銀河英雄伝説の登場勢力

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銀河英雄伝説の登場勢力(ぎんがえいゆうでんせつのとうじょうせいりょく)は、田中芳樹の小説、およびそれを原作としたアニメ『銀河英雄伝説』に登場する、架空の勢力の一覧である。

銀河帝国[編集]

500年近くにわたり支配を続ける専制国家。ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムにより建国されたゴールデンバウム王朝と、ラインハルト・フォン・ローエングラムにより成立したローエングラム王朝に区別される。物語の本編は、ゴールデンバウム王朝末期からローエングラム王朝創成期にかけた時代を舞台としている。

ゴールデンバウム朝銀河帝国[編集]

ゴールデンバウム朝銀河帝国は、初の全人類統一専制政体である。退廃した銀河連邦末期に登場した新進気鋭の軍人ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが政治家に転身し、その強力な指導力で民衆の圧倒的支持を集めて独裁者となる。宇宙暦310年、ルドルフが「神聖にして不可侵なる」銀河帝国皇帝に即位して銀河帝国は成立し、宇宙暦を廃して新たに帝国暦1年とした。首都はヴァルハラ星系惑星オーディン。当初は立憲君主制であったが、帝国議会の永久解散、「劣悪遺伝子排除法」にみられる徹底した弱者や反対者への強権弾圧が行われ、一方で功臣を中心に創設された貴族階級と軍・官僚の下で、初代のルドルフの治世において早くも強固な専制体制へと移行し、皇帝や門閥貴族たちによる法律を無視した恣意的な支配が横行していった。

貴族に叙せられたのは白人のみで、しかもゲルマン風の姓名を与えられた。その事もあってか、銀河帝国の風俗などはドイツに似通ったものとなっている。民衆レベルにおいても、姓名はゲルマン系のものとなっている。人種においても登場人物の中には殆ど有色人系は見られない。

しかし5世紀にもわたる強権的な支配は内部に腐敗を抱えるようになり、帝国からの脱出者により建国された自由惑星同盟との不毛な戦いが一世紀以上も続くなかで、次第に国力は疲弊していく。やがてラインハルト・フォン・ローエングラムの台頭により、大貴族をはじめとする門閥貴族の支配体制が倒され、リップシュタット戦役以後は実質的にラインハルトが帝国の軍事・政治の全権を掌握した(ラグナロック作戦発動前、ヤン・ウェンリーが「名義の変更が済んでいないだけで、実質的にはローエングラム王朝」と評している)。

宇宙暦799年(帝国暦490年)6月20日、最後の皇帝カザリン・ケートヘン1世(退位時の年齢は1歳8ヶ月)の親権者であるユルゲン=オファー・フォン・ペグニッツ公爵が、女帝の退位宣言書と帝位をラインハルトに譲渡するという内容の宣言書に署名したことにより、名目上は禅譲、実質的には簒奪という形でローエングラム王朝に取って代わられ滅亡した。38代、490年の支配であった。因みにアニメ版ではルドルフの銅像が倒されている描写が見られる(アニメ版が製作されたのは、冷戦の終了とソ連崩壊当時で、「レーニン像が倒されている」頃であった)。

建国当初、人口は3,000億人を数えるほどだったが、圧政と慢性的な戦乱の中で、本編開始時点である末期には約一割弱の250億人まで減少していた。

詳細な社会形態は不明だが、各惑星ごとに「伯爵領」や「男爵領」が置かれていた、そして各惑星の社会規模も都市や農村レベルの小規模なものでしかなかったようである。 なお、集英社漫画版では、惑星の一部地域の単位で貴族の領地として領有されている他、天体単位の領有は大貴族にふさわしいとされているようである。また、最下級貴族の帝国騎士には通常、領地はなく、恩賞として一星系を下賜されたラインハルトが複数の天体を領有することになるため、伯爵にでもしてやる旨、皇帝は発言している。

ローエングラム朝銀河帝国[編集]

ローエングラム朝銀河帝国は宇宙暦799年(新帝国暦1年)6月22日、初代皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムの即位によって成立。首都は当初は旧帝国と同じオーディンであったが、翌年にはフェザーンに遷都。

ローエングラム王朝では前王朝の悪習を一掃した開明的な統治が行なわれ、また150年にわたる自由惑星同盟との抗争も同盟を完全併呑する形で終結させ、人類社会のほぼ全てをその支配下に治めた。一応国号も「銀河帝国」を引き継いでおり、皇帝を頂点とする専制政治体制である。しかしラインハルト自身が軍人としての性格を強く持ち、また自分の子供に帝位を継承させる必要なしと明言し、また旧王朝の貴族階級の既得権益を剥奪する一方で、功臣を新たに貴族に任じる事はしていない。従って実質としては、専制というよりは自らに権力を集中するが、権力の世襲を行わない軍事独裁制を敷いている(作中でもラインハルトの立場について、専制君主独裁者、双方で呼ばれている)。ただしラインハルトは自分の死後の体制を構築せずに早逝し、帝位は息子であるアレク大公に、実質的政治権力は妻であるヒルデガルド皇妃に引き継がれ、結果的に世襲がなされた。

