ウィグワム (バンド)
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ウィグワム Wigwam | |
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出身地 | フィンランド |
ジャンル | プログレッシブ・ロック |
活動期間 |
1968年 - 1978年 1991年 - 1993年 1999年 2000年 - 2006年 2018年 |
メンバー |
ジム・ペンブローク (ボーカル、キーボード) ユッカ・グスタフソン (ボーカル、電子オルガン) レック・レッカルト (ギター) ヤン・ノポネン (ドラムス) エサ・コティレイネン (キーボード) パヴェ・マイヤネン (ベース、ボーカル) |
旧メンバー |
ニッケ・ニカモ (ギター) マッツ・フルデン (ベース) ペッカ・ポーヨラ (ベース、ヴァイオリン) モーセ・グランドストレーム (ベース) ユッシ・キンヌネン (ベース) ヘイッキ・ヒエタネン (キーボード) ミッコ・リンタネン (キーボード) ロニー・エステルベリ (ドラムス) ケパ・ケットゥネン (ドラムス) |
ウィグワム[1](Wigwam)は、フィンランドのプログレッシブ・ロック・バンド。
概要
[編集]ブルースロック、R&Bに影響を受けたバンド、ブルース・セクションを前身としている。
ちなみにここからウィグワムとタサヴァラン・プレジデンティ (Tasavallan Presidentti)という2つのバンドが生まれており、ワイルド・フラワーズからソフト・マシーン、キャラヴァンが生まれたのに似ている。
前期はブリティッシュ・ロック、カンタベリー・ロック的だが、後期はポップス化が進んでいく。
1978年に一度活動停止。その後は数回に渡り、再結成している。
来歴
[編集]- 1968年
- ニッケ・ニカモ、マッツ・フルデン、ロニー・エステルベリにより結成。
- 1969年
- ジム・ペンブローク加入。ユッカ・グスタフソン加入。
- ペンブローク、グスタフソン、ニカモ、フルデン、エステルベリで、ファースト・アルバム『ハード・アンド・ホーニー』録音。
- 1970年
- フルデン脱退。ペッカ・ポーヨラ加入。ニカモ脱退。この脱退により、専任ギタリスト不在となり、特にライブでは完全にギターレス、ツイン・キーボードと言う特異な楽器編成で演奏することになる。この体制は、1974年に専任ギタリストが加入するまで続いた。
- ペンブローク、グスタフソン、ポーヨラ、エステルベリでセカンド・アルバム『トゥームストーン・ヴァレンタイン』録音。
- 1971年
- ホーン・セクションをゲストに加え、サード・アルバム『フェアリーポート』録音。
- 1973年
- ホーン・セクションをゲストに加え、アルバム『ビーイング』録音。
- 1974年
- レック・レッカルト加入。グスタフソン、ポーヨラ脱退。モーセ・グランドストレーム加入。
- 1975年
- ペンブローク、レッカルト、グランドストレーム、エステルベリでアルバム『ニュークリア・ナイトクラブ』録音。
- ヘイッキ・ヒエタネン加入。
- 1976年
- ペンブローク、レッカルト、グランドストレーム、エステルベリ、ヒエタネンでアルバム『ラッキー・ゴールデン』録音。
- 1977年
- ヒエタネン脱退。
- ペンブローク、レッカルト、グランドストレーム、エステルベリでアルバム『Dark Album』録音。
- 1978年
- 活動停止。
- 1980年
- 創設メンバーのロニー・エステルベリが死去。
- 1991年
- ペンブローク、レッカルト、グランドストレーム、ヤン・ノポネン、ヒエタネンで再結成。
- 1992年
- ヒエタネン脱退。ミッコ・リンタネン加入。
- 1993年・1999年
- ペンブローク、レッカルト、グランドストレーム、ノポネン、リンタネンでアルバム『Light Ages』録音。単年の活動。
- 2000年
- ペンブローク、レッカルト、グランドストレーム、ケットゥネン、コティレイネンで本格再始動。
- 2002年
- アルバム『Titans Wheel』録音。グランドストレーム脱退。
- 2003年
- ユッシ・キンヌネン加入。
- 2004年
- キンヌネン脱退。創設メンバーのマッツ・フルデンが34年ぶりに復帰。ペンブローク、レッカルト、フルデン、ケットゥネン、コティレイネンでアルバム『Some Several Moons』録音。
- 2006年
- 活動停止。
- 2008年
- 全盛期時代の有名プレイヤー ペッカ・ポーヨラが死去。
- 2018年
- ライブのために再集結し、ユッカ・グスタフソンが44年ぶりに参加。同年のみで活動停止。
- 2021年
- 象徴的メンバーであったジム・ペンブロークが死去[2]。
メンバーと担当楽器
[編集]最終ラインナップ
[編集]- ジム・ペンブローク (Jim Pembroke) - ボーカル、キーボード (1969年-2018年) ※2021年死去
- ユッカ・グスタフソン (Jukka Gustavson) - ボーカル、電子オルガン (1969年–1974年、2018年)
- ペッカ・"レック"・レッカルト (Pekka "Rekku" Rechardt) - ギター (1974年–2018年)
