洗建
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Arai, Ken 洗 建 | |
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生誕 |
1935年6月23日 京城 |
研究分野 | 宗教と法制度 |
研究機関 | 駒澤大学 |
出身校 |
早稲田大学 東京大学 |
博士課程 指導教員 | 脇本平也 |
他の指導教員 | 柳川啓一 |
主な業績 | 愛媛県靖国神社玉串料訴訟 |
プロジェクト:人物伝 |
洗 建(あらい けん、1935年6月23日 -[1])は、京城出身[1]の日本の宗教学者。駒澤大学名誉教授[2]。専門は宗教と法制度。元文化庁宗務課専門員[3][4]。
宗教学の立場からの法制度研究を開始し[5]、同分野の第一人者として、国会や各裁判所より参考人として意見を求められている。
経歴
学歴
1935年、京城生まれ。1954年に東京都立日比谷高等学校卒業後[5]、早稲田大学教育学部国語国文学科に入学[5]。1959年に同卒業後、同大学院文学研究科国文学専攻修士課程に進む。1962年に修了後、東京大学文学部宗教学宗教史学科に学士編入。 1964年に同大学院修士課程に進み[6]、脇本平也、柳川啓一に師事[5]、1970年に博士課程を満期退学[3]。
職歴
1970年に東京大学助手[6]となり、1974年から文化庁宗務課専門職員に転じ[6]。1977年に専門員に昇格。1978年に山折哲雄の後任として駒澤大学文学部助教授に着任[5][1]。1982年同教授[1]。そのほか、東京大学、東洋女子短期大学、日本女子大学、早稲田大学、専修大学で非常勤講師として宗教学を講義[1]。2006年に定年退職、名誉教授に。また、科研費審査委員や学位授与機構専門委員を務めた[1]。
学会役員
- 日本宗教学会 - 常務理事(2001年-2004年)・理事(1992年-2004年)・評議員(1983年-現在)・編集委員(1979年-1982年)[7]
- 宗教法学会 - 理事(1986年-2009年)[8]
- 「宗教と社会」学会 - 監査(1996年-1997年)
- 駒沢宗教学研究会 - 理事
鑑定書・参考人招致等
- 1990年~1993年、大阪高等裁判所 - 箕面忠魂碑訴訟鑑定証言[1]
- 1994年、福岡高等裁判所 - 大分抜き穂の儀違憲訴訟鑑定証言[1]
- 1994年、東京地方裁判所 - 大嘗祭・即位の礼違憲訴訟鑑定証言[1]
- 1995年、参議院「宗教法人等に関する特別委員会」- 宗教法人法改正案について[9][1]
- 1996年、最高裁判所 - 愛媛県靖国神社玉串料訴訟で鑑定意見書提出[1]
著作リスト
- 『明治以降の宗教統制』(曹洞宗宗務庁、1985年)[10]
- 『宗教法人法改悪を斬る』(中外日報出版局、1995年)[11]
- 『298人はなぜ死んだか -箕面市遺族会補助金違憲訴訟洗建証言集』( 熊野勝之、箕面忠魂碑違憲訴訟原告団・弁護団編著、エピック、2009年) ISBN 9784899851462
共著
- 『宗教と法制度』(相国寺教化活動委員会との共著、2000年)
共編
- 『国家と宗教 -宗教から見る近現代日本』(上下、田中滋との共編、法藏館、2008年) ISBN 9784831881700 ISBN 9784831881717
論文
参考文献
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 洗建先生略年譜及び業績 駒沢大学文化24 2006-03]
- ^ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/01151363
- ^ a b 曹洞宗総合研究センター編 宗教法人と公共性 2010年6月18日 p.9
- ^ 国家と宗教の関係 政教分離の意義重視を 社説:中外日報 2015年7月3日
- ^ a b c d e 佐藤憲昭 洗建先生の教授職御退任に寄せて 駒沢大学文化24 2006-03
- ^ a b c http://researchmap.jp/read0025185/?lang=japanese
- ^ http://jpars.org/intro/boardmember
- ^ 宗教法学会 役員交代のごあいさつ 5月 1st, 2009
- ^ 参議院会議録情報 第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第8号
- ^ CiNii
- ^ CiNii
外部リンク
- 洗建 - researchmap
- 洗建 - J-GLOBAL
- 洗建 (@kmtstarai) - X(旧Twitter)