その後の政体がどうなっていくかは述べられていない[1]。ただし後世の歴史家により、ヒルデガルド皇妃は「ローエングラム王朝の育ての母」とみなされており、少なくとも王朝の形そのものは存続した様子である。その他、立憲君主制へと移行し民主的に選ばれた議員による議会が開設された可能性が示唆されている[2]

自由惑星同盟[編集]

ゴールデンバウム王朝銀河帝国の圧政に抵抗して、建国された民主主義国家。原作小説では「フリープラネッツ」とルビが振られているが、アニメ版では「じゆうわくせいどうめい」と発音されている。また、アニメ版の軍服ワッペンには「League Of Free Planets」の表記がある。一方、原作英訳版では「the Free Planets Alliance」(略称FPA)と訳されている。首都はバーラト星系第四惑星ハイネセン[3]

政体としては民主共和制である。各惑星に首相知事が存在する[4]事から、まさに自由惑星「同盟」制であると思われる。ただし各惑星政府は固有の軍事力を持っておらず、また経済面や政治面でもハイネセンの一極支配が目立った。

「最高評議会」が自由惑星同盟の最高機関であり、最高評議会議長は自由惑星同盟の元首とされる。評議員は行政庁の長たる委員長を兼ねており、これから最高評議会が内閣に相当し、しかも議会に対してより強い権限を持っているものと思われる。多数決システムを取っており、またその際の票数・各評議員の判断も公表されている(そのため最高評議会の失敗に対し、一応は全評議員が連帯責任を取って辞職しても、反対票を投じた者はかえって評価され、再度評議員に就任でき、事実上免責される)。この事から、評議員=委員長 も議長に対してかなりの権利を持っており、内部の意見相違が認められかつ常態となっていると考えられ、それによって最高評議会の強大な権力に制限が加えられていると思われる。また銀河帝国侵攻時には、トリューニヒト議長が実質上職務放棄を行ったため、代わってアイランズ国防委員長が主導している。

ただし銀河帝国から降伏勧告を受けた際は、トリューニヒトは銀河帝国への降伏を独断で決定しており、最高評議会議長には大権が与えられていると見られる場面もある(どういう場合・事項については議長に決定権があるかは、作中では明記されていない)。

帝国暦164年、奴隷階級としてアルタイル星系において強制労働に就かされていたアーレ・ハイネセンらが、ドライアイスの塊で宇宙船を作って流刑地から脱出。「ロンゲスト・マーチ(長征1万光年)」と呼ばれる苦難の逃避行の末、居住可能な惑星を持つ安定した恒星群を見出し、復活させた宇宙暦527年(帝国暦218年)に建国された。建国から1世紀の間に国力の充実が図られ、宇宙暦640年(帝国暦331年)、ついにその存在が帝国に知られる事となるが、ダゴン星域会戦で帝国の遠征軍に記録的大勝。ダゴン会戦の後、帝国内の共和主義者が亡命するようになり、それを受け入れた同盟は量的な膨張をとげる。一方で、亡命者の中には刑事犯や権力闘争に敗れた貴族達も含まれており、質的な変容も余儀なくされた。

ダゴン会戦以後150年にも亘る慢性的な戦争状態の中で、政治の腐敗が進み、社会・経済は日常レベルでのインフラの維持にさえ支障をきたすほど衰弱していき、建国当初の精神は失われていった。宇宙暦796年(帝国暦487年)に重要戦略拠点であるイゼルローン要塞を帝国から奪取した後、政治的理由から実施された帝国領侵攻作戦の中で膨大な艦艇・将兵を失い軍事力も弱体化した。やがて救国軍事会議によるクーデターとその失敗を経て、トリューニヒト派が政界・軍部において幅を利かすようになり、ラインハルト・フォン・ローエングラムのもとで改革が進む銀河帝国よりも「ゴールデンバウム王朝的な」腐敗した統制国家となってしまう。銀河帝国の軍事力に対抗しうる才能を持った類い希な人材であるヤン・ウェンリーでさえ、民主的な主張を繰り返したため弾圧を受けたほどであった。

帝国(ラインハルト)による「ラグナロック作戦」及び「第2次ラグナロック作戦」の後、宇宙暦800年(新帝国暦2年)2月20日「冬バラ園の勅令」によってローエングラム朝銀河帝国に全面降伏し併呑された。ゴールデンバウム朝銀河帝国は同盟を国家として認めず、長らく「辺境の叛徒」「叛乱軍」「自由惑星同盟を僭称する叛徒ども」と呼んでいたが、この「冬バラ園の勅令」により、273年の歴史に幕を下ろした後、初めて国家として承認された。

