金冠堂

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株式会社 金冠堂
Kinkan Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 キンカン
本社所在地 日本の旗 日本
154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-34-14
設立 1943年昭和18年)6月
業種 医薬品
法人番号 1010901003017
事業内容 一般用医薬品、医薬部外品、食品等の製造
代表者 山崎寅(代表取締役会長
山崎充(代表取締役社長
資本金 4,620万円
主要子会社 株式会社キンカン(販売部門)
関係する人物 山崎栄二(創業者)
外部リンク http://www.kinkan.co.jp/
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主力商品のキンカン55ml
社名の由来となった新羅の金製王冠

株式会社金冠堂(きんかんどう)は、日本製薬会社で、本社は東京都世田谷区三軒茶屋一丁目34番14号にある。主力商品は外用薬の「キンカン」で、創業者は山崎栄二

社名の由来は1926年に朝鮮の慶州で発掘された古代新羅の王冠にちなんで名付けられた。当時山崎は京城(現:ソウル)に移住し研究をしていた。

歴史[編集]

舞鶴の海兵団に入隊して、衛生兵として働いた山崎が除隊後、経験を活かし外用薬の研究を始めた。外用薬の研究を始めたきっかけは、姉の子供が大火傷で亡くなったことだと言われている。1925年に万能外用薬キンカンを発売、1930年に東京へ進出し合名会社金冠堂を設立、1936年に合資会社金冠堂、1943年には株式会社金冠堂に改組した。金冠堂の堂は土の部分に点があるのが正式な文字である。

キンカンは第二次世界大戦中に、火傷や外傷の救急薬として活用された。戦後は主に虫刺されや肩こりの効能を強調して販売を伸ばした。

1960年代にはCMソング「キンカンの唄」(唄:雪村いづみダークダックス、作詞:藤浦洸、作曲:服部正)を使ったテレビコマーシャルで商品認知度を上げた。

また、創業者であった山崎が民謡好きだったこともあって、1961年2月から1993年5月までフジテレビで放送していた視聴者参加の民謡による歌合戦番組『キンカン素人民謡名人戦』を一社提供。その後は『キンカン民謡セレクション』→『キンカンふるさと民謡めぐり』→『晴れたらイイねッ!Let'sコミミ隊』(日曜日7:00-7:30)と続き、45年7か月のも間キンカンの一社提供として放送していたが、2006年9月でこの枠から完全撤退したため、番組内のスポンサード枠でキンカンのCMをテレビで見ることはできなくなっていた。2007年4月より、日本テレビの『ザ・サンデー』で提供、CMを再開した。その後は『スッキリ!!』でも一部曜日に提供、CMを放送している。

なお、フジテレビでキンカンの一社提供番組を撤退したものの、毎年夏の時期に放送される『FNSの日』(一般的に『FNS26時間テレビ』や『FNS27時間テレビ』として知られる)では引き続きスポンサーに入っている。また、2009年4月からは『とくダネ!』の一部曜日にも提供を開始した。なお、その他の在京キー局や在阪局、在名局への提供番組は現在も見かけない。

1997年に販売会社として株式会社キンカンを設立、KinkanのKをあしらった近代的なデザインのロゴマークが登場する(金冠の漢字をあしらう老舗風のデザインも併用していた)。2006年にキンカン発売80周年を記念して、株式会社キンカンで使われていたロゴマークに統一された。

ムヒシリーズでおなじみの池田模範堂とは長年ライバル関係を持つ。

金冠堂は医薬品の製造事業のみを行う企業で、販売事業は同社の子会社である『株式会社キンカン』(1997年4月、金冠堂の販売部門を分社化)が行っている。なお、両社の本社・役員は共有する。

事業所[編集]

本社
  • 東京都世田谷区三軒茶屋1-34-14
埼玉工場
大阪営業所

CMキャラクター[編集]

現在[編集]

過去[編集]

  • 江戸家小猫(現:四代目 江戸家猫八
    『素人民謡名人戦』の司会担当時に起用。持ち芸の声帯模写を使って、「金柑のど飴」のCMに出演した。
  • 宮本和知
    同社テレビCMのうち、「キンカン クールスプレー」と「金柑のど飴」のキャラクターにパピプペンギンズを起用。漫画家兼イラストレーター・ひこねのりおのキャラクターデザインによるもので、かつてサントリーの「生ビール・缶ビール(旧・純生)」でキャラクターを務めたことがあったため、それ以来19年振りの再登板となった(2003年秋冬の「金柑のど飴」のCMから使用、一時期神田沙也加がCMソングを歌っていた)。
  • さくらまや(2011年4月 - 2012年3月)
  • 本田望結(2012年4月 - )
※CMの放映は主に夏場を中心にスポットCMが多い。2011年4月から『スッキリ!!』(日本テレビ系列)で提供されるなど、レギュラーの提供番組もある。


