窯元町
表示
窯元町 | |
---|---|
白根墓地(窯元町) | |
北緯35度13分39.8秒 東経137度8分0.9秒 / 北緯35.227722度 東経137.133583度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 瀬戸市 |
地区[1] | 東名連区 |
町名制定[2] | 1943年(昭和18年)8月9日 |
面積 | |
• 合計 | 0.173855776 km2 |
標高 | 215.0 m |
人口 | |
• 合計 | 439人 |
• 密度 | 2,500人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
489-0023[6] |
市外局番 | 0561(瀬戸MA)[7] |
ナンバープレート | 尾張小牧 |
窯元町(かまもとちょう)は、愛知県瀬戸市東名連区の町名。丁番を持たない単独町名である。
地理
- 瀬戸市の南東部に位置する[8]。西を赤津町・馬ケ城町、北を針原町、東を長谷口町・八王子町、南を中畑町と隣接している[8]。
- 住宅と製陶工場が集中する[8]。古石塔の多い白根墓地があり、白山・山神・大日などの神仏を祀る[8]。
- 北部に市営赤津住宅がある[8]。建設は1953年(昭和28年)から1955年(昭和30年)に渡って行われており、建設当時は全42戸。建物の老朽化に伴い2005年(平成17年)より募集は停止されている[9]。現在、退去済みの住宅から順に取り壊しが行われており、2020年(令和2年)4月1日時点の戸数は24であり、そのうち13戸が利用されている[10]。
- 北部に新興住宅団地があり、その辺りを春ケ丘町と呼んでいるが、これは通称である[11]。
河川
- 木ノ下川(赤津川支流) : 町の東部から南部を通って南西部までの町境付近を西流している。
- 観音川(木ノ下川支流) : 町の南東部、八王子町との町境を南流し、町の南部で木ノ下川に注ぎ込んでいる。
池沼
- 観音下池 : 町の東部にある。
学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[12]。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる[13]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
全域 | 瀬戸市立にじの丘小学校 | 瀬戸市立にじの丘中学校 | 尾張学区 |
歴史
町名の由来
御庭焼窯元があったことによりつけられたとされる[14]。
沿革
世帯数と人口
2023年(令和5年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[5]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
窯元町 | 226世帯 | 439人 |
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
1995年(平成7年) | 808人 | [16] | |
2000年(平成12年) | 740人 | [17] | |
2005年(平成17年) | 677人 | [18] | |
2010年(平成22年) | 574人 | [19] | |
2015年(平成27年) | 509人 | [20] | |
2020年(令和2年) | 439人 | [21] |
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 245世帯 | [16] | |
2000年(平成12年) | 243世帯 | [17] | |
2005年(平成17年) | 235世帯 | [18] | |
2010年(平成22年) | 213世帯 | [19] | |
2015年(平成27年) | 204世帯 | [20] | |
2020年(令和2年) | 189世帯 | [21] |
交通
鉄道
町内に鉄道は走っていない。最寄り駅は名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅になる。
バス
- 【10】瀬戸駅前 - 古瀬戸 - 赤津 系統
名鉄バス「東山線」
- 【11】【12】瀬戸駅前 - 一里塚 - 赤津 系統
- 以上の2路線3系統が走っているが、町内にバス停はない。最寄りのバス停は、大松バス停・八王子バス停になる。
道路
- 愛知県道22号瀬戸環状線[8] : 町の西端部を南北に通り、南西部の交差点から県道33号と重複して東へ向かっている。
- 愛知県道33号瀬戸設楽線 : 県道22号と重複して、町の南部を東西に通っている。
- 愛知県道212号窯元東古瀬戸線 : 町の南西部の交差点[注釈 1]が起点となっている。
施設
- 白山 : 化粧掛け素地に、線彫り・絵付けの体験を手軽にできる[22]。
- 錦山 八木製陶 : ほどよい大きさの料理を引き立てる和食器と、手作り小物が豊富に揃う窯元[23]。
- 株式会社 丸幸中島 : 創業して約50年。贈り物から日常使いできる品まで幅広く取り扱っている[24]。
- 三峰園窯 : 赤津地区で6代続く窯元。すべての器を手づくりしており、伝統のある織部・黄瀬戸を主体とした作品が多く揃う[25]。
- 丸金中島製陶所 : 大正10年創業。家族の食卓にとけこみ心まで温まる器を、素朴な工房で見ることができる[26]。
- 唐三郎窯 : 瀬戸市無形文化財保持者である加藤唐三郎の窯元。瀬戸の中で唯一の、尾張徳川御用窯。100年余のモロ(工房)の見学も可能[27]。
- アトリエ ベルヴォワル : 陶芸家 栁本美帆氏の工房。作品は、黒碧釉や破文など独自の釉薬や、シンプルながら存在感のある器など[28]。
- 景陶 赤津陶芸 : 茶道具を中心に織部・志野・黄瀬戸・御深井・飴釉などの釉薬を使って作陶。工場全体がギャラリーになっている[29]。
- photo studio flame colour - 2010年開業のフォトスタジオ。2017年に現地に移転[30]。
- 窯元町ちびっこ広場 : 春丘住宅内にある公園。ブランコ・すべり台・鉄棒がある。
その他
日本郵便
脚注
出典
- ^ “連区別町丁名一覧” (PDF). 瀬戸市 (2021年4月14日). 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b 瀬戸市 1943.
- ^ “愛知県瀬戸市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “瀬戸市の標高&海抜”. 標高海抜ナビ (2018年). 2022年10月1日閲覧。
- ^ a b “人口と世帯 令和5年1月1日現在” (PDF). 瀬戸市 (2023年1月5日). 2023年1月6日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e f 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1697.
- ^ “市営住宅の入居申込”. 瀬戸市 (2011年3月28日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ “瀬戸市公共施設白書” (PDF). 瀬戸市. p. 20 (2020年3月). 2022年11月23日閲覧。
- ^ 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 2020, p. 169.
- ^ “町名別通学学校名一覧” (PDF). 瀬戸市 (2022年4月1日). 2022年11月23日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2021年8月4日閲覧。
- ^ “窯元町 - Setopedia”. 瀬戸市 (2016年11月28日). 2021年8月4日閲覧。
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 402.
- ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年8月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2022年2月10日). “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 2022年4月10日閲覧。
- ^ “白山 - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2021年12月26日閲覧。
- ^ “(有)錦山 八木製陶 - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2021年12月26日閲覧。
- ^ “丸幸中島 - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2021年12月26日閲覧。
- ^ “三峰園窯 - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2021年12月26日閲覧。
- ^ “秀峰窯 丸金中島製陶所 - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “唐三郎窯 - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2021年12月26日閲覧。
- ^ “Atelier bellevoile - いいもんせともん”. 瀬戸市役所 シティプロモーション課. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “景陶 赤津陶芸”. 赤津窯の里めぐり. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “flame colour HOME”. flame colour. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月4日閲覧。
注釈
- ^ 信号のない交差点である。
参考文献
- 瀬戸市 編『昭和18年8月9日施行 町名設定調書(其ノ三)赤津地区』瀬戸市、1943年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 編『郷土史研25周年誌-瀬戸・尾張旭の寺社・街道・地名-』瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会、2020年。
関連項目
外部リンク
馬ケ城町 | 針原町 | |||
赤津町 | 長谷口町 | |||
窯元町 | ||||
中畑町 | 八王子町 |