併呑後、旧同盟領はノイエ・ラント(新領土)と改称され、旧同盟首都星ハイネセンに設けられたノイエ・ラント総督府の施政に置かれ、ハイネセン以下の諸惑星もその支配を受け入れた。しかし、それでもなお民主主義の存続を願うものたちは、その後ヤンのもとに結集していく。

フェザーン自治領[編集]

帝国と同盟を結ぶ2つの回廊の一方にあたるフェザーン星系の第二惑星に作られた商業惑星国家。英語表記だとPHEZZANとなる。地球教の援助を受けた大商人レオポルド・ラープが、賄賂と嘆願によって帝国を説得、帝国暦373年(宇宙暦682年)に成立させた。帝国と同盟の間で侮られない程度、脅威を持たれない程度の微妙なバランスを保ちつつ勢力を維持しつづけた。国家元首は自治領主と呼ばれ、初代ラープ以来5代にわたり当地を治めてきたが、帝国暦490年(宇宙暦799年)に帝国軍の侵攻によって占領され、完全に帝国領に併合。

法的には帝国内の自治領であり、銀河帝国に対して貢納の義務を負うが、実質的には独立国家で、同盟との国交も有する。この為交戦状態の帝国と同盟が唯一平和的に交わる為の窓口となっていた。フェザーンはこうした政治的立場を利用して帝国と同盟の間の中継貿易を行い莫大な利益を上げていた。このため、僅か一つの惑星しか領土を持たず、人口比でも3%弱に過ぎないにもかかわらず、銀河系全体の1割の富を独占、惑星フェザーン自体もハイネセンやオーディンを凌ぐ銀河で最も繁栄した惑星となっていた。アニメ版で軌道エレベーターが設置されていたのはこの惑星だけである。こうした豊かさは社会の底辺にも行き届いているようで、駐在武官として赴任していたユリアンはその就任記念パーティにおいて、フェザーンの下町の清潔さ、ペットの多さとそれらがよく太っている事を例に挙げて、フェザーンの健全な経済状態を高く評価している(参列者の中でこの譬えの意味を理解した者はケッセルリンク自治領主補佐官以外にいなかった)。

また「独立自由商人の国」とも呼ばれており、零細企業・ベンチャービジネス優遇を経済政策としているように思われる。一方でフェザーン系企業は自由惑星同盟や銀河帝国に盛んに投資を行っている様子であり、これはフェザーンの国家戦略である事が作中の描写からうかがえ、大企業に対しては政府から何らかの働きかけがある。

軍事力における描写は作中では乏しく、帝国の侵攻に対してもほぼ無抵抗のままに占領されている。反面、借款を盾に同盟に内政干渉を行い、帝国にもフェザーン系企業が多数存在し、経済面における影響力は絶大で、自治領主ルビンスキーは経済面から帝国・同盟を支配する構想を目論んでいた。

利潤追求と帝国・同盟の国力バランスの現状維持のためには、弁務官事務所を通じて入手した両軍の作戦行動計画を敵対勢力にリークしたり、帝国内部の反乱を支援したりするなどの行動をとることもあってか、OVA版のカストロプ公爵や、劇場版第2作のブラウンシュヴァイク公爵など帝国の門閥貴族がフェザーン人(フェザーン自治政府上層部?)を「守銭奴共」と蔑む描写もある。

フェザーンは一見単に利潤のみを追求する純粋な商業国家のようであったが、実際には失地回復を目論む地球教(地球統一政府の残党)によって影から操られていた。フェザーン建国の資金も地球統一政府が秘匿していた富から出ていたとされる。しかしこれは自治領主などごく一部が知る秘密であり、例えばルビンスキーが待たせている面会客の中で地球教団の司教を優先して面会した時は、関係者を不審がらせた。

帝国領に併合後、新帝国暦2年(宇宙暦800年)皇帝ラインハルトの遷都令によって、フェザーンは新帝国の帝都となった。旧帝国領と旧同盟領の双方を支配下に置いたローエングラム王朝にとって、両者の何れとも交通の便がよくインフラも整っているフェザーンは新帝都として絶好の地であった。

その他の勢力[編集]

地球教団[編集]

人類の母星である地球への帰依を説く宗教団体であり、原作小説では『地球教会』と記述されたこともある。本部は帝国領内の太陽系第三惑星「地球」のヒマラヤ山脈カンチェンジュンガ地下にある旧地球統一政府の避難用シェルター跡を利用している。他にも帝国首都オーディンにも支部を構えている。

