くじら (作曲家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くじら
生誕 (2000-03-02) 2000年3月2日(24歳)[1]
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
職業
活動期間 2019年 -
レーベル MASTERSIX FOUNDATION
(2021年 - )
公式サイト くじら公式サイト
くじら
YouTube
チャンネル
活動期間 2018年 -
ジャンル 音楽
登録者数 約38.5万人
総再生回数 約1億560万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年2月6日時点。
テンプレートを表示

くじら2000年3月2日[1] - )は、日本男性歌手作詞家作曲家編曲家ボカロPである。

概要[編集]

青山学院大学在学中に軽音楽部に所属しコピーバンドを結成。ベースとして[Alexandros]、KANA-BOON、UNISON SQUARE GARDENのカバーなどをしていた。

キタニタツヤを「自分にとって神様」と尊敬しており、名前もキタニのボカロPデビュー曲「鯨と水星」に由来する[2]

略歴[編集]

2019年

4月1日、YouTubeニコニコ動画に初のボカロ楽曲「アルカホリック・ランデヴー」を投稿し、活動を開始する。

8月、1stフル・アルバム『ねむるまち』をリリース。

11月2日に投稿した楽曲「ねむるまち」がSpotify「バイラルトップ50(日本)」で9位にランクイン[3]、YouTube再生数は1000万回を超える[4]

2020年

4月17日に投稿されたyamaの楽曲「春を告げる」の作詞作曲、編曲を担当。この楽曲は後にSpotify「バイラルトップ50(日本)」で1位となった[4][5]ほか、「Billboard Japan Hot 100」で最高7位、ストリーミング累計再生回数は1億回を突破するヒットとなった[6][7]

10月15日、1st feat.&VOCALOIDアルバム『寝れない夜にカーテンをあけて』をリリース[8]

2021年

8月31日、初の自身歌唱による曲「悪者」をMASTERSIX FOUNDATIONよりリリースしメジャーデビュー。

2022年

8月17日、初の全曲自身歌唱である2ndアルバム『生活を愛せるようになるまで』リリース[9]

12月5日、初のワンマンライブ『鯨と水星』を渋谷WWWXにて開催[10]

2023年

11月22日、全曲自身歌唱による3rdアルバム『野菜室』リリース

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

# 発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
初回盤 通常盤
1st 2019年8月12日 ねむるまち
  1. Bad Day Dream (inst)[注釈 1]
  2. アルカホリック・ランデヴー
  3. fuddle[注釈 1]
  4. 泡沫[注釈 1]
  5. 幽霊少女
  6. 雨が降る夜街に (inst)[注釈 1]
  7. 狂えない僕らは
  8. Dance in the milk
  9. 午前五時半の憧憬[注釈 1]
  10. さよなら (inst)[注釈 1]
  11. ねむるまち
feat
&
VOCALOID
2020年10月15日 寝れない夜にカーテンをあけて
  1. 東京、一人暮らしにて (intro)[注釈 1]
  2. 金木犀 (feat.Ado)
  3. Night Candy (feat.ねんね)
  4. ひぐらし (feat.水槽)
  5. アルカホリックランデヴー (self cover)
  6. 偽狼少年 (feat.SiN)
  7. インサイド・ナイトルーパー (feat.NORISTRY)
  8. 夜桜 (feat.めいちゃん)
  9. ねむるまち (feat.yama)
  10. シーサイド・モーテル (feat.ちょまいよ)
  11. 寝れない夜に (feat.yama)
  12. No one is here (outro)[注釈 1]
DISC1にはFlower版が、DISC2にはfeat.版が入った2枚組[8]
2nd 2022年8月17日 生活を愛せるようになるまで SRCL-12191/2 SRCL-12193
  1. うそだらけ
  2. キャラメル
  3. 水星
  4. 悪者
  5. 呼吸
  6. エンドロール
  7. 薄青とキッチン
  8. 四月になること
  9. 愛など
  10. いのちのせんたく
  11. ジオラマの中で
  12. 抱きしめたいほど美しい日々に
  13. 生活を愛せるようになるまで
3rd 2023年11月22日 野菜室 SRCL-12695/6 SRCL-12697
  1. FRIENDLY・NIGHTMARE
  2. レプリカ
  3. 東京
  4. 春と修羅
  5. ひかりをためる
  6. Hollows...
  7. BOOK STORE
  8. POOL.
  9. 白鳥
  10. 続・生活
  11. 夕餉
  12. 私たち問いを抱えて
  13. 野菜室

シングル[編集]

# 発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
初回盤 通常盤
1st 2021年10月6日 悪者 SRCL-11914/6 SRCL-11917/8
  1. 悪者
  2. 悪者 feat. 相沢
完全生産限定盤は、カツセマサヒコが同楽曲をテーマに書き下ろした小説(全80ページ)がセットになった豪華ボックス仕様になっている[11]

デジタル・シングル[編集]

