藤波朱理
「パリ2024オリンピック・パラリンピック TEAM JAPAN 応援感謝イベント」での藤波朱理(2024年11月30日撮影) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 個人情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| フルネーム | ふじなみ あかり | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国籍 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 生誕 | 2003年11月11日(22歳) 三重県四日市市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 身長 | 164 cm (5 ft 5 in) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 体重 | 53 kg (117 lb) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 家族 | 藤波勇飛(実兄) 藤波俊一(実父) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| スポーツ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 競技 | レスリング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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藤波 朱理(ふじなみ あかり、2003年11月11日 - )は、日本の女子レスリング選手。三重県四日市市出身。階級は53kg級。身長164cm[1]。兄は2017年の世界選手権フリースタイル74kg級銅メダリストで総合格闘家の藤波勇飛[2][3]。
来歴
[編集]88年ソウル五輪代表候補だった父・俊一[4]と兄・勇飛の影響で4歳の時にレスリングを始めた[2][5]。四日市市立西朝明中学校1年の時にジュニアクイーンズカップ中学生の部40kg級で優勝した[1]。中学2年の時に全国中学生選手権44kg級の決勝で1学年上の伊藤海に敗れて2位となる [6]。以降3年の時にアジアカデット選手権とU15アジア選手権を制すると、世界カデット選手権でも優勝した[1][2][7]。
2019年には父親がレスリング部監督を務める三重県立いなべ総合学園高等学校へ進むと、1年の時にはインターハイで優勝し、クリッパン女子国際大会カデットの部では3連覇を達成した[1][2]。2年の時には全日本レスリング選手権大会に大会初出場ながら優勝した[8]。3年の時にはジュニアクイーンズカップジュニアの部で優勝した[1]。全日本選抜選手権では準決勝で元世界チャンピオンの奥野春菜、決勝で入江ななみをそれぞれ破って初優勝を飾り、世界選手権代表に選ばれた。この優勝により、75連勝を記録することになった[9]。世界選手権では対戦相手に1ポイントも与えず、全試合をテクニカルフォール勝ちして優勝した[1][10][11]。全日本選手権では2連覇した[12]。
2022年4月には日本体育大学へ進学した。その直後のジュニアクイーンズカップジュニアの部で2連覇した[13]。アジア選手権でも優勝した[14]。6月の全日本選抜選手権では決勝で元世界チャンピオンの奥野春菜を破って今大会2連覇した。これでオリンピックチャンピオンの吉田沙保里、伊調馨に続いて連勝記録を100の大台まで伸ばした。また、世界選手権代表に選ばれた[15]。全日本学生選手権には1階級上の55kg級に出場して優勝した[16]。9月の世界選手権は左足リスフランじん帯損傷のため、大事を取って出場を回避した[17]。12月の全日本選手権では決勝で奥野を5-0で破って優勝した[18]。
