藤城心

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獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
アジア選手権
2024 香港 48kg級

藤城 心(ふじしろ こころ、2001年6月27日 - )は、日本柔道選手である。千葉県浦安市出身。階級は52kg級。身長159cm。血液型O型。組み手は右組み。得意技は袖釣込腰寝技[1][2]

経歴[編集]

柔道は6歳の時に父親が指導者を勤める浦安市柔道協会で始めた[1][2]。小学校5年の時に全国小学生学年別柔道大会の40kg級準々決勝で福岡県古賀若菜に判定で敗れて5位だった。6年の時には45kg決勝で古賀に有効で敗れた[1]帝京中学校へ進むと、2年の時には全国中学校柔道大会の団体戦でエースである1年先輩の高橋瑠璃とともに活躍して2位となった。マルちゃん杯の団体戦では3位だった[1]。その後地元の堀江中学校に転校すると、3年の時には全国中学校柔道大会の52kg級で優勝を飾った[1][2]。憧れていた寝技師で有名な舟久保遥香の在籍していた山梨県富士学苑高校へ進むと、1年の時には全日本カデで3位になった[1][2]全国高校選手権でも3位だった。2年の時には全日本カデの決勝で帝京高校1年の池田海実GSに入ってから相手の指導先取による反則勝ちをして優勝した[1]インターハイでは個人戦、団体戦ともに3回戦で敗れた。全日本ジュニアでは3位だった[3]全国高校選手権の個人戦では決勝で熊本西高校2年の白石響に技ありで敗れて2位だったが、団体戦ではエースで78kg級の黒田亜紀などとともに活躍して優勝した[4]。3年の時には金鷲旗で優勝すると、インターハイの団体戦は出場しなかったがチームは優勝して、女子では2009年の埼玉栄高校以来2校目となる高校団体3冠(全国高校選手権、金鷲旗、インターハイ)を達成した。個人戦では準決勝で修徳高校3年の川田歩実に技ありで敗れて3位にとどまった[5]全日本ジュニアでも決勝で川田に背負投で敗れて2位だった[3]。2020年には舟久保が在籍する三井住友海上の所属となった[1]。2021年の全日本ジュニアでは3位だった[3]。2022年の実業個人選手権では優勝した[6]。2023年の講道館杯では決勝まで進むも、環太平洋大学4年の白石響に指導先取による反則負けを喫して2位だった[7]。2024年3月のグランドスラム・タシケントでは準々決勝でフランスのアマンディーヌ・ブシャールに技ありで敗れると、その後の3位決定戦でもモンゴルのルハグバスレン・ソソルバラムに反則負けを喫して5位だった[8]。 4月の体重別では準決勝でコマツの白石に技ありで敗れて3位だった[9]。続くアジア選手権では準々決勝で世界2位であるウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワを技ありで破るも、その後の決勝でUAEのホルロードイ・ビシュレルトに袖釣込腰を仕掛けた際にヘッドダイブとみなされて反則負けとなり2位だった[10]

IJF世界ランキングは360ポイント獲得で79位(24/4/22現在)[11]

戦績[編集]

52kg級での戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注[編集]

外部リンク[編集]

  • 藤城心 - JudoInside.com のプロフィール(英語)