船見町駅
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船見町駅 | |
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停車場中心(2019年) | |
ふなみちょう Funamichō | |
◄東港 (0.9 km) (2.1 km) 汐見町► | |
所在地 | 名古屋市港区船見町 |
所属事業者 | 名古屋臨海鉄道 |
所属路線 | 汐見町線 |
キロ程 | 0.9 km(東港起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1965年(昭和40年)8月20日 |
備考 | 貨物専用駅(休止中) |
船見町駅(ふなみちょうえき)は、愛知県名古屋市港区船見町にある名古屋臨海鉄道汐見町線の貨物駅。列車の設定はない。
歴史
- 1930年(昭和5年)頃:愛知県が専用鉄道を単線非電化で敷設[1][注釈 1]
- 1940年(昭和15年)度:3ヵ年事業により7・8号地の県営鉄道線の補修および6号地への延伸が名古屋鉄道の施工で行われる[4]。
- 1941年(昭和16年)11月27日:県営鉄道の名鉄使用が暫定承認され、運用が委託される[5]。
- 1950年(昭和25年)7月18日:名鉄連絡運輸が再度承認される[6][7]。
- 1959年(昭和34年)12月7日:伊勢湾台風被災後の復旧で9号地に至るルートが8号地側線経由に変更される[6]。
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)10月1日:片倉チッカリン専用線(20m)増設[12]。
- 1971年(昭和46年)3月1日:協同飼料専用線(90m)増設[13]。
- 1973年(昭和48年)6月1日:片倉チッカリン専用線(170m)増設[14]。
- 1976年(昭和51年)5月26日:構内で列車脱線事故(機関車1両、貨車6両脱線)[15]。
- 1988年(昭和63年)2月1日:協同飼料専用線廃止[16]。
- 2015年(平成27年)8月1日:営業休止[17](7月6日届出、以後1年毎に更新)。
駅構造
東港駅より0.9kmの地点にある駅[10]。車扱貨物の取り扱い駅だが、現在列車の設定はない。
取扱貨物
かつては数本の専用線が接続していたが、現在はすべて廃止されている。片倉チッカリンからは、肥料の発送があったほか、協同飼料では肥料と飼料、伊勢湾海運の側線からは鋼材、飼料、肥料、穀物などを、日本通運の側線からは肥料、穀物の発送があった。
所有者 | 主な取扱品 | 延長 | 専用線の現状(2019年) | |
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発送 | 到着 | |||
片倉チッカリン | 肥料 | 190 m | ||
日本通運 | 200 m |
駅周辺
- 片倉コープアグリ名古屋工場
- フィード・ワン名古屋工場
- 日本アクリル化学名古屋工場
- 愛知県道225号名古屋東港線
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ 白井 2006, p. 157.
- ^ 奥田 1953, p. 196.
- ^ 奥田 1953, p. 313.
- ^ 奥田 1953, p. 315.
- ^ 名古屋鉄道 1994, p. 966.
- ^ a b 名古屋港管理組合 1967, p. 367.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1981, p. 5.
- ^ a b 名古屋臨海鉄道 1990, p. 196.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1981, p. 42.
- ^ a b 今尾 2008, p. 62.
- ^ a b c d e 名古屋臨海鉄道 1990, p. 59.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 197.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 199.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 200.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 201.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 204.
- ^ 国土交通省鉄道局 2016, p. 15.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1981, p. 164.
- ^ 名古屋臨海鉄道 1990, p. 38.
参考文献
- 奥田助七郎『名古屋築港誌』名古屋港管理組合、1953年。
- 名古屋港管理組合(編)『名古屋港年表』名古屋港管理組合、1967年。
- 名古屋臨海鉄道(編)『十五年のあゆみ』名古屋臨海鉄道、1981年。
- 名古屋臨海鉄道(編)『名古屋臨海鉄道二十五年史』名古屋臨海鉄道、1990年。
- 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年。
- 白井昭「知られざる名古屋港の名鉄貨物線-1 名鉄築港支線(東名港)」『鉄道ファン』第538巻、交友社、2006年2月、156-161頁。
- 今尾恵介(監)『日本鉄道旅行地図帳』 7号 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8。
- 国土交通省鉄道局(監)『鉄道要覧 平成28年度』鉄道図書刊行会、2016年。ISBN 9784885481277。