銀河連邦、銀河帝国時代を通じて地球の自治権が認められた(というより事実上放置された)事から、地球を支配する政体でもある。帝国・同盟を問わず信者を増やし続けている。しかし実際には、崇高な信仰心からでなく、かつての西暦時代に地球が持っていた特権的な地位を取り戻す手段として、地球統一政府の残党が結成した組織である。この時代においては手段の目的化が見られ、かなり高位の幹部も主観的には純粋な信仰心を持っている様子であり、むしろド・ヴィリエ大主教のような教義を手段としか考えていない幹部が特別な存在として描かれている。だが、同時に政治工作やテロ、さらには信者に対して麻薬を投与する事すら行われており、冷静な第三者からは崇高な信仰心以外の目的がある事を見透かされている(作中で教団本部に潜入した際のポプランの発言)。フェザーンの成立にはシリウス戦役時に秘匿されていた旧地球統一政府の富を確保していた地球教の資金が投入されており、歴代のフェザーン自治領主は地球教と深くつながっている。

当初はフェザーンや各地の地球教団を利用して戦争を煽り、帝国と同盟の共倒れを画策していたが、同盟が帝国に敗北すると今度はラインハルト暗殺等のテロに走るが、それが原因で地球を帝国軍に攻撃され、本拠地を失う。しかし、生存したド・ヴィリエ大主教を中心に銀河の趨勢を得るべく、ヤン・ウェンリー暗殺等の更なるテロリズムに傾倒していく事になる。

帝国やフェザーンの信者は地球への巡礼が義務となっている、一方、同盟の信者は帝国領にある地球への巡礼が不可能であるため、帝国との戦いを「聖戦」として協力を表明している。しかし、地球教団所属の同盟軍人の存在は作中では確認できない一方、同盟の主戦論派である憂国騎士団やトリューニヒトとは深い繋がりが有り、資金・人材の交流は盛んであった。OVAではビュコックがテルヌーゼンの選挙で評判を落とした憂国騎士団が転じた姿と評し、原作小説ではヤンが憂国騎士団と地球教団のバックは同じではないかと推測している。

門閥貴族連合[編集]

ラインハルトらが政治の実権を握ったことに反発した帝国貴族らの連合であり、ブラウンシュヴァイク公の別荘であるリップシュタットの森で行われた「リップシュタットの盟約」により誕生した叛乱勢力。

盟主にブラウンシュヴァイク公オットー、副盟主にリッテンハイム侯ウィルヘルム三世、その他の貴族3760名、正規兵・私兵を合わせた総兵力2560万、連合軍最高司令官にメルカッツ上級大将(脅迫により参戦)が参加した。

ガイエスブルク要塞を拠点に反乱(リップシュタット戦役)を起こした。保有する戦力・財力は当時のラインハルトを凌ぐほどであり、また当初は良識派であるマリーンドルフ伯も門閥貴族の筋として参加を考えるなど、帝国の社会内部ではそれなりに正当性が認められる存在であった。しかし所詮は反ラインハルトの貴族達が集まっただけの烏合の衆に過ぎず、勝利した場合の権力や政権の移譲に関しても一切を取り決めていなかったため、大貴族間の連携意識は皆無であった。更には連合軍全体の指揮官の能力も低く[5]戦場で勝利を収めることは殆ど無く、作中でも明言されている戦術的な勝利はメルカッツが指揮したシャンタウ星系でのロイエンタールの撤退のみであった(しかも、敗走ではなく、戦術的に価値の薄い星系からの撤退である)。盟主ブラウンシュバイク公爵と副盟主リッテンハイム侯爵が仲間割れを起こし[6]、辺境星域の制圧を名目とした分派行動を起こしたリッテンハイム侯がキルヒアイスに敗れ、部下に殺害されて死亡。ガイエスブルクまで侵攻した貴族連合軍がミッターマイヤーの擬態敗走に騙されて出撃した戦闘では全面敗北し、多くの戦力を失う。更にヴェスターラント暴動の際に、ブラウンシュヴァイクが惑星表面に核攻撃を行い、200万人の民衆を殺戮した事で民心を失い、支配領域にあったほぼ全ての惑星が貴族連合に反旗を翻したため、補給線は完全に崩壊。この時点で貴族連合軍の敗北は不可避となった。残された全戦力を結集した決戦では追い詰められた事もあり激しく抵抗したが、平民階級の将兵が貴族たちの滅亡に巻き込まれる事を拒否し、要塞と各艦で反乱が頻発。組織的な抵抗すらできなくなり敗北、崩壊した。主だった貴族の大半は敗死・降伏の運命を辿り、帝国はラインハルトの元で大きく改革されるようになる。

ラインハルトが出立する時点では『正義派諸侯軍』と自称していたが、公文書にはラインハルトの命によって『賊軍』という公称が載せられた。小説内では『貴族連合軍』と称されているが、結成の時点ではこの軍事組織を『リップシュタット貴族連合[7]』と称したと記されている。一方アニメ版では、このシーンで同軍事組織を『リップシュタット連合軍』という、とナレーションがなされている[8]

