FMバラエティ

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FMバラエティ(エフエムバラエティ)は、かつてFM愛知などで放送されていた日本ラジオ番組

概要[編集]

FM愛知をキー局とした青木小夜子がパーソナリティを務めたコンテンツ(開局記念番組)。最初の挨拶は、「こんばんは、こんばんは、こんばんは、もうひとつおまけに、こんばんは」(エフエム群馬FM静岡は、こんにちは)だった。

オープニング、エンディングの曲はジョルジオ・モローデル「Doo-Bee-Doo-Bee-Doo」(ドゥビドゥビドゥビドゥン、パパーヤパパーヤパパーヤ)[1]。番組は「ちょっと前の歌謡曲」、「大平透の歌謡大作戦」、「小夜子の部屋」(内容は「詩人でない詩人の詩」、「10円の旅(月曜)」など曜日変わり)などのコーナーがあった。

番組制作はFM愛知ではなく、日本コロムビアの関連企業、コロムビアミュージックプロダクション(現・コロムビアソングス株式会社)が担当。テープネットという形をとった。そのため、はがきなどの郵送によるリクエストなどは、早くて2〜3週後の放送で読まれることとなる[2]

1980年代に入り民放FM局が相次いで開局してネット局は増えていくが、制作会社の都合により1991年(平成3年)3月末をもって大半の局ではネット終了。同年4月からはFM静岡(K-MIX)およびFM中九州(現FM熊本)のみとなる。数年後に番組終了。

FM愛知ではネット終了後の1989年(平成元年)4月から当番組の1コーナー「小夜子の部屋」を「小夜子発to You」として名古屋で制作して放送したことがある[3]

ネット局の放送時間が日中の局と夕方の局に分かれる関係上、青木の番組冒頭のフレーズが「こんにちは、こんにちは、もうひとつおまけにこんにちは」の局と「こんばんは、こんばんは、もうひとつおまけにこんばんは」に分かれていたが、FM中九州のネットが終了する1991年9月末までの半年間はセリフが英語に変わった。放送開始時間がFM静岡は午後4時から、FM中九州(熊本)は夜7時からということがその理由であった。

松田聖子が、デビュー前にFM福岡で当番組を聴いていたらしく、あるインタビューで青木の名前を出していた。

1977年だったか中部エリアでラジオ祭りというイベントがあり公共放送以外の全ての民放が(FM・AMともに)同じ中継を放送するというイベントがあり青木小夜子氏は大好きなシャンソン(2月12日の手紙「ひとり・・・」)を生で歌った。

19年ぶりの復活[編集]

2009年11月23日に名古屋市中村区のミッドランドスクエアで同番組の公開生放送が行われた。FM AICHIの開局40周年及び国際児童年30周年を記念しての企画であった[4]

2015年の復活[編集]

2015年9月21日に名古屋市熱田区のイオンモール熱田専門店街1階イベントスペースにおいて同番組の公開録音が行われ、9月27日に@FM(エフエム愛知)にて放送された(提供は「イオンモール熱田」)。ゲストは岩崎良美。録音にて八神純子[5]。なお、公開録音の前後には青木のミニコンサートがあった。

パーソナリティ[編集]

  • 青木小夜子
  • 大平透(「大平透の歌謡大作戦」ゲストの歌手にインタビューするコーナー番組開始20分後から始まる10分間のコーナー。青木とは喋っていない)番組の中で古切手集めを行い、ボランティアに利用していたこともあった。

放送時間[編集]

関連番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ラジオライフ』第2巻第3号、三才ブックス、1981年5月1日、91頁。 
  2. ^ 現在でも林原めぐみのTokyo Boogie Nightキングレコード制作)などで同様の放送形態が取られている。
  3. ^ [1][リンク切れ]
  4. ^ 青木小夜子さん:19年ぶりFMバラエティに 名古屋(毎日新聞)
  5. ^ 人気番組復活!“FMバラエティ”公開録音イベント決定! @FM公式サイト、2015年10月28日閲覧。