サッパーダ

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サッパーダ
Sappada
サッパーダの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
ヴェネト州の旗 ヴェネト
県/大都市 ベッルーノ
CAP(郵便番号) 32047
市外局番 0435
ISTATコード 025052
識別コード I421
分離集落 Cima Sappada
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
公式サイト リンク
人口
人口 1,306 [1](2012-01-01)
人口密度 20.8 人/km2
文化
住民の呼称 sappadini
守護聖人 聖マルゲリータ (Santa Margherita)
祝祭日 7月20日
地理
座標 北緯46度34分0秒 東経12度41分0秒 / 北緯46.56667度 東経12.68333度 / 46.56667; 12.68333座標: 北緯46度34分0秒 東経12度41分0秒 / 北緯46.56667度 東経12.68333度 / 46.56667; 12.68333
標高 1217 (1063 - 2694) [2] m
面積 62.71 [3] km2
サッパーダの位置(イタリア内)
サッパーダ
サッパーダの位置
ベッルーノ県におけるコムーネの領域
ベッルーノ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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サッパーダイタリア語: Sappada)は、イタリア共和国ヴェネト州ベッルーノ県にある、人口約1300人の基礎自治体コムーネ)。

ピアーヴェ川の源流があるアルプス山中の村で、夏季・冬季ともにリゾート地として知られる。この地域は、ドイツ語系の言語が話される言語島である。

名称[編集]

イタリア語以外の言語では以下の名称を持つ。

地理[編集]

位置・広がり[編集]

ベッルーノ県北東部に位置するコムーネで、ヴェネト州フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の州境にあり、ケルンテン州(オーストリア)にもほど近い。ドロミティ山地の北東、カルニア地方 (it:Carniaとカドーレ地方 (it:Cadoreの間に位置しており、歴史的にはフリウーリの一部とされてきた。

隣接コムーネ[編集]

隣接するコムーネは以下の通り。UDはウーディネ県所属を示す。

地勢[編集]

アドリア海に注ぐピアーヴェ川の源流は、村域内のペラルバ山 (Monte Peralbaにある。ピアーヴェ川は東西に長い谷を形作っている。

行政[編集]

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州への編入[編集]

歴史的にはフリウーリの一部とされてきた土地で、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州(特別自治州)への編入を求める動きがある。イタリア共和国憲法によれば、特別自治州に隣接するコムーネは、特別自治州への編入を要望する権利が認められている。

2007年7月、400人以上の署名を受け取ったコムーネ議会は、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州への編入(ウーディネ県に属することになる)を諮問する住民投票の実施を承認した。住民投票は2008年3月9日から10日にかけて実施され、有権者1199人中903人が投票(投票率75.3%)、編入賛成票が860票(95%)、反対票は41票であった。

2009年3月18日、ウーディネ県の県議会議員は、サッパーダがウーディネ県に属することを支援する声明を出した。

2010年に、コムーネは公式にフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州への編入を求めた[6]。コムーネ議会はこれに基づき、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア特別自治州への編入を求めたのである。2010年9月、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州議会は、この要望を受理した[7]

2014年1月8日、イタリア議会の地方問題に関する委員会 (it:Commissione parlamentare per le questioni regionaliは、サッパーダのフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州編入に肯定的な意見を出した[8]

文化・観光[編集]

夏季・冬季ともにリゾート地として知られる。

2007年には、イタリア旅行協会英語版が観光・もてなし・環境の面で優れた小規模な町村に認定するバンディエラ・アランチョーネ英語版(オレンジの旗)を授与された。

脚注[編集]

「※」印を付したものは翻訳元に挙げられていた出典であり、訳出に際し直接参照してはおりません。

外部リンク[編集]