商品[編集]

医薬品[編集]

  • キンカン【第2類医薬品】- 120ml、55ml、15ml(ブリスタータイプ)の3つのサイズがある。
    • ぷちキンカン【第2類医薬品】- キンカン 15mlのラベル、パッケージを女性向けにデザインしたもの。2015年2月にボトルに装着して使用するシリコンケースを新たに同梱してリニューアル。
  • キンカン ピラック【指定第2類医薬品】 - - 2014年3月発売。アンテドラッグステロイド成分(吉草酸酢酸プレドニゾロン)配合のかゆみ止めクリーム。
  • キンカン HPローション【第2類医薬品】 - ヘパリン類似物質を配合したローション。2014年9月に容器、パッケージを変更してリニューアル。
  • キンカン うがいのABC【第3類医薬品】 - 2014年9月発売。アズレンスルホン酸ナトリウム配合のうがい薬。希釈用コップ同梱。

医薬部外品[編集]

  • キンカン 虫よけスプレー【防除用医薬部外品】
  • キンカン 虫よけローション【防除用医薬部外品】 - 鉱物油パラベン・合成着色料香料フリー設計で、ウォータープルーフ処方を採用したローションタイプの虫よけ剤。2014年3月に発売されたが、忌避剤に表示が認められていない「SPF13・PA++」の表示があったことで監督官庁より自主回収を求められた為、4月22日に製品の回収を行うと発表された[1]。その後、2015年2月にパッケージデザインを変更して再発売している。
  • キンカン 虫よけミスト【防除用医薬部外品】 - 2016年2月発売。アロエエキス・桃の葉エキスを配合したミストタイプの虫よけ剤。
  • トラスティ ロイヤル【医薬部外品】 - 2015年10月発売。2種類の有効成分(グリチルリチン酸二カリウム・酢酸DL-α-トコフェロール)に、和の植物エキスと4種類のうるおい成分(ヒアルロン酸セラミドコラーゲンエラスチン)を配合し、合成着色料・エタノール・タール系色素・パラベン・鉱物油・合成香料フリー設計とした敏感肌向け全身用クリーム。15gと50gの2サイズを設定し、いずれもチューブ入りのみの設定である。

化粧品[編集]

  • キンカンユーカリベールUV(SPF30/PA++) - 2015年2月発売。パラベンフリー設計・直塗りジェルタイプの日やけ止め。キャップは紫外線が強くなると色が濃くなる簡易チェック機能付。
  • ASSY フットケアミスト - 2015年2月発売。10種類の保湿成分を配合したミストタイプのフットローション。
  • キンカンのすっきり綿棒 - 2014年9月発売。綿球に凸凹加工を施したウェットタイプの綿棒。2016年2月にローズの香りを追加発売。

その他[編集]

  • 金柑のど飴【食品】
  • キンカン ユーカリヴェール【雑貨】 - 2014年3月発売。虫の嫌いなアロマオイルを使用したシートタイプの虫よけ。

販売終了品[編集]

  • トラスティ 薬用クリーム【医薬部外品】
  • キンカンMini【第2類医薬品】 - キンカン 15mlの2本入りパッケージ。「キンカン」の15mlブリスターパック及び「ぷちキンカン」へ継承。
  • キンカン スポーツゲル
  • キンカン パッチ
  • キンカン クールスプレー
  • キンカン ルギンクリーム【指定第2類医薬品】 - アンテドラッグステロイド成分(吉草酸酢酸プレドニゾロン)配合。「キンカン ピラック」に継承
  • キンカン クールソフト【第3類医薬品】 - ジフェンヒドラミン塩酸塩配合。アンモニア・ステロイド成分無配合[2]
  • キンカン アズレアイうがい液【第3類医薬品】 - アズレンスルホン酸ナトリウム配合のうがい薬。「キンカン うがいのABC」に継承
  • キンカン 熱トリーゼ【雑貨】 - スプレーして氷を吹き付けたタオルやハンカチに当てるだけでクールダウンする熱とりスプレー。
  • キントリーゼ【雑貨】 - ウイルスや細菌に対する除菌効果や悪臭の元を分解する消臭効果に優れた中性電解除菌水。

脚注[編集]

  1. ^ 「キンカン 虫よけローション」に関するお知らせ(PDF)、2014年11月6日閲覧
  2. ^ 製造会社の直販の製品が製造終了しただけで、日本ドラッグチェーン会加盟店で株式会社ニッド(NID)が開発の商品を取り扱っている薬品店では、NID開発商品として販売している。
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外部リンク[編集]