- ヤン・ノポネン (Jan Noponen) - ドラムス (1991年–1993年、2018年)
- エサ・コティレイネン (Esa Kotilainen) - キーボード (1974年–1975年、1977年、2001年–2018年)
- パヴェ・マイヤネン (Pave Maijanen) - ベース、ボーカル (2018年) ※2021年死去
旧メンバー
[編集]- ロナルド・"ロニー"・エステルベリ (Ronald "Ronnie" Österberg) - ドラムス (1968年–1978年) ※1980年死去
- マッツ・フルデン (Mats Huldén) - ベース (1968年–1970年、2004年–2006年)
- ヴラディミル・"ニッケ"・ニカモ (Vladimir "Nikke" Nikamo) - ギター (1968年–1970年)
- ペッカ・ポーヨラ (Pekka Pohjola) - ベース、ヴァイオリン (1970年–1974年) ※2008年死去
- 正式加入前にゲスト参加もしている。自作曲ではベースの他にもヴァイオリン、ピアノ、アコースティック・ギター、チェレスタ、ハープシコード、シンセサイザー等数多くの楽器を演奏している。
- モーンス・"モーセ"・グランドストレーム (Måns "Måsse" Groundstroem) - ベース (1974年–2003年)
- ユッシ・キンヌネン (Jussi Kinnunen) - ベース (2003年–2004年)
- ヘイッキ・"ヘッス"・"ペドロ"・ヒエタネン (Heikki "Hessu" "Pedro" Hietanen) - キーボード (1975年–1977年、1991年–1992年、1999年–2000年)
- ミッコ・リンタネン (Mikko Rintanen) - キーボード (1992年–1993年)
- ヤリ・"ケパ"・ケットゥネン (Jari "Kepa" Kettunen) - ドラムス (1993年–2006年)
ゲストメンバー
[編集]- イルポ・アールティオ (Ilpo Aaltio) - サクソフォーン
- クリスティアン (Kristian) - ボーカル
- フィッツ・ジェンキンス (Fitz Jenkins) - コントラバス (1st)
- オットー・ドナー (Otto Donner) - ストリング・アレンジメント (1st)
- ペッカ・ポーヨラ (Pekka Pohjola) - ヴァイオリン (シングル)
- 後に正式メンバー(ベーシスト)として加入した。
- ヘイッキ・ローリラ (Heikki Laurila) - ギター、バンジョー (2nd)
- ユッカ・トロネン (Jukka Tolonen) - ギター (2nd,3rd)
- カレヴィ・ニクヴィスト (Kalevi Nyqvist) - アコーディオン (2nd)
- イルマリ・ヴァリラ (Ilmari Varila) - オーボエ (3rd,4th)
- タピオ・ローヘンサロ (Tapio Louhensalo) - ファゴット (3rd)
- ハンヌ・サクセリン (Hannu Saxelin) - クラリネット (3rd)
- リスト・ペンソラ (Risto Pensola) - クラリネット (3rd)
- ウント・ハーパ=アホ (Unto Haapa-aho) - バスクラリネット (3rd,4th)
- エーロ・コイヴィストイネン (Eero Koivistoinen) - ソプラノ・サクソフォーン (3rd)
- ペッカ・ポウル (Pekka Pöyry) - ソプラノ・サクソフォーン、フルート (3rd,4th)
- ペンッティ・ラサネン (Pentti Lasanen) - クラリネット、フルート (4th)
- パーヴォ・ホンカネン (Paavo Honkanen) - クラリネット (4th)
- アーレ・リンドグレン (Aale Lindgren) - オーボエ (4th)
- ユハニ・タパニネン (Juhani Tapaninen) - ファゴット (4th)
- ユハニ・アールトネン (Juhani Aaltonen) - フルート (4th)
- セッポ・パーックナイネン (Seppo Paakkunainen) - フルート (4th)
- エリック・ダンホルム (Erik Dannholm) - フルート (4th)
- ペンッティ・ラハティ (Pentti Lahti) - フルート (4th)
- カイ・ヴェイステラ (Kai Veisterä) - フルート (4th)
- タイスト・ウェスリン (Taisto Wesslin) - アコースティック・ギター (4th)
- エサ・コティレイネン (Esa Kotilainen) - キーボード (5th、ライブ)
- 後に正式メンバーとして加入した。
- ヘイッキ・"ヘッス"・"ペドロ"・ヒエタネン (Heikki "Hessu" "Pedro" Hietanen) - キーボード (7th)、アコーディオン(8th)
- 元正式メンバー。後に正式メンバーとして復帰。
- ユッカ・グスタフソン (Jukka Gustavson) - オルガン (7th、1977年11月のライブ)
