菊地功

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。今紫 (会話 | 投稿記録) による 2020年12月29日 (火) 13:23個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

タルチシオ 菊地功
Tarcisius Isao Kikuchi, S.V.D.
カトリック東京大司教
教会 カトリック教会
大司教区 東京
着座 2017年12月16日
前任 岡田武夫
他の役職 カトリック新潟司教(2004年 - 2017年)
カリタスアジア総裁(2011年- 2019年)
聖職
司祭叙階 1986年3月16日
司教叙階 2004年9月20日
個人情報
出生 (1958-11-01) 1958年11月1日
日本の旗 岩手県宮古市
出身校 南山大学文学部神学科
紋章 菊地功の紋章
テンプレートを表示

菊地 功(きくち いさお、Tarcisio Isao Kikuchi, S.V.D., 1958年11月1日 - ) は、日本カトリック教会聖職者神言会士。カトリック新潟司教区第3代司教を経て、カトリック東京大司教区の第9代・現任の大司教である。洗礼名は「タルチシオ」。

カリタスジャパン責任司教、日本カトリック司教協議会HIV/AIDSデスク担当司教、アジア司教協議会連盟(FABC)人間開発局委員[1]、公益財団法人WCRP日本委員会理事、一般財団法人日本聖書協会副理事長等を務める。前カリタスアジア総裁、前国際カリタス評議員。

経歴

1958年11月1日、岩手県宮古市生まれ。南山高等学校男子部を経て南山大学文学部神学科卒業[2]1986年3月15日、南山教会(愛知県名古屋市)で司祭叙階された。同年から1994年まで西アフリカガーナに宣教師として派遣され[3]コフォリドゥア教区の小教区で主任司祭として司牧活動を行う[1]

帰国後は神学生養成担当(名古屋教区)、1999年からは神言会日本管区長を務める。2004年5月14日、フランシスコ佐藤敬一司教の引退に伴い、教皇ヨハネ・パウロ2世より新潟司教に任命され、同年9月20日に司教に叙階された[4]2009年から2013年まで、新潟教区長兼任の札幌教区管理者[5]2014年にはローマ教皇庁福音宣教省の委員を務める。

2017年10月25日、ペトロ岡田武夫大司教の引退に伴い、教皇フランシスコより9代目の東京大司教に任命され[6]、同年12月16日に就任[7]した。また同日から2020年9月22日のパウロ成井大介司教の着座まで、新潟教区の使徒座管理者も兼務した。

著書

  • 『二十一世紀を歩む教会共同体』(三本木国喜と共著、新世社、2001年)
  • 『カリタスジャパンと世界 武力なき国際ネットワーク構築のために』(サンパウロ、2005年)
  • 『開発・発展・MDGsと日本 2015年への約束』(サンパウロ、2012年)
  • 『「真の喜び」に出会った人々』(オリエンス宗教研究所、2018年)

脚注

関連項目

外部リンク

先代
佐藤敬一
カトリック新潟教区 教区長
2004年-2017年
次代
成井大介
先代
岡田武夫
カトリック東京大司教区 教区長
2017年-
次代