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芥見下々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あくたみ げげ
芥見 下々
生誕 (1992-02-26) 1992年2月26日(34歳)[1][2]
日本・岩手県[1]
職業 漫画家
活動期間 2014年 -
ジャンル 少年漫画
代表作 『呪術廻戦』
受賞
  • 第4回 次にくるマンガ大賞2018 コミックス部門
    6位(『呪術廻戦』)
  • 第14回 全国書店員が選んだおすすめコミック2019
    1位(『呪術廻戦』)
  • 第3回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞
    大賞(『呪術廻戦』)
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芥見 下々(あくたみ げげ、1992年[1]2月26日[2] - )は、日本の漫画家。岩手県出身[3]。代表作は『呪術廻戦』。

略歴

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少年時代から『週刊少年ジャンプ』(集英社)の愛読者であり、特に長期連載された『BLEACH』の大ファンであった。小学5年生頃、転校先にジャンプ好きの同級生がおり、そのグループらと絵を描くうちに漫画家になる夢を意識し始める[4]。

その後もアマチュアとして漫画を描き続けていたが、高校[注 1]卒業後の進路でプロの漫画家を志望。投稿作品の持ち込み先が『週刊少年ジャンプ』か『月刊アフタヌーン』(講談社)の二択であったが慣れ親しんだジャンプを選択し、以後集英社との関係が続いている[6]。

2017年、『ジャンプGIGA』にて『東京都立呪術高等専門学校』を連載[6]。

翌2018年より『週刊少年ジャンプ』にて『呪術廻戦』を連載開始[7]。2024年、約6年半の連載を終了した [8]。

同作は2020年にアニメ化され[9]、これを機に人気が加速した[10]。

2021年には、『呪術廻戦 0巻』として単行本化されていた『呪術廻戦』の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』が『劇場版 呪術廻戦 0』として映画化され、国内興行収入137億円を突破するなどヒットを続けた[11]。

コミックスは2025年12月時点で1億5000万部を突破している[12]。

2025年から2026年にかけては、岩崎優次とタッグを組み、『週刊少年ジャンプ』にて『呪術廻戦』のスピンオフである『呪術廻戦≡(モジュロ)』を短期集中連載。芥見は原作、岩崎は作画を担当する[8][13]。

人物

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顔出しをNGにしている。コミックスなどの著者画像はイラストで対応し、『呪術廻戦』連載時は「単眼の猫」を用いている。

過去に叶恭弘のアシスタントを務めている[14]。

趣味趣向・影響

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漫画家・漫画

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特に影響を受けた漫画家として、久保帯人を挙げている。芥見が小学4年生の時兄が買った週刊少年ジャンプをこっそり読んだ際に、掲載されていたBLEACHの1話に衝撃を受けたと話している[15]。

思い出深い作品として、弐瓶勉の『ABARA』と佐藤大輔の『皇国の守護者』を挙げている。お金が無くコミックスがあまり買えなかった高校生の頃、これでもかというほど読んでいた。全力で「主人公が好き」と言い切れる数少ない漫画だったのが、『皇国の守護者』だと話している[16]。

好きな漫画家・作品として、古谷実の『行け!稲中卓球部』『グリーンヒル』『僕といっしょ』、沙村広明の『無限の住人』、伊藤潤二の『長い夢』、ヤマシタトモコの『さんかく窓の外側は夜』、和山やまの『うしろの二階堂』(短編集『夢中さ、きみに。』に収録/KADOKAWA)などを挙げている[16]。

また、「雰囲気作りと設定の詰め込み方が尋常ではない」として鬼頭莫広の『ぼくらの』も好きであると述べている[16]。

ヤマシタトモコや志村貴子が描く、「女性じゃないと知らないエピソードが詰まった話」を読むのが好きてあると語っている[16]。

映画

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好きな映画として、クエンティン・タランティーノの『パルプフィクション』、『ジャンゴ 繋がれざる者』を挙げている。ストーリーの展開を構成するとき、ここで物語が転がりだしたなという「キーとなるポイント」の描き方が絶妙であるため、飽きることなく何度も観ることができる、と述べている[17]。

「CGや日常の中の現代文明に対するスタンスに、自分にはない芯の強さを感じてとても惹かれる」という理由で、クリストファー・ノーランの『インターステラー』が好きであると述べている[17]。

他に好きな映画監督としてギレルモ・デル・トロ、アリ・アスター、好きな映画作品として『リトル・ミス・サンシャイン』『太陽を盗んだ男』『グエムル-漢江の怪物-』『アジョシ』『最後まで行く』『マルサの女』などを挙げている[17]。

アクションシーンを描くとき、『ザ・レイド』に出てくる「シラット」という東南アジアの武術を参考にしている[17]。

アニメーション

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小学生の時にSTUDIO 4℃のアニメーターである森本晃司の作品集を買って以来、アニメーターという存在を意識している。森本晃司からは漫画の絵を描くとき、一番根っこの部分で影響を受けたとしている。他に特に尊敬するアニメーターとして、山下清悟、都留稔幸を挙げている[18]。

