亀嵩駅
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亀嵩駅 | |
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駅舎(2021年3月) | |
かめだけ Kamedake | |
◄出雲三成 (4.4 km) (6.4 km) 出雲横田► | |
所在地 | 島根県仁多郡奥出雲町郡335 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 木次線 |
キロ程 | 45.9 km(宍道起点) |
電報略号 | カタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
22人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)11月20日[1] |
備考 | 簡易委託駅[2] |
亀嵩駅(かめだけえき)は、島根県仁多郡奥出雲町郡(こおり)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅である。愛称は「少彦名命」(すくなひこなのみこと)[3]。
松本清張原作の小説・映画『砂の器』のワンシーンとして登場する駅でもある[4][5][6][7]。
歴史
- 1934年(昭和9年)11月20日:木次線の出雲三成駅 - 八川駅間延伸により開業[1]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:国鉄職員による乗車券の発売停止[8]、手小荷物の取り扱い停止[9][10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる[1]。
駅構造
地上駅。かつては相対式2面2線だったが、2番のりばの線路が撤去されて停留所構造となり、現在は駅舎側1番のりばのみの片側1面1線(備後落合方面に向かって左側)で運用されている。
駅舎には蕎麦屋の扇屋が営業しており[7]、乗車券の販売を同店の店主に委託する簡易委託駅(木次鉄道部管理)となっている[2][11]。名物の奥出雲そばは、前もって電話で予約すれば、列車到着に合わせてホームで受け取ることも可能[12]。
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ホーム(2019年8月、列車内から)
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駅舎内に併設された蕎麦屋「扇屋」から駅のホームを望む(2011年7月)
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[13]。
乗車人員推移 | 出典 | |
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年度 | 1日平均人数 | |
1996 | 79 | [14] |
1997 | 73 | |
1998 | 70 | |
1999 | 65 | |
2000 | 62 | |
2001 | 54 | [15] |
2002 | 49 | |
2003 | 50 | |
2004 | 44 | |
2005 | 41 | |
2006 | 39 | [16] |
2007 | 35 | |
2008 | 34 | |
2009 | 35 | |
2010 | 32 | |
2011 | 33 | [17] |
2012 | 37 | |
2013 | 39 | |
2014 | 28 | |
2015 | 23 | |
2016 | 23 | [18] |
2017 | 23 | |
2018 | 23 | |
2019 | 22 | |
2020 | 20 |
駅周辺
亀嵩地区の主要施設・集落は駅から3kmほど安来側(東側)にある。なお、駅前には奥出雲交通のバス停留所がある。
- 道の駅酒蔵奥出雲交流館
- 亀嵩温泉玉峰山荘
- 国道432号
- 島根県道156号木次横田線
- 亀嵩川
小説『砂の器』
当駅は松本清張の小説『砂の器』に登場した。ただし、映画版(1974年)では実際の亀嵩駅ではなく、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅で撮影された[5]。カメラマンの川又昻によれば、亀嵩駅を使わなかった理由は「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」と話している[19]。なお、テレビドラマでは亀嵩駅のロケ地は以下のとおりとなっている。
- 1977年(フジテレビ、仲代達矢主演):亀嵩駅[20]
- 2004年(TBS・日曜劇場、中居正広主演):篠目駅(山口線)[21]
- 2011年(テレビ朝日・松本清張ドラマスペシャル、玉木宏主演):雲井駅(信楽高原鐵道)[22]
- 2019年(フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ、東山紀之主演):亀嵩駅[4]
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、330頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “鉄道の駅には、実は「4つのタイプ」がある 直営駅と無人駅、業務委託駅と簡易委託駅の違いのお話”. ねとらぼ (2021年6月21日). 2021年11月6日閲覧。
- ^ “「亀高駅」松本清張の映画「砂の器」で有名になった駅”. ピクスポット | (絶景・風景写真・撮影スポット・撮影ガイド・カメラの使い方) (pixpot.net). 2023年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
- ^ a b 全国ロケーションデータベース JR亀嵩駅(島根県) - 文化庁
- ^ a b 「沿線点描 木次線 備後落合駅(広島県)~木次駅(島根県)」『BlueSignal』2012年7月号、西日本旅客鉄道、2012年7月、2021年11月6日閲覧。
- ^ “【鉄道アルバム・列車のある風景】JR木次線/映画・砂の器の舞台にて”. 産経ニュース. (2017年12月28日) 2021年11月6日閲覧。
- ^ a b “広島・備後落合駅で「砂の器」の世界を堪能する”. 日刊スポーツ (2019年5月29日). 2019年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
- ^ 「日本国有鉄道公示第398号」『官報』1971年10月1日。
- ^ 「合理化にゆらぐ木次線 道路整備が客足奪う 過疎が追い打ちをかける」『中國新聞』昭和46年8月25日島根版 8面
- ^ 「通報 ●木次線幡屋駅ほか7駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年10月1日、11面。
- ^ “ひとえきがたり 駅長手打ち 出雲そばいかが 亀嵩駅(島根県、JR木次線)”. 朝日新聞デジタル. (2012年5月14日) 2021年11月6日閲覧。
- ^ 奥出雲亀嵩駅の手打ちそば販売【扇屋そば】
- ^ 島根県統計書 - 島根県
- ^ “運輸・通信(平成12年版) 表101の1 駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “運輸・通信(平成17年版) 98(1)-1 駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “運輸・通信(平成22年版) 10-3(1) 駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “運輸・通信(平成27年版) 10-3(1)駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “運輸・通信(令和2年版) 10-3(1)駅別1日平均乗車人員数”. しまね統計情報データベース (shimane-toukei.jp). 島根県. 2023年3月7日閲覧。
- ^ 朝日新聞1982年12月18日夕刊9面『亀嵩「砂の器」不幸な親子別離の駅-げいのう舞台再訪』
- ^ “「ドラマ出演で親近感」「残念」砂の器ゆかりの地 田村正和さんしのぶ”. 山陰中央新報デジタル. (2021年5月20日). オリジナルの2021年6月5日時点におけるアーカイブ。 2021年11月6日閲覧。
- ^ 「あの風景を探して 2004年TBS系列ドラマ『砂の器』」『BlueSignal』2011年1月号、西日本旅客鉄道、2011年1月、2021年11月6日閲覧。
- ^ “滋賀のロケーションガイド 松本清張ドラマ「砂の器」ロケレポート”. 滋賀ロケーションオフィス (2011年9月5日). 2021年11月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 亀嵩駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 動画で見るニッポンみちしる 亀嵩駅 - NHKアーカイブス