | Tom Rolfe | |||
Ridin' Easy | ||||
父の母 Whakilyric1964 鹿毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
*リリスム Lyrism |
Lyphard | |||
Pass a Glance | ||||
母 Soul Dream 1990 鹿毛 |
Alleged 1974 鹿毛 |
Hoist the Flag | Tom Rolfe | |
Wavy Navy | ||||
Princess Pout | Prince John | |||
Determined Lady | ||||
母の母 Normia1981 芦毛 |
Northfields | Northern Dancer | ||
Little Hut | ||||
Mia Pola | Relko | |||
Polamia F-No.16-c |
半兄に1998年のジョッケクルブ賞(フランスダービー)とアイリッシュダービーの優勝馬で、同年のカルティエ賞年度代表馬に選ばれたドリームウェル(父サドラーズウェルズ)がいる。
脚注
[編集]- ^ 前年の優勝タイムは2分27秒0であった。
- ^ “Versatile sire Sulamani dies after short illness”. Racing Post (2017年2月18日). 2017年11月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post