倉地克直
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人物情報 | |
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全名 | 倉地 克直(くらち かつなお) |
生誕 | 1949年??月??日 |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
時代 | 20世紀 - 21世紀(昭和・平成) |
研究分野 | 日本史(近世史・民衆史) |
研究機関 | 岡山大学 |
学位 | 文学修士(京都大学・1974年) |
主な受賞歴 | 岡山県文化賞(2013年) |
倉地 克直(くらち かつなお、1949年 - )は、日本の歴史学者。岡山大学名誉教授。専攻は日本近世史・民衆史。
概略
[編集]愛知県生まれ。1972年京都大学文学部国史学科を卒業。1977年同大学院文学研究科国史学専攻博士課程単位取得退学。1980年岡山大学文学部講師に着任。1984年より同助教授、1997年より同教授、2007年社会文化科学研究科教授。2015年定年退任、名誉教授。
2013年度岡山県文化賞受賞。
日本近世の文化史を専攻し、なかでも近世の民衆文化を研究している。岡山大学着任後は、岡山大学附属図書館が所蔵する池田家文庫の史料を活用し、江戸時代の岡山藩政史の研究にも取り組んでいる。
主な著作
[編集]単著
[編集]- 『近世の民衆と支配思想』(柏書房、1996年)
- 『性と身体の近世史』(東京大学出版会、1998年)
- 『近世日本人は朝鮮をどうみていたか:鎖国」のなかの「異人」たち』(角川書店、2001年)
- 『漂流記録と漂流体験』(思文閣出版、2005年)
- 『江戸文化をよむ』 吉川弘文館、2006年
- 『全集日本の歴史 第11巻 徳川社会のゆらぎ 江戸時代/十八世紀』(小学館、2008年)
- 『池田光政:学問者として仁政行もなく候へば』(ミネルヴァ書房、2012年)
- 『「生きること」の歴史学 徳川日本のくらしとこころ』敬文舎 日本歴史私の最新講義 2015
- 『江戸の災害史 徳川日本の経験に学ぶ』中公新書 2016
- 『絵図と徳川社会 岡山藩池田家文庫絵図をよむ』吉川弘文館 2018
- 『池田綱政 元禄時代を生きた岡山藩主』吉川弘文館 2019
- 『江戸時代の瀬戸内海交通』吉川弘文館、2021
共編著
[編集]- 『自分史の作り方:「対談」歴史学と自分史』(福山琢磨、ひろたまさきと共著、西日本法規出版、1986年)
- 『岡山県の教育史』(ひろたまさきと共編著、思文閣出版、1988年)
- 『牛窓と朝鮮通信使』(牛窓町教育委員会編、1993年)
- 『岡山藩家中諸士家譜五音寄』1-3(岡山大学文学部、1993年)
- 『性を考える:わたしたちの講義』(上野輝将、西山良平、沢山美果子、田中貴子、妻鹿淳子と共著、1997年)
- 『岡山県の歴史』(藤井学ほかと共著、山川出版社、2000年)
- 『男と女の過去と未来』(沢山美果子と共編、世界思想社、2000年)
- 『働くこととジェンダー』(沢山美果子と共編、世界思想社、2008年)
- 『絵図で歩く倉敷のまち』(監修、山本太郎、吉原睦共著、吉備人出版、2011年)
- 『[第2版]岡山県の歴史』(藤井学ほかと共著、山川出版社、2012年)
外部リンク
[編集]- 岡山大学日本史研究室
- 徳川社会のゆらぎ - 小学館
- 倉地克直 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN)
- 倉地克直 - J-GLOBAL
- 倉地克直 - researchmap