救国軍事会議[編集]

自由惑星同盟政府の政治的腐敗を憂いた軍内部の将校らが結成した叛乱組織。フレデリカの父ドワイト・グリーンヒル大将を議長として、クーデターを決行。大部分の参加者にとっては「同盟の政治腐敗を憂いての行動」であったが、グリーンヒル大将自身は、内心では性急すぎると感じており、彼らの暴走を掣肘するためにあえて参加していた(OVA版での亡き妻の墓前での台詞)。

参加者には査閲部長グリーンヒル大将の他に、情報部長ブロンズ中将、救国軍事会議で報道官の役割を担ったエベンス大佐、第11艦隊司令官ルグランジュ中将、クリスチアン大佐、トリューニヒト派のスパイであったベイ大佐、そして元エル・ファシル星系警備艦隊司令官リンチ少将が参加しており、グリーンヒル大将の査閲部とブロンズ中将の情報部が連携する事で、クーデターに関する情報を握り潰していた。

彼らがクーデターを起こし、首都星ハイネセンを制圧した際の布告は、挙国一致体制の確立、表現・言論の自由の制限、戒厳令の施行、議会の停止、社会保障の削減など、ヤン曰く「500年前のルドルフの政策と何ら変わらないもの」であった。また経済的にも国家社会主義に陥ったため、経済破綻を招いてしまった(情報統制のためにハイネセンの物流を制限したため、生産状況は消費過多に陥った)。

クーデターは成功するかに見えたが、唯一の機動戦力である第11艦隊がドーリア星域で敗北し、直後に起こった「スタジアムの虐殺」で2万人以上の犠牲者を出した事で人心掌握に失敗する。治安警察も救国軍事会議に対してサボタージュを開始し、次々に辺境惑星の警備艦隊や戦力がヤン艦隊に合流したため、次第にバーラト星系の支配権しか維持できなくなっていった。結局、ハイネセンを守る12個の軍事衛星「処女神(アルテミス)の首飾り」の破壊で戦意を喪失して降伏(徹底抗戦を主張する者もいたが、国家の再統合に害を及ぼすとしてグリーンヒルが退けている)、首謀者のグリーンヒル大将はリンチ少将に殺害された(公式発表は自決)。後にクーデター派のアーサー・リンチがラインハルトにクーデター計画を持ちかけられ、それを実行していたに過ぎないことが判明する。

ハイネセンの降伏後、辺境惑星に残された救国軍事会議の残存戦力も順次同盟軍に降伏した。

銀河帝国正統政府[編集]

レムシャイド伯爵・ランズベルク伯爵ら門閥貴族の残党達が、当時の銀河帝国皇帝エルウィン・ヨーゼフ二世を誘拐し、同盟に亡命して立ち上げた亡命政府。同盟の協力を得るため、銀河帝国の支配対体制を確立して以降の民主体制への移行を約束させられている。そのため、体裁としては立憲君主制であると思われ、当初は帝国宰相への就任を躊躇ったレムシャイド伯爵も、「首相」を名乗る事となった。だが、レムシャイド伯らにとって不本意な約束であり、その範囲内で何とか旧貴族の権力を取り戻す事を画策していた。閣僚だけは任命したものの、支配すべき人民も指揮すべき兵も、当然ながら議会も持たず、ラインハルトの同盟領侵攻後まもなく内部から崩壊した。唯一戦闘に参加したのは、メルカッツの元に合流した数人の「ゴールデンバウム王朝最後の兵士達」のみであった。なおOVA版においては、民主体制についての説明は除外されている。

エル・ファシル独立政府[編集]

「バーラトの和約」直後、実質的に帝国支配下となった同盟の混乱期において、同盟からの独立を唱え勃興した政体。国家の呼称案のひとつとして自由惑星同盟“正統政府”があること等から、搾取と抑圧の象徴たる「専制政治」に正対する自由と解放の象徴・民主共和制の回復を、当時の同盟から引き継ぐことを政治理念として掲げていたようである。様々な情勢変化によってヤン一党を「革命予備軍」として招聘することとなるが、政治家として素人である政府主席ロムスキー医師が、その情熱だけで立ち上げた政府であった(独立政府樹立後、他の同盟惑星から後に続くものは皆無であり、自由惑星同盟政府レベロ政権も独立政府の行為を批判し、同盟政府への立ち返りを要求する声明を出している)。加えて、主席を支えるような、きちんとした政策を立案・実行するプロ政治家も、少なくとも作中での描写では存在しない。ロムスキー医師とヤンがテロに倒れた後、程なく瓦解した。

イゼルローン共和政府[編集]

