Microsoft Imagine
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(DreamSparkから転送)
Microsoft Imagine(旧称DreamSpark(ドリームスパーク))はマイクロソフトが提供する学生支援プログラムである。
概要
[編集]大学、大学院、短大、専門学校(本科生)、高等専門学校(4、5年生)の学生向けにソフトウェア開発ツールやデザインツール等が無料で提供される。また、「DreamSpark 生徒版」として日本の高校生も対象となっている[1]。ソフトウェアはすべてダウンロードで提供され、個人での非商用目的でのみ利用できる。
Windows OSについても「CAL(クライアント・アクセス・ライセンス)の付属しないWindows Server」という形で提供されている[注 1]。また、後にWindows Embedded Industryも提供されるようになった。
日本での学生の認証には国際学生証を使用、LinNoへの登録[3]などの手段が存在したが、認証方法はしばしば変更される場合があるため、ウェブページで最新の情報を確認して認証を行う必要がある。2008年2月19日よりアメリカ、イギリス、カナダ、中国、ドイツ、フランス、フィンランド、スペイン、スウェーデン、スイス、ベルギーで始まり、日本では2008年5月13日に開始した。
2016年9月7日をもって、Microsoft Imagine サブスクリプションに名称変更した[4]。
提供されるサービスおよびソフトウェア
[編集]2018年4月現在で提供が確認されるものは以下の通り。
サービス
[編集]- 学生向け Microsoft Azure スターター
ツール
[編集]- Parallels Desktop for Mac Pro エディション
- 3か月の無料試用版
- PHP Tools for Visual Studio
- Visual Studio のプラグイン
- SQL Server 2017 Developer Edition
- Visual Studio Code
- Visual Studio Community 2017
- Visual Studio for Mac
- Xamarin Studio Community Edition
トレーニング
[編集]- Microsoft Virtual Academy
- Pluralsight
- WintellectNOW
オペレーティング システム
[編集]- Microsoft Windows Server 2016
- Windows Embedded 8.1 Industry Pro Update
- Windows Serverとは異なり、64bit版だけでなく32bit版も存在する。
かつて提供されていたもの
[編集]DreamSpark時代のものを含む。
- Microsoft R Server
- Visual Studio for Mac Preview
- Visual Studio Community 2015
- Visual Studio Professional 2013 RC
- Visual Studio 2012 Professional Edition
- Visual Studio 2010 Professional Edition
- Visual Studio 2008 Professional Edition
- Visual Studio 2005 Professional Edition
- Visual Studio Express 2013 RC for Web
- Expression Studio 2012 for Web
- Expression Studio 2012 for Windows 8
- Expression Studio 4 Ultimate
- Expression Studio 3
- VS Express 2013 RC for Windows Desktop
- Visual Studio Express 2013 Preview for Windows
- VS Team Foundation Server Express 2013 RC
- XNA Game Studio 3.1
- ※2009年12月24日現在、日本語版は提供されていなかった。12ヶ月分のXNA Creators Clubメンバーシップ付き。
- SQL Server 2016 Enterprise
- SQL Server 2014
- SQL Server 2012
- SQL Server 2008 R2 Developer Edition
- Windows Server 2012 R2 Update
- Windows Server 2012 R2 Standard Edition
- Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition
- Windows Server 2012 Standard Edition
- Windows Server 2012 Datacenter Edition
- Windows Server 2008 R2 Standard Edition
- Windows Server 2008 Standard Edition
- Windows Server 2003 Standard Edition
- Microsoft Robotics Developer Studio 2008 R2 Academic Edition
- ※2009年9月14日現在、日本語版は提供されていなかった。
- Microsoft CCR and DSS Toolkit 2008 R2 Academic Edition
- ※2009年9月14日現在、日本語版は提供されていなかった。
以下は一般向けにも無償提供されていたソフトウェアである。
- Visual Basic 2008 Express Edition
- Visual C++ 2008 Express Edition
- Visual C# 2008 Express Edition
- Visual Web Developer 2008 Express Edition
- SQL Server 2008 Express Edition
- Virtual PC 2007
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、これを事実上のクライアントOSの代替と見なすか否かは、解釈の分かれるところである。一般にマイクロソフトのサーバーOSはクライアントOSとは異なる使用承諾条件が存在するうえ、Windowsアプリケーションの中にはサーバへのインストールを禁止するライセンス条項を持つものすらあるが、一方でWindows ServerにはクライアントOSと同等の機能をインストールしてクライアント環境のテストを可能にする「デスクトップ エクスペリエンス」という機能が備わっている。本件とは別のサーバOSの例[2]ではあるが、マイクロソフトは個々の事例を精査しなければクライアントOSとしての使用が違反かどうか一概には判断できないと回答しており、あくまで想定外・サポート外の使用法となっている。
出典
[編集]- ^ “学生の自習用ソフト無償プログラム「Microsoft(R) DreamSpark(TM)」の対象を高校生に拡充”. マイクロソフト (2009年3月17日). 2009年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月12日閲覧。
- ^ “半額になった『Windows Home Server2011』をウィンドウズ7として使う!”. 週刊アスキー. 2016年1月24日閲覧。
- ^ “LinNo理系学生応援プロジェクト powered by Microsoft® DreamSpark™を開始 LinNo会員は自習用としてマイクロソフト製品を無償でダウンロード可能!”. PR TIMES (2008年12月18日). 2009年7月12日閲覧。
- ^ “DreamSpark は 9月7日をもって Microsoft Imagine になります”. マイクロソフト (2016年8月25日). 2017年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月10日閲覧。