コンテンツにスキップ

ピアーヴェ川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピアーヴェ川
ピアーヴェ川
延長 220 km
平均流量 125 m3/s
流域面積 4,126.84 km2
水源 モンテ・ペラルバサッパーダ渓谷
水源の標高 2,037 m
河口・合流先 アドリア海(コルテッラッツォ付近)
流域 イタリアの旗 イタリア
テンプレートを表示

ピアーヴェ川(ピアーヴェがわ、イタリア語: Piave)は、イタリア北部を流れアドリア海に注ぐ河川である。海に流れ込む川ではイタリア国内で5番目の長さの川になる。

東アルプスベッルーノ県サッパーダにあるペラルバ山イタリア語版の南斜面の標高2,037mに源を発する。南へ流れ、ヴェネツィアの北東のコルテッラッツォイタリア語版(Cortellazzo)の港近くでアドリア海に注ぐ。

日本語文献では「ピアーヴェ川」のほか、「ピアベ川[1][2][3][4][4]、「ピアーベ川[5]、「ピアヴェ川」などの表記も使われる。

上流の山間部のレンティアーイ付近の氾濫原三日月湖湿地落葉樹林ヨシ原などがあり、ヴィンケット・ディ・チェラルダ自然保護区イタリア語版に指定されている。1976年にラムサール条約登録地となった[6]

第一次世界大戦中の1917年11月には、カポレットの戦いでイタリア軍を撃破したドイツ帝国オーストリア・ハンガリー二重帝国軍がこの川の東岸まで進出した。

ピアーヴェ川流路

脚注

[編集]
  1. ^ ピアベ川”. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(コトバンク所収). 2017年2月2日閲覧。
  2. ^ 堺憲一. “ピアベ川”. 日本大百科全書(ニッポニカ)(コトバンク所収). 2017年2月2日閲覧。
  3. ^ 望月一史. “ピアベ(川)”. 世界大百科事典 第2版(コトバンク所収). 2017年2月2日閲覧。
  4. ^ a b 『デュアル・アトラス 2016-2017年版 日本・世界地図帳』(朝日新聞出版、2016年)p.84
  5. ^ ベッルーノ”. デジタル大辞泉コトバンク所収). 2017年2月2日閲覧。
  6. ^ Vincheto di Cellarda | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1998年1月1日). 2023年4月17日閲覧。

外部リンク

[編集]