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ジョンヨン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョンヨン
(2022年3月)
基本情報
出生名 ユ・ギョンワン(유경완)
生誕 (1996-11-01) 1996年11月1日(28歳)
出身地 大韓民国の旗 韓国 京畿道水原市
ジャンル
職業
活動期間 2015年 -
著名な家族 コン・スンヨン(姉)
事務所 JYPエンターテインメント
共同作業者 TWICE
公式サイト
ジョンヨン
各種表記
ハングル 정연
漢字 定延
発音: ジョンヨン
日本語読み: ジョンヨン
英語表記: JEONGYEON
各種表記(本名)
ハングル 유정연
漢字 兪定延
発音: ユ・ジョンヨン
日本語読み: ユ・ジョンヨン
ローマ字 Yoo Jeong-Yeon
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ジョンヨン: JEONGYEON: 정연: 定延1996年11月1日 - )は、韓国出身のアイドル。ガールズグループTWICEのメンバー。JYPエンターテインメント所属。京畿道水原市出身。本名はユ・ジョンヨン: 유정연: 兪定延: Yoo Jeong-Yeon)。

幼年期

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1996年11月1日に韓国京畿道水原市に生まれる[1][2]

出生名はユ・ギョンワン(유경완)。「ギョンワン」は男性にも使われる中性的な名前であり[3]、男児の出産を望んでいた両親によって性別判明を待たずに名付けられた[4]。この中性的な名前が原因でいじめに遭ってしまったため[3][4]、小学3年生の時に現在のユ・ジョンヨン(유정연)に改名している[3][4]

2人の姉がおり、1人は女優のコン・スンヨンである[1][3][4][5][6]。父は韓国の15代目大統領の金大中の元で働いていた料理人[1][4][5]。母は日本食レストランを経営している[4]

幼いころからエアロビクスを習い、ダンスに興味を持つようになった[1]

人物

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身長は168cm、血液型はO型MBTIはISFJ。家族構成は姉が二人いる。

TWICEでリードボーカルを担当。メンバーカラーはライトグリーン

練習生時代にパン屋でアルバイトをしていた。アルバイトを始めてみると、思ったより自分に合っていたため歌手デビューを諦めて、ベーカリーショップに就職しようと考えたことがある[7]

おちゃらけていることが多いが、心優しくかなり面倒見がよく、メンバーの支柱的存在。ダヒョンがステージ本番直前に具合を悪くした際真っ先にジョンヨンのところに行くなど、いざという時にメンバーがジョンヨンに頼ることが多い。また、YES or YESの活動期にジョンヨンがファンのためにダンス動画を撮ろうと提案したが、その時期はメンバーが過労のあまり心身ともに疲弊していた時期でもあり、メンバーのことを考えきれていなかったと後悔し悩んだこともある。

2020年に頚椎椎間板ヘルニアを発症、同時期にパニック障害をはじめとする、心の健康上の問題に苛まれ、以降4回活動を中断している。

2024年現在もヘルニアの治療中に用いたステロイドの副作用で急激に太っては痩せるを繰り返している[8]

経歴

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デビュー前

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幼少期にJYPエンターテインメントのオーディションに落ちたが、2010年3月の公開オーディションに合格して最終的に事務所入りした[1][5]TWICEとしてデビューするまでの5年間トレーニングを積んだ[9]。2013年から2015年の始めまで、ナヨンジヒョとともにJYPの新たなガールズグループのメンバーになると期待されていた[1][10]。しかし、このプロジェクトは中止され、彼女らはデビューしなかった[1][10][11][12]

2015年に、TWICEの最初のメンバーを選ぶためのテレビ番組SIXTEENに参加した[9][13]。最終回でTWICEを構成することになる9人のうちの1人に選ばれた[9][14]

TWICE

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2015年10月、TWICEはミニ・アルバム『THE STORY BEGINS』をリリースし、メンバーとして正式にデビューした[15]。そのリードシングル「Like OOH-AHH」はK-POPのデビュー曲として初めてYouTubeで1億回の再生回数を記録した[16]。姉とともに2016年7月から2017年1月まで韓国の音楽番組SBS人気歌謡で共同司会を務め[6][17]、2人で2016年のSBS Entertainment Awardsの新人賞を受賞した[1][18]。デビュー以来、TWICEのいくつかの曲の作成も行っている[1]Gallup Koreaが毎年行ってる音楽世論調査で同じメンバーのナヨンとともに2016年から2019年まで4年連続で韓国で最も人気のあるアイドルのトップ20に選ばれた[19][20][21][22][23][24]