ヤン・ウェンリー亡き後、ヤンの妻であったフレデリカ・グリーンヒル・ヤンを指導者としてイゼルローン要塞に成立した共和政府。別名として、成立した月の名前をとり「八月の新政府(ニュー・ガバメント・イン・オーガスタ)」とも称される(しかし、作中でその名が用いられたことはない)。軍隊は「イゼルローン革命軍」と呼ばれ、ユリアン・ミンツが司令官となった。言論の自由などは保障され、一応の政府各機関は設立されたが、構成員のほとんどが軍人で文民が極めて少数であること(ちなみに男女構成比も男性が圧倒的に多い)、フレデリカが積極的に主導権を発揮したとも言いにくいこと(活動期間が短かったため、その機会が少なかったと言うべきかもしれない)などから、厳密には「共和」でも「政府」でもないが、当事者で問題視する者はいなかった。

帝国軍に対し戦術的な勝利を積み重ね、帝国側の事情もあり妥協が成立。後にイゼルローン要塞の返還と引き換えに旧同盟首都バーラト星系の自治権を勝ち取り、短くも濃密な期間を経て解体した。

銀河帝国成立前の歴史上の勢力[編集]

北方連合国家(ノーザン・コンドミニアム、NC)[編集]

西暦2039年に勃発した13日戦争以前に成立していた国家。北米大陸を本拠地としていた超大国で、当時の地球を二分していた。13日戦争時には敵対していた三大陸合州国及び無関係な小国に熱核兵器を撃ち込み、90年近い混乱を生んだ。13日戦争以前に宇宙軍を保有しており、遥かなる天空の高みから弱小諸国を威圧したとされている。

OVA版第56話に西暦2039年当時の勢力図が映像化されており、それによるとアラスカ州と一部の島を除く北米大陸全てに加え、ブラジルアルゼンチンを除く南米諸国、北海道を除く日本全域、中国全域、朝鮮半島全域、東南アジア全域、南アジア全域、中東全域、北アフリカから南部アフリカに至るまでの数か国、スカンジナビア諸国ドイツポーランドイギリスオーストラリア西部などを領有、もしくは勢力圏に含んでいたという。

13日戦争により崩壊。戦後は二大戦犯国の一国として扱われている。

三大陸合州国(ユナイテッド・ステーツ・オブ・ユーラブリカ、USE)[編集]

西暦2039年に勃発した13日戦争以前に成立していた国家。北方連合国家に唯一対抗できる規模と実力を有していたもう一つの超大国で作中では本拠地等は不明。13日戦争における北方連合国家との核戦争は結果的に自国の崩壊と90年に渡る戦乱、地球における政治中枢の移動を招いた。

北方連合国家同様、OVA版第56話に西暦2039年当時の勢力図が登場しており、それによると旧ソビエト連邦全域とアラスカ州ブラジルアルゼンチン北海道バルカン半島イタリアフランス北アフリカ西アフリカ南部アフリカの一部の国、オーストラリア東部、ニュージーランドなどを領有、もしくは勢力圏に含んでいたという。

13日戦争により崩壊。戦後は二大戦犯国の一国として扱われている。

地球統一政府(グローバル・ガバメント、GG)[編集]

西暦2030年代に勃発した世界大戦とその後90年に及ぶ混乱を収拾し、2129年に成立した人類初の統一政体。全世界の「主権国家」を放棄する事で誕生したとされている。原作では「グローバル・ガバメント」もしくは「GG」とルビを振られるが、アニメでは単に「ちきゅうとういつせいふ」と発音している。

首都は先の大戦による被害を免れたオーストラリアのブリズベーン。ブリスベーンに定められたのは地球統一政府誕生時に地上最大規模の経済圏を成していた事、豊富な地下資源に恵まれていた事、二大戦犯国より離れていた事が理由である。

長きにわたる混乱から人類社会を復興させ、宇宙開発に尽力した。2163年に木星の衛星イオに開発基地の建設、2180年に冥王星調査団進発、2253年に人類初の恒星間探査の実施(失敗)、2391年には超光速航行を実用化、25世紀初頭に太陽系外に居住可能惑星が発見されると太陽系外へと人類の生存圏の拡大に着手した。しかし、恒星間航行時代の到来が地球を中心とした「単一の権力体制」が緩む原因の一つとなっており、後の戦乱に繋がる遠因となった。

当初は一種の大航海時代の到来となったため年々凄まじい勢いで新惑星開拓と人類生存圏拡大が行われたが、西暦2580年頃から生存圏拡大の勢いが急速に鈍化し、27世紀頃には生存圏拡大は事実上頭打ちになるなど次第に経済と発展が停滞。地球も地上の資源が完全枯渇したため、第一次産業を放棄した。しかし地球は軍部と官僚組織の拡大、資本主義の名の下に殖民星の資源と富を独占的に吸い上げるなど、植民星系を強権を持って支配した結果反発が起こり、武力衝突へと進展した。