アニメーション表現について、「アニメで"アニメ"を作るのではなく、アニメで"映画”を作ろうとしており、あくまでアニメは表現方法の一つとしてとらえているスタンスに尊敬の念を抱く」と述べている。また、最も尊敬しているアニメ監督として庵野秀明の名前を挙げている。新世紀エヴァンゲリオンでの、設定や世界観を過度に説明しすぎず視聴者に想像の余地を残すところやあくまで構成はエンタメによせるところに影響を受けており、庵野秀明の編集が好きであると話している[19]。庵野監督以外に尊敬しているアニメ監督として、宮崎駿、押井守、今敏らを挙げている[19]。

好きなアニメーション作品として、庵野秀明の『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ、谷口悟朗の『コードギアス』シリーズ、京田知己の『交響詩篇エウレカセブン』シリーズ、細田守の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』、磯光雄の『電脳コイル』、『Fate/Zero』、『エイリアン9』、『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』などを挙げている[20]。

その他

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ホラー系のものは何でも大好きであり、好きなホラー小説に平山夢明の『異常快楽殺人』とジャック・ケッチャムの『オフシーズン』、ホラー映画には『ゲット・アウト』や『ヘレディタリー/継承』を挙げている[4][21]。

奈須きのこの設定のつくり方に影響を受けていると話している[22]。

作品リスト

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太字は連載作品。

  • 神代捜査(『少年ジャンプNEXT!!』2014 vol.2) - デビュー作[1]。
  • No.9(『少年ジャンプNEXT!!』2015 vol.2)
  • No.9(『週刊少年ジャンプ』2015年46号)
  • 二界梵骸バラバルジュラ(『週刊少年ジャンプ』2016年44号)
  • 東京都立呪術高等専門学校(『ジャンプGIGA』2017 vol.1 - 2017 vol.4) - 単行本は『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』として刊行。
  • 呪術廻戦(『週刊少年ジャンプ』2018年14号 - 2024年44号)
  • 呪術廻戦≡(『週刊少年ジャンプ』2025年41号 - 2026年15号) - 原作担当。作画:岩崎優次。

関連人物

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脚注

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注釈

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  1. ↑ 中学・高校は男子校[5]。

出典

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  1. 1 2 3 4 芥見下々、北國ばらっど『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』集英社、2019年5月1日。ISBN 978-4-08-703476-9。
  2. 1 2 集英社 (2016-10-17). “週刊少年ジャンプ”. 週刊少年ジャンプ (2016年44号): 227.
  3. ↑ “JUMP j BOOKS『呪術廻戦 夜明けのいばら道』著者紹介”. HMV. 2021年2月25日閲覧。
  4. 1 2 “Jujutsu Kaisen: Im Interview mit Mangaka Akutami Gege” (ドイツ語). www.japandigest.de. 2026年7月31日閲覧。
  5. ↑ 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2021年3月9日、224頁。ISBN 978-4-08-882636-3。
  6. 1 2 “「呪術廻戦」芥見下々の素顔はお笑いマニア!?テレビメディア初出演にファン歓喜「声やさしくて好き」”. TVerプラス. TVer (2021年2月12日). 2022年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月29日閲覧。
  7. ↑ “ジャンプ50周年記念した新連載、第1弾は新鋭が描くダークファンタジー”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年3月5日). 2024年3月11日閲覧。
  8. 1 2 “芥見下々氏、『呪術廻戦』完結後初の新作連載 『≡-モジュロ-』が週刊少年ジャンプで短期連載…作画は岩崎優次氏”. ENCOUNT. Creative2 (2025年9月1日). 2025年9月28日閲覧。
  9. ↑ “アニメ「呪術廻戦」10月放送開始!両面宿儺役に諏訪部順一、制作はMAPPA”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年5月20日). 2024年3月11日閲覧。
  10. ↑ “アニメ・オブ・ザ・イヤー受賞の『呪術廻戦』 海外アニメファンはどう見ている?”. Real Sound (2021年4月3日). 2026年1月3日閲覧。
  11. ↑ “映画『呪術廻戦』興収137.5億円突破で終映 歴代興収『ラスト・サムライ』抜き14位”. ORIKON NEWS (2022年5月30日). 2026年1月3日閲覧。
  12. ↑ “『呪術廻戦』累計1億5000万部突破!1年で+5000万部 完結後も人気継続”. ORIKON NEWS (2025年12月20日). 2026年1月3日閲覧。
  13. ↑ “芥見下々×岩崎優次「呪術廻戦≡」完結!単行本最終巻は5月発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2026年3月9日). 2026年3月9日閲覧。
  14. ↑ “Gege Akutami : «Pour le héros de mon manga, je me suis inspiré de mon frère»” (フランス語). LEFIGARO. 2023年8月8日閲覧。
  15. ↑ 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、220項。
  16. 1 2 3 4 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、174項。
  17. 1 2 3 4 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、120項。
  18. ↑ 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、217項。
  19. 1 2 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、218項。
  20. ↑ 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、218、219項。
  21. ↑ “プロに聞く!ホラー作家になるためのQ&A”. JUMP j BOOKS|集英社. 2021年1月8日閲覧。
  22. ↑ 芥見下々『呪術廻戦 公式ファンブック』集英社<JUMP COMICS>、 2021年、219項。
  23. ↑ “「マリッジトキシン」3巻帯に芥見下々が描き下ろしイラスト&コメントを寄稿”. コミックナタリー. ナターシャ. 2023年2月3日. 2023年4月7日閲覧.