2023年2月のザグレブ・オープンでは決勝で東京オリンピック3位であるモンゴルのボロルツヤ・バトオチルを破るなど、全試合を無失点のテクニカルフォール勝ちで優勝した[19]。3月のダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会でも優勝した[20]。4月のアジア選手権では全試合を無失点のテクニカルフォール勝ちで優勝した。これにより、オリンピックで3連覇を達成した吉田沙保里と並ぶ119連勝を記録することになった[21]。6月の全日本選抜選手権では準々決勝でオリンピックチャンピオンの志土地真優にフォール勝ちするなどして決勝まで進むと、至学館大学2年の清岡もえを10-0のテクニカルフォールで破って優勝した。これにより、吉田の119連勝を超える122連勝となり、世界選手権の代表に内定した[22][23]。9月の世界選手権では準々決勝で世界ランキング1位であるエクアドルのルシアヤミレト・ジェペスグスマンに7ポイント取られるが、16ポイントを取った後にフォール勝ちした。これにより、国際大会では2019年2月から記録していた連続無失点試合が30で途切れることになった[24][25][26]。その後に決勝まで進むと、元世界チャンピオンで中立選手(AIN)名義で出場したベラルーシのワネサ・カラジンスカヤを10-0で破って、世界選手権2度目の優勝を飾った。なお、この大会で金メダルを獲得したため、規定によりパリオリンピック代表に内定した[27][28]。10月のアジア大会では決勝で東京オリンピック銀メダリストである地元中国の龐倩玉を10-0で破って優勝した[29][30]。
2024年1月にはSTIカップ東日本大学女子リーグ戦に出場すると、育英大学戦で2階級上である57kg級世界チャンピオンの櫻井つぐみを5-0で破るなど3戦全勝した。これで連勝記録が133となった[31]。3月に右肘を脱臼したため、出場予定だったアジア選手権を回避した[32]。その後、負傷部位は左肘だったと訂正した[33]。
2024年8月には、パリオリンピックの53kg級にオリンピック初出場した。8月8日の決勝戦でジェペスグスマンと対戦し、10-0のテクニカルスペリオリティーでの勝利で金メダルを獲得した。なお、このオリンピック大会によって中学時代からの公式戦の連勝記録を137に伸ばした[34]。同年11月、紫綬褒章受章[35]。
パリオリンピック後は階級を57㎏級に変更することになった。その理由を「自分の身長、普段の体重から考えると57キロが一番、自分のパフォーマンスを出せる」[36]「53キロ級では、減量で生理が止まるなど体にダメな影響が出ていた。」[37]と語っている。2024年11月には東日本大学女子リーグ戦に59㎏級で出場して、2戦ともフォール勝ちした。
2025年4月にはU-23世界選手権の代表資格を得るためジュニアクイーンズカップの57㎏級に出場して優勝した。これで連勝記録が141となった[38]。なお、2025年の世界選手権代表を決める全日本選抜選手権は、この階級での体力作りを優先させたい父親の意向により、出場しないことになった[39]。57㎏級で初の国際大会となるU-23世界選手権では、全試合を10-0で圧勝して優勝を飾った[40]。12月の全日本選手権では決勝で自衛隊体育学校の徳原姫花にポイント1-2からフォール負け寸前まで追い込まれるも、その後4-2で逆転勝ちして、連勝記録を150に伸ばした[41][42]。
2026年4月からはレスター所属に決まった。なお、父親が同社の監督を務めることになった[43]。5月の全日本選抜選手権では決勝でアイシンの永本聖奈を8-0で破って、世界選手権とアジア大会代表に選ばれた。なお、連勝記録は153となった[44]。
主な戦績
[編集]40kg級での戦績
- 2016年 - ジュニアクイーンズカップ 中学生の部 優勝
- 2016年 - JOC杯カデットの部 3位
- 2016年 - 全国中学生選手権 3位
- 2016年 - 全日本女子オープン選手権 中学生の部 3位
- 2016年 - 全国中学選抜選手権 2位
- 2017年 - ジュニアクイーンズカップ 中学生の部 優勝(44kg級)
- 2017年 - 全国中学生選手権 2位(44kg級)
- 2017年 - 全日本女子オープン選手権(中校生の部)優勝(48kg級)
- 2017年 - 全国中学選抜選手権 優勝(48kg級)
49kg級での戦績
- 2018年 - クリッパン女子国際大会 カデットの部 優勝
- 2018年 - ジュニアクイーンズカップ カデットの部 優勝
- 2018年 - JOC杯カデットの部 優勝
- 2018年 - アジアカデット選手権 優勝
- 2018年 - 全国中学生選手権 優勝(52kg級)
- 2018年 - 世界カデット選手権 優勝
- 2018年 - 全日本女子オープン選手権(中校生の部)優勝(52kg級)
- 2018年 - U15アジア選手権 優勝(54kg級)
- 2018年 - 全国中学選抜選手権 優勝(54kg級)
