鶴見臨港鉄道シキ100形貨車
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鶴見臨港鉄道シキ100形貨車 | |
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基本情報 | |
製造所 | 汽車製造 |
製造年 | 1936年(昭和11年) |
製造数 | 2両 |
消滅 | 1982年(昭和57年) |
常備駅 | 新芝浦駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 12,300 mm |
全幅 | 2,335 mm |
全高 | 2,002 mm |
荷重 | 35 t |
自重 | 16.9 t |
換算両数 積車 | 4.0 |
換算両数 空車 | 1.6 |
台車 | TR20 |
軸距 | 8,200 mm |
最高速度 | 65→75 km/h |
鶴見臨港鉄道シキ100形貨車(つるみりんこうてつどうシキ100がたかしゃ)は、1936年(昭和11年)10月に汽車製造東京支店で1両が製作された、30トン積み低床式大物車である。この項目では翌1937年(昭和12年)7月に同じく汽車製造東京支店で35トン積み低床式大物車として1両が製作された鶴見臨港鉄道シキ200形貨車、およびシキ100形を補強してシキ200形と同一仕様にした鶴見臨港鉄道シキ300形貨車についても説明する。いずれも鶴見臨港鉄道の戦時買収により、1944年(昭和19年)2月に国鉄の車籍に編入されてシキ110形となった。
どちらの車両もシキ40形に似た設計で、全長は12,300 mm(車体長11,500mm)、低床部長さは4,800 mm、低床部のレール面上高さは645 mmであった。台車はアーチバー式の2軸ボギー台車TR20を2基装備し、空気ブレーキはKD180形であった。
国有化時に、シキ200はシキ110、シキ300はシキ111となった。これにより、実際の製造年次とは逆順の番号を付けられることになった。東京芝浦製作所(東芝)所有の私有貨車で、常備駅は新芝浦駅であった。
シキ111は1946年(昭和21年)6月に、シキ110は1982年(昭和57年)12月24日にそれぞれ廃車となった。
参考文献
- 吉岡心平『大物車のすべて 上』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 91〉、2007年3月1日。ISBN 978-4-7770-5195-3。
- 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。