Portal:日本の地理/特集

特集 - 日本の地理に関する記事の中から、あるテーマにちなんで4つの記事を紹介します。

特集 
バラ科サクラ属の落葉高木。2月から4月に開花し、果実は6月頃に黄色く熟す。七十二候では6月初旬の芒種の頃を「梅子黄」と称する。同時期を日本では入梅といい、梅雨初夏の始まりとする。未熟な果実を青梅といい、毒性があると言われるが、これを梅酒に、熟した果実は梅干しなどに加工する。梅の花は春の季語、青梅や梅雨は初夏の季語である。梅は菅原道真のシンボルでもあり、梅の種を天神さまとも呼ぶ……
南高梅


南高梅(なんこううめ、なんこうばい)はの品種のひとつ。その果実は最高級品とされ、地域団体商標制度の第一弾として地域ブランドに認定された。和歌山県みなべ町を発祥とする。これは近世紀伊田辺藩安藤直次が生産を奨励してはじまったもので、昭和に入って地元の和歌山県立南部高等学校の教諭により最優良種として認められたことから「南高」の名をとった……

梅小路通


梅小路通(うめこうじどおり)は京都市の通りで、平安京の梅小路にあたる。南には明治時代国鉄東海道本線が敷かれ、明治末期には西本願寺知恩院への参拝客のため梅小路駅ができた。駅はのちに貨物駅となり、隣接する蒸気機関車館鉄道博物館に発展した……

青梅市


青梅市は、東京都多摩地域北西部の最大の自治体である。人口は約13.7万。関東山地から武蔵野台地に流れ出る多摩川が形成した扇状地に発展した。青梅街道青梅線が通じて青梅駅は交通の要衝になっている。吉野梅郷は関東地方有数の梅の名所だったが、2009年に世界で初めてウメ輪紋ウイルスが確認され、全て伐採された……

梅田


梅田大阪市北区の地名で、JR大阪駅阪急阪神梅田駅などが集中する。「キタ」と俗称される。西日本最大の繁華街で、百貨店面積で日本一、総売上高は全国2位。近世までは低湿地帯で、泥土を埋め立てて田畑地を拓いたことから「埋田」と呼ばれた。これがのちに「梅田」に改められた……