53kg級での戦績
- 2019年 - クリッパン女子国際大会 カデットの部 優勝
- 2019年 - ジュニアクイーンズカップ カデットの部 優勝
- 2019年 - インターハイ 優勝
- 2019年 - 全日本女子オープン選手権(高校生の部)優勝
- 2020年 - クリッパン女子国際大会 カデットの部 優勝
- 2020年 - 全日本選手権 優勝
- 2021年 - ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 優勝
- 2021年 - 全日本選抜選手権 優勝
- 2021年 - 世界選手権 優勝
- 2021年 - 全日本選手権 優勝
- 2022年 - ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 優勝
- 2022年 - アジア選手権 優勝
- 2022年 - 全日本選抜選手権 優勝
- 2022年 - 全日本学生選手権 優勝(55kg級)
- 2022年 - 全日本選手権 優勝
- 2023年 - ザグレブ・オープン 優勝
- 2023年 - ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会 優勝
- 2023年 - アジア選手権 優勝
- 2023年 - 全日本選抜選手権 優勝・明治盃受賞
- 2023年 - 世界選手権 優勝
- 2023年 - アジア大会 優勝
- 2024年 - パリオリンピック 優勝
57㎏級での戦績
(出典[1])
受賞・受章歴
[編集]脚注
[編集]- 1 2 3 4 5 6 7 JWF WRESTLERS DATABASE : 日本レスリング協会 藤波朱理
- 1 2 3 4 国内外で3年負け知らずの16歳・藤波朱理 高校総体中止はショック…でも切り替えて未来を 照準はパリ五輪へ 中日スポーツ 2020年5月12日
- ↑ “【レスリング】藤波朱理122連勝でパリ五輪“王手” 決勝も10-0完勝で世界選手権代表決定”. 日刊スポーツ (2023年6月17日). 2023年6月17日閲覧。
- ↑ “【レスリング】藤波朱理が吉田沙保里超え120連勝 東京五輪金メダル志土地真優にフォール勝ち”. 日刊スポーツ (2023年6月16日). 2023年6月16日閲覧。
- ↑ “【レスリング】18歳の藤波朱理100連勝「自分は自分」吉田沙保里、伊調馨追い無敗でパリ金へ”. 日刊スポーツ (2022年6月18日). 2022年6月18日閲覧。
- ↑ [https://www.japan-wrestling.jp/2017/06/15/109366/ 【全国中学生選手権・特集】伊藤海が2度目、三浦哲史は初! 網野町少年教室から12年ぶりに男女優勝! ]日本レスリング協会公式サイト 2017年6月15日
- ↑ 世界カデット選手権
- ↑ 高校2年生の藤波朱理が53キロ級で初出場初V「楽しかった」 スポーツニッポン 2020年12月27日
- ↑ 【レスリング全日本】17歳藤波朱理 53kg級初の世界選手権切符「想像するだけでワクワク」連勝記録『75』に 中日スポーツ 2021年5月27日
- ↑ 17歳が83連勝!レスリング藤波朱理、初の世界選手権で金 日本史上5人目の高校生女王 スポーツニッポン 2021年10月8日
- ↑ “世界レスリング、17歳藤波が金 ともに初出場、吉元も”. デイリースポーツ. 神戸新聞社. 2021年10月7日. 2021年10月7日閲覧.
- ↑ 【レスリング】藤波朱理 女子53キロ級連覇&86連勝! ご褒美に「から揚げが食べたいです」 東京スポーツ 2021年12月19日
- ↑ レスリング藤波朱理が93連勝V “ライバル”は伊調馨 スポーツ報知 2022年4月10日
- ↑ 53キロ級は18歳・藤波朱理が優勝 アジア選手権/レスリング サンケイスポーツ 2022年4月22日
- ↑ 藤波朱理が100連勝V 吉田沙保里、伊調馨に続く史上3人目の大台突破 スポーツ報知 2022年6月18日
- ↑ レスリング藤波、公式戦103連勝で全日本学生選手権初V “力試し”1階級上55キロ級でも「収穫」 スポーツニッポン 2022年8月17日
- ↑ 103連勝中のレスリング藤波朱理が世界選手権欠場 左足リスフランじん帯損傷で全治8週間 スポーツニッポン 2022年9月7日
- ↑ 藤波朱理が106連勝でV3 パリ五輪へまっしぐら レスリング全日本選手権 スポーツニッポン 2022年12月25日