設立当初は軍部を保有していなかったが、宇宙省内部に「航路局航行安全部」が発足し、それが80年間の間に「宇宙省保安局」 → 「宇宙警備隊」と規模と権限を拡大させ、西暦2480年に「宇宙軍」が設立する。しかし、西暦2527年には統一政府内で軍の代弁者が多数派を占め、軍幹部の不法行為を掣肘ことが出来なくなり、軍統制が事実上瓦解。地球は軍国主義が蔓延する様になり、地球のモラル低下の原因となる。

27世紀後半のシリウス戦役ではシリウス首都星ロンドリーナ制圧やラグランシティ事件などの緒戦においては優勢であったが、地球軍のモラルが著しく低下していたため、虐殺・略奪を繰り返してしまい、ラグラン事件をきっかけに誕生した「ラグラン・グループ」の活躍によって有能な地球軍三提督が共倒れになると、地球軍は装備のみが取り柄の烏合の衆と化す程までに弱体化。反地球植民星系連合軍BFF(ブラック・フラッグ・フォース)が精強な軍隊として整備されると、2703年まで地球軍は81回の戦闘全てに敗北。地球は食料・資源の供給先であった植民星をすべて喪失し、地球の支配体制は崩壊。地球は火星と木星の中間にある小惑星帯アステロイド・ベルトを最終防衛線として抵抗を続けるが、翌2704年のシリウス戦役終結により地球がBBFの無差別攻撃で壊滅的打撃を被り事実上消滅。 戦後は僅かに生き残った六万人余りの政府・軍の高官が戦争犯罪人として大量に処刑されている。

この敗北により地球は人類盟主の座を失い、築き上げた富と武力を喪失した。僅かに生き残った十億人余りの住民の大半は不毛の惑星と化した地球を見捨てて出て行ったが、残留した地球市民の間では生き残りをかけた戦乱が発生したとされる。地球政府も瓦解したと思われたが、後に残党勢力が地球教団を組織する。

後世の歴史家からは軍国主義により破滅へ向かったと評されている。そのため、対海賊対策として強大な軍事力が組織された銀河連邦では地球を悪しき前例として軍のコントロールに細心の注意を払っていた。第二次ヴェガ星域会戦では地球側は一惑星でありながら、万単位の艦隊(原作では六万隻、OVAでは二万隻)を投入しており、異常な規模の軍事力を有していたことが伺える。統一政府の政治体制に関しては詳しく明言はされていないが、西暦2680年時では国民共和党が与党として政権を握っている。

シリウス政府[編集]

地球軍によって破壊された、シリウス星系第六惑星ロンドリーナのラグラン市の生き残りである「ラグラン・グループ」『精神的・論理的指導者のカーレ・パルムグレン、行政・経済担当のウインスロー・ケネス・タウンゼント、反地球統一政府軍の黒旗軍(Black Flag Force)総司令官ジョリオ・フランクール、諜報及び謀略担当のチャオ・ユイルン』の4人が地球統一政府を滅ぼし、植民星系勢力を糾合して結成した政府。

政体としては、タウンゼントが首相、フランクールが国防相に就任している以外は不明。パルムグレンが国家元首的な地位にあったと思われるが、その名称も不明である。政府の基盤が固まらないうちに、パルムグレンの急死をきっかけに旧地球の支配体制を支えた旧財閥「ビッグ・シスターズ」を巡る意見の相違からラグラン・グループ内で権力闘争が勃発し、地球政府滅亡から僅か3年目の西暦2707年にラグラン・グループの全滅を持って、瓦解。

既存の地球体制破壊までは成し遂げたが、その後の新体制による秩序構築に導くことができなかったため、強固な統一体制を失った宇宙ではBFFが分裂し、権力闘争を繰り広げるなど大混乱に陥った。銀河連邦設立まで一世紀に及ぶ混乱の時代の元凶となる。その後の顛末は不明だが、銀河連邦成立時に首都がアルデバラン第二惑星テオリアになっており、原作小説にも極僅か一時期に人類の中心になった惑星と記述されているため、地球同様に人類盟主の座から転がり落ちたと思われる。

作中ではラグラン・グループがシリウス政府を築き上げる前のシリウスの政治体制についての詳しい言及はない。地球からシリウス脅威論の謀略対象にされてしまった程の反地球陣営の急先鋒であったが、地球との戦争に関しては優柔不断であったため、チャオ・ユイルンの謀略により旧指導部は地球のスパイとして追放されている事が述べられている。

汎人類評議会[編集]

詳細は作中で述べられていないので不明だが、地球統一政府と植民地惑星国家が代表を出して運営される、人類全体を包括する国家連合機構と思われる。ただし地球と植民星が平等であるという体裁を繕うための存在であり、地球出身者が議席の7割を占め、動議の可決には7割の賛同を必要としているため、実質上は地球は優位のシステムであり、地球の意志を人類の意志として代弁する組織に過ぎなかった。そのため、植民星側の動議が可決される事は皆無であり、実質的な権限は一切存在しない。

