薩摩地鶏

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地鶏の刺身
さつま地鶏の炙りたたき

薩摩地鶏(さつまじどり)とは、鹿児島県畜産試験場において、国の天然記念物である「薩摩鶏(サツマドリ)」を雄系に、「ロードアイランドレッド」を雌系にした交雑鶏の交配を繰り返して作出した地鶏。平成2年から約10年の歳月をかけて平成12年に完成した。

概要[編集]

比内鶏名古屋コーチンと並ぶ日本三大地鶏の一つ。鹿児島県では現在、さつま地鶏を3件の農家で飼育、銘柄確立に努めている。父方である薩摩鶏の気性が荒く、育てるのが大変難しいが、肉の甘み、弾力、色合いなどは格別で、全国から10銘柄が参加して平成17年(2005年)度に開催された第2回「地鶏・銘柄鶏食味コンテスト」では、グランプリである最優秀賞をみやざき地頭鶏青森シャモロック(軍鶏)、秋田の比内地鶏などをおさえ獲得した。

「かごしま地鶏」として試験課題に取り組んできた品種を、2000年10月16日に一般公募で「さつま地鶏」と命名[1]。2000年8月には、さつま地鶏の生産振興を図る目的で、鹿児島県畜産試験場内に「さつま地鶏生産者協議会」が発足。2010年9月4日には、銘柄を確立し、鹿児島県が作出した地鶏の一体的な生産振興を図り、生産者の経営安定と鹿児島県の養鶏振興に寄与する目的で「鹿児島県地鶏振興協議会」が設立された。さつま地鶏は、さつま地鶏生産者協議会によりロゴがつくられ、2003年5月16日に商標登録されており、現在は鹿児島県地鶏振興協議会で管理されている。

父方の薩摩鶏は、英名で「Satsuma Native Fowl」と呼ばれており、約800年前にあたる島津忠久の時代から飼育されていたとも[2]、江戸時代に薩摩藩で軍鶏と小国鶏を交雑して創り出されたとも言われている[1]、鹿児島で飼われてきた日本固有の鶏で、大きな体、長い足、長く美しい尾羽という特徴を持ち、雄の羽色には変化があり、系統も黒、白笹、赤笹、太白などがあるが、気性が激しいため鋭利な両刃の剣を蹴爪に付け闘鶏に用いたことから、昔は鹿児島で闘鶏(とどり)や剣付鶏(けんつけどり)とも呼ばれ[1][2]、現在は主に観賞用として飼育されており、1943年8月24日に国の天然記念物指定を受けている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 薩摩鶏(サツマドリ)」鹿児島県。
  2. ^ a b かごしま地鶏とは」鹿児島県地鶏振興協議会。

外部リンク[編集]