ジョルジュ・ド・ベリオ
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ジョルジュ・ド・ベリオ Georges de Bellio | |
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ニコラエ・グリゴレスクによる肖像画 | |
生誕 |
1828年2月20日 ワラキア公国、ブカレスト |
死没 |
1894年1月26日(65歳没) フランス共和国、パリ |
国籍 | ルーマニア |
別名 | Geroges Bellu(ルーマニア語綴り) |
職業 | 医師、美術収集家 |
著名な実績 | 印象派作品の収集 |
ジョルジュ・ド・ベリオ(Georges de Bellio, 1828年2月20日 - 1894年1月26日)は、ルーマニア出身で、フランスで活動したホメオパシーの医師であり、印象派の作品を収集した美術収集家(パトロン)として知られる。
生涯
[編集]アルーマニア人とルーマニア人の貴族の血を引き、裕福であった。1851年、パリに移り住んだ。
1874年、ナダール写真館で行われた印象派第1回展覧会で、クロード・モネの作品を購入し、以後好んで購入した。1878年にはモネの『印象・日の出』を購入した。そのほか、アルフレッド・シスレー、ピエール=オーギュスト・ルノワール(1892年にド・ベリオの肖像画を描いた)、カミーユ・ピサロ、ベルト・モリゾの作品を収集した[1]。印象派をルーマニアの画家ニコラエ・グリゴレスクに紹介する役割も果たした。作品の購入だけでなく、直接、友人となった印象派の画家たちに経済的な支援を与えたり、医師として相談に乗ったりした。モネとの手紙のやり取りからは、2人の親しさが読み取れる。彼のコレクションは、ヴィクトール・ショケやウジェーヌ・ミュレのコレクションと並び称される[2]。
彼の死後、娘のVictorine Donop de Monchyが1940年にコレクションをマルモッタン・モネ美術館に寄贈した[3]。
脚注
[編集]- ^ Monneret, p. 597
- ^ Colin B. Bailey 2010, p. 111
- ^ Présentation (La Tribune de l’art).
参考文献
[編集]- Monneret, Sophie (1987). L'Impressionnisme et son époque. 2. Paris: Robert Laffont. ISBN 978-2-221-05412-3
- Monneret, Sophie (1987). L'Impressionnisme et son époque. 2. Paris: Robert Laffont. ISBN 978-2-221-05413-0
- Susan Alyson Stein; Asher Ethan Miller; Colin B. Bailey (2010). The Annenberg Collection masterpieces of Impressionism and Post-Impressionism. New York: Metropolitan Museum of Art. pp. 108-114. ISBN 978-0300124026
- Marianne Delafond, À l'apogée de l'impressionnisme, la collection Georges de Bellio, éd La Bibliothèque des Arts, Lausanne, catalogue de l'exposition de Bellio au musée Marmottan (2007-2008), ISBN 978-2-88453-139-9
- Ruxandra Ionescu et Alexandru Marinescu, Georges de Bellio, restitutions, Acad. roumaine et EditArt, Bucarest 2003, catalogue de l'exposition de Bellio au musée d'Art de Ploiești (2003).
外部リンク
[編集]- ジョルジュ・ド・ベリオについて(Bernard Vassor)