発売日 タイトル レーベル 備考
2019年4月2日 アルカホリック・ランデヴー WhaleDontSleep
2019年5月18日 狂えない僕らは
2019年11月3日 ねむるまち
Dance in the milk
2019年11月15日 ねむるまち (feat. yama)
2019年12月23日 金木犀
金木犀 (feat. Ado)
2020年2月3日 Night Candy
Night Candy (feat. ねんね)
2020年3月2日 シーサイド・モーテル
シーサイド・モーテル (feat. ちょまいよ)
2020年4月3日 アルカホリック・ランデヴー 2020 (self cover)
2020年6月15日 夜桜
夜桜 (feat. めいちゃん)
2020年8月24日 インサイド・ナイトルーパー
インサイド・ナイトルーパー (feat. NORISTRY)
2020年11月13日 足跡は消えてゆく / くじら & うらまる Music Star
2021年2月18日 化粧と、 (feat. 青虫) WhaleDontSleep
2021年4月2日 狂えない僕らは (2021 ver.) [self cover]
2021年8月31日 悪者 Sony Music Labels
2021年9月15日 悪者 feat. 相沢
2021年12月8日 ジオラマの中で
2022年2月23日 エンドロール
2022年4月1日 Dance in the milk (2022 ver.)
2022年4月13日 四月になること
2022年5月10日 抱きしめたいほど美しい日々に
2023年2月15日 東京
2023年3月15日 春と修羅
2023年4月1日 幽霊少女 (2023 ver.) feat. Flower
2023年6月7日 ひかりをためる
2023年7月12日 hollows…
2023年8月6日
2023年8月25日 夕餉
2023年10月18日 続・生活
2023年11月8日 BOOK STORE
BOOK STORE (feat. ひが)

楽曲提供[編集]

  • 水槽「アイリス」(作詞・作曲・編曲)
  • yama
    • 春を告げる」(作詞・作曲・編曲)
    • 「クリーム」(作詞・作曲・編曲)
    • 「Downtown」(作詞・作曲・編曲)
    • 「a.m.3:21」(作詞・作曲・編曲)
    • 「あるいは映画のような」(作詞・作曲・編曲)
    • 「色彩」(作詞・作曲・編曲)
  • しゅーず「アネモネ」(作詞・作曲・編曲)
  • めいちゃん「季節と私の話。」(作詞・作曲・編曲)
  • ねんね「ミステリーワールド」(編曲)
  • OTONOHAプロジェクト「足跡は消えてゆく」(作詞・作曲・編曲)
  • DISH//君の家しか知らない街で」(作詞・作曲・編曲)
  • 春茶「きれいなものだけ」(作詞・作曲・編曲)
  • いおたす「誰か教えて」(編曲)
  • MAISONdes
    • 「本当は夜の端まで、」(作詞・作曲・編曲)
    • 「For ten minutes, for a hundred yen」(作詞・作曲・編曲)
  • にしな「透明な黒と鉄分のある赤」(作詞・作曲・ベース・プロデューサー)[注釈 2]
  • りぶ「手紙と迷路」(作詞・作曲)
  • May'n「シキザクラ」(作詞・作曲・編曲)
  • SixTONESフィギュア」(作詞・作曲・共編曲)
  • 菅原圭ブランケット」(作詞・作曲)
  • Payrin's「シアター」(作詞・作曲・編曲)
  • Ado花火」(作詞・作曲・編曲)
  • さんひ
    • 「銃口をこちらに向けて」(ベース・編曲)
    • 「ペトリコールについて」(作詞共作・作曲共作・編曲)
  • 青虫
    • 「ゆぶね」(作詞・作曲・編曲)
    • 「記憶の部屋」(作詞・作曲・編曲)
    • 「ケーキみたいだ」(作詞・作曲・編曲)
  • 山下大輝「キャンドル」
  • 花譜春陽」(作詞・作曲・編曲)[12][13]
  • NORISTRY「今日も僕らは」(作詞・作曲)

ライブ[編集]

ワンマンライブ[編集]

公演年 公演日 公演名 会場
2022 12月5日 鯨と水星 渋谷WWW X
2023 5月13日 生活を愛せるようになるまで Spotify O-WEST
2023 12月24日 野菜室 LIQUIDROOM

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e f g h CDのみの楽曲
  2. ^ にしなとの共作

出典[編集]

  1. ^ a b @WhaleDontSleep (2023年3月2日). "㊗︎23歳になりました!…". X(旧Twitter)より2023年3月3日閲覧
  2. ^ TOKYO MX「69号室の住人」2024年1月23日放送分より
  3. ^ くじら「ねむるまち」Spotifyバイラルチャート急上昇 新世代ボカロPの詞曲に共通する“諦念”のムード”. Real Sound. blueprint. 2020年12月6日閲覧。
  4. ^ a b yama「春を告げる」がバイラルチャート急上昇 カバーからオリジナル曲へ、高い注目集めネット発のヒットに”. Real Sound. blueprint. 2020年12月6日閲覧。
  5. ^ DISH//「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」バイラルチャート上昇中 表現者として成長し続ける北村匠海の歌声”. Real Sound. blueprint. 2020年12月21日閲覧。
  6. ^ Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2021年6月27日閲覧。
  7. ^ yama「春を告げる」ストリーミング累計1億回再生を突破”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2021年6月27日閲覧。
  8. ^ a b @whaledontsleep (2020年10月11日). "2020年10月11日のツイート". X(旧Twitter)より2023年3月3日閲覧
  9. ^ くじらが自身歌唱アルバムを夏にリリース、初の顔出しアー写公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2023年3月3日閲覧。
  10. ^ くじら、初ワンマンライブ『鯨と水星』で見せた生歌唱での多彩な表現 アーティスト名の由来も明らかに”. Real Sound. blueprint. 2022年12月10日閲覧。
  11. ^ くじら×小説家・カツセマサヒコが音楽世界を何層にも広げる。「悪者」を語るスペシャル対談”. The First Times. 2023年8月25日閲覧。
  12. ^ 花譜 -KAF- (2022年3月25日). “【組曲】花譜×くじら #97「春陽」【オリジナルMV】”. YouTube. 2023年4月13日閲覧。
  13. ^ リアルサウンド編集部 (2022年3月23日). “花譜、くじら提供曲「春陽」配信リリース 本人の高校卒業に寄せた楽曲に”. Real Sound. 2023年4月13日閲覧。

外部リンク[編集]