汎人類評議会の運営に関しては植民星側が結束して地球側に「軍備縮小」「評議会議席比率を人口に応じた配分への修正」「地球資本の内政干渉の禁止」の要求を突き付けた際に、地球側は報復措置として汎人類評議会への分担金拠出を停止しており、所属する全惑星が分担金を負担する形で運営されている模様。

シリウス戦役(地球統一政府滅亡)以降、 バルムグレン死後は、シリウスの首相であるタウンゼントが汎人類評議会主席を兼ねていた事から、おそらくシリウス政府が他の植民初惑星を優越していたと思われる。シリウス政府の最高権力者が首相である(普通は首相の上に元首が存在する)事から、汎人類評議会主席はシリウスを含めた各惑星の国家元首的地位と見なされ、パルムグレンも生前はこの地位にあった可能性もある。結局の所タウンゼントの死とシリウス政府の崩壊後にこの組織がどうなったのかは言及がないが、宇宙の混乱を収束する事が出来なかったため、同時に崩壊したものと思われる。

銀河連邦[編集]

地球の支配体制崩壊とシリウス政府瓦解後の混乱を収拾して成立した人類全体を包括する単一民主政府であり、人類初の脱地球的な新秩序となった組織。原作小説では「USG」(おそらくthe United States of the Galaxyの略)とルビを振られているが、原作英訳版では「the Glactic Federation」と訳されている。

西暦2801年に、アルデバラン星系第二惑星テオリアを政治的中枢として成立した。ちなみに銀河連邦が成立した西暦2801年は宇宙暦1年と改められた。国家元首と首相が存在し、前者は議会によって選ばれ、後者は国民投票で選ばれる(原作の設定。OVA版では逆になっている)。このシステムによって権力分散を図っている。成立当初から中期にかけては進取の気性に富んでおり、地球末期時代から停滞していた人類の生存圏拡大に着手し、人類の黄金時代と呼ばれる繁栄を得たが、長い平和に飽いて人心は荒廃し、末期には各方面での発見や発明が後を絶ち、人類の生存圏拡大も停滞して多くの開発中の惑星が放棄され、連邦政府議会も勢力争いに終始する衆愚政治化してしまった。

人々の無気力化、犯罪の激増、検挙率の低下、モラルの崩壊を招き、やがて腐敗の一掃を唱えるルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが(兼任禁止が不文律であった事を利用して)国家元首兼首相として独裁権をふるうようになり、宇宙暦310年に銀河帝国の設立を宣言したルドルフに乗っ取られる。ルドルフが国民投票によって皇帝に就任し、銀河帝国が成立したことで消滅。それは民主主義の死をも意味していた。

銀河連邦が地球に関する施政を事実上放置していたため、地球は「地球教団」により統治される事となる。

脚注[編集]

  1. ^ ラインハルトは、前述の通り息子が継ぐ必要は無く強い者が継げばよい、立憲制に移行してもよしと述べたが、最後にヒルデガルド皇妃に全てを委ねる旨を言い残した。
  2. ^ ラインハルトに対して立憲制への移行を提案したユリアンは、ラインハルトからの確約はもらえなかったものの立憲制への移行を確信している様子であり、アッテンボローの銀河帝国議会の野党議員としての将来図を想像している。
  3. ^ アニメ版の設定では帝国は銀河系オリオン腕に、同盟はサジタリウス腕にあるとされる。
  4. ^ 首相の存在は、外伝「ダゴン星域会戦記」に「バンプール星系首相:ヤングブラッド」が登場するのが唯一であり、他の惑星、あるいは本編開始後の時代に首相が存在するかどうかは不明であるが、存在しないと考えられる記述は作中には無い。
  5. ^ アルテナ星域会戦などのように目先の敵をすぐに攻撃しようとする傾向が強く、小説版ではロイエンタールに「貴族連合軍は戦意過多、戦略過少」(血の気の多い低能ども)と酷評されている。更には貴族の子弟達は特権人生を送り、優遇され過ぎているため人生の挫折経験が少なく、戦争すらも「勝てると思えば勝てるもの」と甘く見ている事も上記の評価の原因となっている。メルカッツファーレンハイトなどの例外も存在したが、門閥貴族が主導権を握る例が多いため両者の裁量権はあまり大きくなかった。
  6. ^ 元々両者とも「自分の娘を帝位に就け、摂政として帝国の実権を握る」ことが目的なので、ラインハルト排除後は互いに相手を排除することを考えていた。
  7. ^ 原作第2巻 p.52。1994年7月31日発行の79版にて確認。
  8. ^ OVA第18話。ラインハルトとヒルダの面談後。

関連項目[編集]