活動休止

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2020年10月17日、JYPエンターテインメントはジョンヨンが健康上の問題で活動を休止することを発表した[25]。2021年1月31日、第30回ソウル歌謡大賞で復帰したが[26]、8月18日、パニックや心理的な不安障害の症状があるとして活動を中断することを発表[27]

2022年2月15日、4度目のワールドツアー「TWICE 4th WORLD TOUR III」のアメリカ公演初日のロサンゼルスに参加。全7公演のすべての日程に参加した。

テレビ番組など

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番組

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タイトル ネットワーク 役割 備考 Ref.
2015 SIXTEEN Mnet コンテスト参加者 [13]
2016 Muscle Queen Project KBS コンテスト参加者 [1]
Law of the Jungle SBS 彼女自身 [1]
2016–2017 SBS人気歌謡 司会 実姉コン・スンヨンとともに [1][6][17]

ディスコグラフィ

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作詞

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クレジット
アルバム 共同作業者 Ref.
2017 LOVE LINE twicetagram [1][28][29][30]
2018 SWEET TALKER What is Love? チェヨン [1][30][31]
LALALA YES or YES [1][30][32]
2019 21:29 Feel Special TWICE [28][30][33]
2020 SWEET SUMMER DAY MORE & MORE チェヨン [30][34][35]
2022 Celebrate Celebrate J.Y. Park "The Asiansoul"、TWICE、Co-sho

サウンドトラック

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タイトル アルバム
"Like a star (별처럼)" (コン・スンヨンとともに) 2018 My Dream Class OST

