福音派左派

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福音派左派(ふくいんはさは)は、アメリカ合衆国キリスト教福音派運動に加わっているが、その運動の中では、政治的・神学的に左翼として行動する人々を表す用語である。福音派左派の運動は、より有名なキリスト教左派にも関係しているが、後者の運動に参加する人すべてが福音派であるわけではない。

福音派左派のメンバーは、一般に、受肉贖罪復活などの、福音主義神学の主な教義を追認し、教会の主な権威の源は聖書であるとみなしている。けれども、福音派左派は、聖書の使信は、平和主義とよきサマリア人に見られる隣人愛であって、霊的信仰的成長と社会改革の活動は調和するという立場に立ち、保守思想ないし政治的に右派の立場をとる福音派の多くとは異なり、政治的「リベラル」もしくは「左翼」と重なる政策を支持する。例えば、福音派左派の多くは、死刑に反対で、銃規制を支持している。そして、多くは、平和主義もしくは平和志向で、反核の立場に立つ。一方で中絶問題については、殺してはならないという旧約聖書からの教えから保守派と同じく反対の立場をとる。

関連項目[編集]

人物[編集]

団体および出版物[編集]

参考文献[編集]

  • Erickson, Millard, The Evangelical Left: Encountering Postconservative Evangelical Theology (ISBN 0801021405)
  • Hauerwas, Stanley & William Willimon, Resident Aliens: Life in the Christian Colony (ISBN 0687361591)
  • Wallis, Jim, God's Politics : Why the Right Gets It Wrong and the Left Doesn't Get It (ISBN 0060558288)
  • ロナルド・サイダー「飢えの時代と富むキリスト者」(邦訳書、いのちのことば社)
  • フィリップ・ヤンシー「神に失望したとき」(邦訳書、いのちのことば社)

外部リンク[編集]