- ↑ レスリング藤波朱理が111連勝で圧倒V「日々高めてパリ五輪で優勝」ザグレブOP スポーツニッポン 2023年2月5日
- ↑ レスリング19歳の藤波朱理 国際大会Vで連勝記録は「116」に更新 5試合全て無失点で圧勝 デイリースポーツ 2023年3月4日
- ↑ 藤波が119連勝 吉田沙保里に並ぶ―レスリング 時事通信 2023年4月12日
- ↑ 【レスリング】藤波朱理が吉田沙保里超え120連勝 東京五輪金メダル志土地真優にフォール勝ち 日刊スポーツ 2023年6月16日
- ↑ 19歳・藤波朱理が明治杯Vでパリ五輪代表“王手” テクニカルフォール完勝で122連勝 デイリースポーツ 2023年6月17日
- ↑ まさかの苦戦しのぐ 藤波朱理、まずパリ切符―世界レスリング 時事通信 2023年9月21日
- ↑ 2023年世界選手権・展望(12)
- ↑ 2023 UWW Senior World Championships
- ↑ 中学時代から続く公式戦連勝「127」、藤波朱理が世界レスリング2度目V…女子53キロ級 読売新聞 2023年9月22日
- ↑ 藤波朱理が元世界女王を下し金メダル 連勝記録を127に伸ばす 東京スポーツ 2023年9月22日
- ↑ レスリング藤波朱理が130連勝でアジア大会初制覇 東京五輪銀メダリストにも無失点で圧勝 スポーツニッポン 2023年10月5日
- ↑ Wrestling Schedule & Results
- ↑ 藤波朱理が世界女王同士のパリ五輪代表対決を制して連勝記録を133に 日刊スポーツ 2024年1月14日
- ↑ レスリングのパリ五輪代表・藤波朱理「必ず乗り越え、強くなって戻ります」右肘脱臼から復活誓う スポーツ報知 2024年3月19日
- ↑ レスリング藤波、肘の回復早い 3月に手術、五輪の金メダル候補 JOC 2024年5月10日
- ↑ レスリング藤波朱理が金メダル、決勝も完勝で公式戦137連勝…「もう最高です」 読売新聞 2024年8月9日
- ↑ 『官報』号外259号、令和6年11月5日
- ↑ 藤波、ロス五輪は57キロ級で 公式戦139連勝に―レスリング女子 時事通信 2024年11月24日
- ↑ 「愛知アジア大会まで1年」読売新聞2025年9月19日付朝刊スポーツ面
- ↑ 藤波朱理 公式戦141連勝で57キロ級転向初陣V U23世界選手権代表にも内定 スポーツニッポン 2025年4月13日
- ↑ 【レスリング】藤波朱理 階級転向で全日本選抜欠場 10月のU23世界選手権に照準 スポーツニッポン 2025年5月14日
- ↑ 【レスリング】57キロ級でも圧倒的強さ!藤波朱理が145連勝で優勝 U23世界選手権 スポーツニッポン 2025年10月25日
- ↑ 藤波朱理、女子57キロ級初V 公式戦150連勝―全日本レスリング 時事通信 2025年12月21日
- ↑ 重圧に勝って涙のV 藤波朱理、節目の150連勝―全日本レスリング 時事通信 2025年12月21日
- ↑
- ↑ 【レスリング】“鉄人”藤波朱理が153連勝でV 3週間前に左膝負傷の逆境乗り越えアジア大会代表に スポーツニッポン 2026年5月24日
- ↑ 「レスリング・藤波朱理が奨励賞「必ず金メダルを」」『スポニチ』2024年1月18日。2025年1月10日閲覧。
- ↑ 「地元の応援、パワーに レスリング女子金・藤波朱理 四日市市スポーツ特別栄誉賞 /三重」『毎日新聞』2024年8月30日。2024年11月10日閲覧。
- ↑ 「パリ五輪金の藤波朱理選手に県民栄誉賞」『NHK NEWS WEB』2024年9月3日。2024年11月10日閲覧。
- ↑ 「パリで金のレスリング藤波朱理選手に紫綬褒章「身が引き締まる思い」秋の褒章は東海3県で67人と2団体が受章」『東海テレビ』2024年11月2日。2024年11月10日閲覧。
- ↑ 「レスリング】藤波朱理が“ドラゴン”藤波辰爾と夢の初対面「頑張ってと声を掛けていただいた」」『毎日新聞』2025年1月8日。オリジナルの2025年1月10日時点におけるアーカイブ。2025年1月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 藤波朱理 - International Wrestling Database
- 日本レスリング協会公式サイト - 藤波朱理
- 藤波朱理 (@akarifujinami) - X(旧Twitter)
- 藤波朱理 Akari Fujinami (@11.akrstagram.11) - Instagram