- 元正式メンバー。後に正式メンバーとして復帰。
- ヘイッキ・シルヴェンノイネン (Heikki Silvennoinen) - ギター (1977年11月のライブ)
- ヘイッキ・ケスキネン (Heikki Keskinen) - サクソフォーン (8th)
- ミッコ=ヴィレ・ローラヤン=ミッコラ (Mikko-Ville Luolajan-Mikkola) - ヴァイオリン (8th)
- マイケル・モンロー (Michael Monroe) - ハーモニカ、テナー・サクソフォーン (10th)
- オリ・カリ (Olli Kari) - マリンバ (10th)
- アリ・ピトカネン (Ari Pitkänen) - チューバ (10th)
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ハード・アンド・ホーニー』 - Hard N'Horny (1969年)
- 『トゥームストーン・ヴァレンタイン』 - Tombstone Valentine (1970年)
- 『フェアリーポート』 - Fairyport (1971年)
- 『ビーイング』 - Being (1974年)
- 『ニュークリア・ナイトクラブ』 - Nuclear Nightclub (1975年)
- 『ラッキー・ゴールデン』 - The Lucky Golden Stripes And Starpose (1976年)
- Dark Album (1977年)
- Light Ages (1993年)
- Titans Wheel (2002年)
- Some Several Moons (2005年)
- Pop-Liisa 3 (2016年)
ライブ・アルバム
[編集]- 『ライヴ・ミュージック・フロム・ザ・トワイライト・ゾーン』 - Live Music From The Twilight Zone (1975年)
- Wigwam Plays Wigwam - Live (2001年)
コンピレーション
[編集]- Fresh Garbage - Rarities 1969-1977 (2000年)
- アルバム未収録のシングル曲、ライブ音源をまとめた作品。
シングル
[編集]- "Must Be The Devil" / "Greasy Kids' Stuff" (1969年)
- "Luulosairas" / "Henry's Highway Code" (1970年)
- "Pedagogi" / "Häätö" (1970年)
- "Freddie Are You Ready" / "Kite" (1975年)
- "Tramdriver" / "Wardance" (1975年)
- "Borders To Be Crossed" / "Planetstar" (1993年)
- "Heaven In A Modern World (radio edit)" / "Heaven In A Modern World (album version)" (2002年)
- "Drive On Driver" / "The Lost Lizard King (Ababacab)" (2002年)
オムニバス
[編集]- Anna Mulle Lovee (1994年) ※「Pedagogi」「Finlandia/Losing Hold (Live)」「Tramdriver」で参加
- Jee Jee Jee: Suomi-Rockin Arkistoaarteita (1998年) ※「Up On Cripple Creek (Live)」で参加
その他
[編集]- Jim Pembroke : Wicked Ivory (1972年) ※Hot Thumbs O'Riley名義
- オスターベルグ、ハルデン、ポーヨラ、グランドストロエム、グスタフソン参加。
- Jim Pembroke : Pigworm (1974年)
- 第5期メンバーと演奏している。
- Jim Pembroke : Corporal Cauliflowers Mental Function (1977年)
- オスターベルグ、レチャード、ヒータネン参加。
- Jim Pembroke : Flat Broke (1980年) ※Jim Pembroke Band名義
- オスターベルグ、ハルデン参加。
- Jim Pembroke : Party Upstairs (1981年)
- ハルデン、ヒータネン参加。
- Maarit Hurmerinta : Maarit (1973年)
- オスターベルグ、ポーヨラ、グスタフソン参加。ペンブロークが作曲とアレンジ、グランドストロエムがアレンジで参加。
関連項目
[編集]- ブルース・セクション (前身バンド。ジム・ペンブローク、ロニー・オスターベルグ、マンス・グランドストロエム在籍)
- タサヴァラン・プレジデンティ (フランク・ロブソン、マンス・グランドストロエム在籍)
脚注
[編集]- ^ 「ウィグアム」の表記もある。
- ^ “フィンランドのプログレバンド、ウィグワムのジム・ペンブロークが死去”. amass (2021年10月10日). 2021年10月11日閲覧。