コンテンツにスキップ

亀嵩駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bcxfubot (会話 | 投稿記録) による 2023年6月24日 (土) 13:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (外部リンクの修正 (www2.nhk.or.jp) (Botによる編集))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

亀嵩駅
駅舎(2021年3月)
かめだけ
Kamedake
出雲三成 (4.4 km)
(6.4 km) 出雲横田
地図
所在地 島根県仁多郡奥出雲町郡335
北緯35度12分22.71秒 東経133度3分9.80秒 / 北緯35.2063083度 東経133.0527222度 / 35.2063083; 133.0527222座標: 北緯35度12分22.71秒 東経133度3分9.80秒 / 北緯35.2063083度 東経133.0527222度 / 35.2063083; 133.0527222
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 E 木次線
キロ程 45.9 km(宍道起点)
電報略号 カタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
22人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1934年昭和9年)11月20日[1]
備考 簡易委託駅[2]
テンプレートを表示

亀嵩駅(かめだけえき)は、島根県仁多郡奥出雲町郡(こおり)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線である。愛称は「少彦名命」(すくなひこなのみこと)[3]

松本清張原作の小説・映画『砂の器』のワンシーンとして登場する駅でもある[4][5][6][7]

歴史

駅構造

地上駅。かつては相対式2面2線だったが、2番のりばの線路が撤去されて停留所構造となり、現在は駅舎側1番のりばのみの片側1面1線(備後落合方面に向かって左側)で運用されている。

駅舎には蕎麦屋の扇屋が営業しており[7]、乗車券の販売を同店の店主に委託する簡易委託駅木次鉄道部管理)となっている[2][11]。名物の奥出雲そばは、前もって電話で予約すれば、列車到着に合わせてホームで受け取ることも可能[12]

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[13]

乗車人員推移 出典
年度 1日平均人数
1996 79 [14]
1997 73
1998 70
1999 65
2000 62
2001 54 [15]
2002 49
2003 50
2004 44
2005 41
2006 39 [16]
2007 35
2008 34
2009 35
2010 32
2011 33 [17]
2012 37
2013 39
2014 28
2015 23
2016 23 [18]
2017 23
2018 23
2019 22
2020 20

駅周辺

亀嵩地区の主要施設・集落は駅から3kmほど安来側(東側)にある。なお、駅前には奥出雲交通のバス停留所がある。

小説『砂の器』

当駅は松本清張の小説『砂の器』に登場した。ただし、映画版(1974年)では実際の亀嵩駅ではなく、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅で撮影された[5]。カメラマンの川又昻によれば、亀嵩駅を使わなかった理由は「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」と話している[19]。なお、テレビドラマでは亀嵩駅のロケ地は以下のとおりとなっている。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
E 木次線
出雲三成駅 - 亀嵩駅 - 出雲横田駅

脚注

出典

  1. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、330頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 鉄道の駅には、実は「4つのタイプ」がある 直営駅と無人駅、業務委託駅と簡易委託駅の違いのお話”. ねとらぼ (2021年6月21日). 2021年11月6日閲覧。
  3. ^ 「亀高駅」松本清張の映画「砂の器」で有名になった駅”. ピクスポット | (絶景・風景写真・撮影スポット・撮影ガイド・カメラの使い方) (pixpot.net). 2023年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
  4. ^ a b 全国ロケーションデータベース JR亀嵩駅(島根県) - 文化庁
  5. ^ a b 沿線点描 木次線 備後落合駅(広島県)~木次駅(島根県)」『BlueSignal』2012年7月号、西日本旅客鉄道、2012年7月、2021年11月6日閲覧 
  6. ^ “【鉄道アルバム・列車のある風景】JR木次線/映画・砂の器の舞台にて”. 産経ニュース. (2017年12月28日). https://www.sankei.com/article/20171228-ADYHF6OQ5ZJY7F3HZSJ5XIDODM/ 2021年11月6日閲覧。 
  7. ^ a b 広島・備後落合駅で「砂の器」の世界を堪能する”. 日刊スポーツ (2019年5月29日). 2019年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
  8. ^ 「日本国有鉄道公示第398号」『官報』1971年10月1日。
  9. ^ 「合理化にゆらぐ木次線 道路整備が客足奪う 過疎が追い打ちをかける」『中國新聞』昭和46年8月25日島根版 8面
  10. ^ 「通報 ●木次線幡屋駅ほか7駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年10月1日、11面。
  11. ^ “ひとえきがたり 駅長手打ち 出雲そばいかが 亀嵩駅(島根県、JR木次線)”. 朝日新聞デジタル. (2012年5月14日). http://www.asahi.com/travel/hitoekigatari/TKY201205140164.html 2021年11月6日閲覧。 
  12. ^ 奥出雲亀嵩駅の手打ちそば販売【扇屋そば】
  13. ^ 島根県統計書 - 島根県
  14. ^ 運輸・通信(平成12年版) 表101の1 駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
  15. ^ 運輸・通信(平成17年版) 98(1)-1 駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
  16. ^ 運輸・通信(平成22年版) 10-3(1) 駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
  17. ^ 運輸・通信(平成27年版) 10-3(1)駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
  18. ^ 運輸・通信(令和2年版) 10-3(1)駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
  19. ^ 朝日新聞1982年12月18日夕刊9面『亀嵩「砂の器」不幸な親子別離の駅-げいのう舞台再訪』
  20. ^ “「ドラマ出演で親近感」「残念」砂の器ゆかりの地 田村正和さんしのぶ”. 山陰中央新報デジタル. (2021年5月20日). オリジナルの2021年6月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210605012509/https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/35869 2021年11月6日閲覧。 
  21. ^ あの風景を探して 2004年TBS系列ドラマ『砂の器』」『BlueSignal』2011年1月号、西日本旅客鉄道、2011年1月、2021年11月6日閲覧 
  22. ^ 滋賀のロケーションガイド 松本清張ドラマ「砂の器」ロケレポート”. 滋賀ロケーションオフィス (2011年9月5日). 2021年11月6日閲覧。

関連項目

外部リンク