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カテゴリ 受賞理由 結果 Ref.
2016 新人賞(女性)コン・スンヨンとともに SBS人気歌謡 受賞 [1][18]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Twice members: Jeongyeon, the K-pop girl band's humble lead singer – her human touch always shines through and she puts family and bandmates first”. South China Morning Post (6 May 2020). 19 May 2020時点のオリジナルよりアーカイブ20 May 2020閲覧。
  2. ^ "벌써 몇 년 친구냐" 트와이스 지효, 정연 생일 축하[SNS★컷]” (朝鮮語). newsen.co.kr (1 November 2018). 24 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ20 January 2020閲覧。
  3. ^ a b c d The Sad Story Behind Why TWICE’s Jeongyeon Had To Change Her Legal Name” (英語). Koreaboo (2021年6月19日). 2021年1月31日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 「一度ハマったら抜け出せない」TWICEのジョンヨン #カリスマアイドル”. V LIVE (2019年11月27日). 2021年6月19日閲覧。
  5. ^ a b c Who Is TWICE's Jeongyeon? She's Got So Many Secret Talents”. Elite Daily (23 November 2019). 27 November 2019時点のオリジナルよりアーカイブ7 December 2019閲覧。
  6. ^ a b c 공승연 "동생 트와이스 정연과 '인기가요' MC…마음 단단히 먹어"” (朝鮮語). Nate (20 July 2016). 22 August 2019時点のオリジナルよりアーカイブ30 May 2019閲覧。
  7. ^ ジョンヨン(TWICE)が告白… 「練習生を辞めて、ベーカリーショップに就職を考えた」”. 2023年12月7日閲覧。
  8. ^ TWICEジョンヨン、ステロイドの副作用を完全に克服…すらりとした姿を公開”. 2024年7月15日閲覧。
  9. ^ a b c Everything to Know About K-Pop Group Twice”. Time (20 September 2019). 21 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ16 June 2020閲覧。
  10. ^ a b 9 things to know about TWICE's Jihyo”. SBS (1 February 2019). 21 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ7 December 2019閲覧。
  11. ^ [단독'선미 피처링' 리나, JYP新걸그룹 데뷔..미모·실력 겸비]” (朝鮮語). Naver. 1 April 2019時点のオリジナルよりアーカイブ30 May 2019閲覧。
  12. ^ [TWICE TV episode 1. All About 나연, 쯔위]” (朝鮮語). Naver TV. 30 May 2019時点のオリジナルよりアーカイブ30 May 2019閲覧。
  13. ^ a b 'Sixteen' compete for spot in JYP's next girl group”. The Korea Herald (29 April 2015). 1 May 2015時点のオリジナルよりアーカイブ29 November 2019閲覧。
  14. ^ '식스틴' 시청자 투표 마감, 쯔위 1위-나띠 12위..상위 7명은 누구?” (朝鮮語). Naver (7 July 2015). 16 June 2019時点のオリジナルよりアーカイブ30 May 2019閲覧。
  15. ^ TWICE unveils debut album 'The Story Begins'”. The Korea Herald (20 October 2015). 7 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ7 December 2019閲覧。
  16. ^ K-Pop Powerhouse TWICE Opens Up About How Their New Album Is More Personal Than Ever”. Time (9 October 2019). 9 October 2019時点のオリジナルよりアーカイブ7 December 2019閲覧。
  17. ^ a b '인기가요' 측 "공승연·정연·김민석 22일 마지막 방송..후임 물색중"(공식입장)” (朝鮮語). stoo.asiae.co.kr (16 January 2017). 24 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ30 May 2019閲覧。
  18. ^ a b Jung Joon-hwa (26 December 2016). “[2016 SBS 연예대상 신동엽. 26년 만의 대상.."하늘에 계신 母의 선물" (종합)”] (朝鮮語). OSEN (The Chosun Ilbo). オリジナルの26 December 2016時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161226153019/http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/12/26/2016122600190.html 30 May 2019閲覧。 
  19. ^ 2016년 올해를 빛낸 가수와 가요 – 최근 10년간 추이 포함, 아이돌 선호도” (朝鮮語). Gallup Korea (20 December 2016). 22 December 2016時点のオリジナルよりアーカイブ21 August 2019閲覧。
  20. ^ 2017년 올해를 빛낸 가수와 가요 – 최근 11년간 추이, 아이돌 선호도 포함” (朝鮮語). Gallup Korea (19 December 2017). 6 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ17 September 2019閲覧。
  21. ^ Peterson, Jacques (20 December 2017). “IU dominated Gallup Korea's yearly music poll”. SBS. 21 January 2018時点のオリジナルよりアーカイブ30 May 2019閲覧。
  22. ^ 2018년 올해를 빛낸 가수와 가요 – 최근 12년간 추이 포함” (朝鮮語). Gallup Korea (30 November 2018). 18 December 2018時点のオリジナルよりアーカイブ17 September 2019閲覧。
  23. ^ 2019년 올해를 빛낸 가수와 가요 – 최근 13년간 추이 포함” (朝鮮語). Gallup Korea (28 November 2019). 8 January 2020時点のオリジナルよりアーカイブ28 December 2019閲覧。
  24. ^ Here's who Koreans voted as the top artists and idols of 2019”. SBS (20 December 2019). 25 February 2020時点のオリジナルよりアーカイブ7 June 2020閲覧。
  25. ^ Oh Bo-ram (17 October 2020). “트와이스 정연, 활동 잠정 중단…"컴백 준비 중 불안감 겪어"” (朝鮮語). Yonhap News. 22 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ18 January 2021閲覧。
  26. ^ Hwang Ji-young (31 January 2021). “'서가대' 트와이스 본상 수상 "올해는 행복한 해 되길"” (朝鮮語). JTBC. 7 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ1 February 2021閲覧。
  27. ^ “【公式】「TWICE」のジョンヨン、活動中断へ…「より回復に専念できる時間を設けることが適切」”. wowKora. (2021年8月18日). https://www.wowkorea.jp/news/read/311699.html 2021年8月18日閲覧。 
  28. ^ a b Asia's Top-Selling Girl Group Twice Reflect On Their Bond, Fourth Anniversary”. PopCrush. 6 November 2019時点のオリジナルよりアーカイブ20 May 2020閲覧。
  29. ^ twicetagram”. TWICE JYPE (30 October 2017). 7 March 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。21 July 2019閲覧。
  30. ^ a b c d e KOMCA – 10020131”. KOMCA. 24 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ3 June 2020閲覧。
  31. ^ TWICE on Twitter”. Twitter (30 March 2018). 26 August 2019時点のオリジナルよりアーカイブ21 July 2019閲覧。
  32. ^ TWICE THE 6TH MINI ALBUM YES or YES TrackList”. TWICE JYPE (26 October 2017). 4 July 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。21 July 2019閲覧。
  33. ^ Twice 'Feel Special' On Inspiring New Single and EP: Listen”. Billboard. 24 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ20 May 2020閲覧。
  34. ^ Twice sings deep longing for love in 'More & More'”. The Korea Herald (1 June 2020). 8 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ13 June 2020閲覧。
  35. ^ The 4 Biggest Takeaways From TWICE's New Album MORE & MORE”. Time (4 June 2020). 8 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ7 June 2020閲覧。

外部リンク

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