石田祐康

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いしだ ひろやす
石田 祐康
生年月日 (1988-07-03) 1988年7月3日(33歳)
出生地 日本の旗 日本愛知県
職業
活動期間 2009年 -
主な作品

映画
ペンギン・ハイウェイ

雨を告げる漂流団地
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石田 祐康(いしだ ひろやす、1988年7月3日 - )は、日本アニメーション演出家、アニメーション監督アニメータースタジオコロリド所属[1]

来歴[編集]

1988年愛知県知多郡美浜町に生まれる[1]

愛知県立旭丘高等学校美術科に入学。2年生の時からアニメを作り始め、処女作「愛のあいさつ-Greeting of love」を発表[2]

京都精華大学マンガ学部アニメーション科に進学[3]2009年11月、大学3年の時に友人5人で共同制作した自主制作作品フミコの告白』が第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞[4]など数々の賞を受賞し、注目を集める[注 1][5]

2011年に大学の卒業制作として発表した『rain town』が第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞[6]などを受賞し、大学生にしてアニメーションの世界でその名を広く知られるようになった[3]

大学卒業後は、研究生として大学に1年間在籍する道を選ぶ[3]。その間に、大学の恩師である杉井ギサブローの紹介で、アニメーションの制作会社でアルバイトすることになり、映画『グスコーブドリの伝記』の制作に参加[3]。そこで初めてプロの現場に接する。

2011年、新設されたスタジオコロリドに参加[7]。就職先を迷っていた時にクリエイターを主体としたスタジオ運営を目指していたコロリドの宇田英男代表から連絡があり[注 2]、アシスタントとしてではなく監督兼アニメーターとしてオリジナル作品の制作に集中できる環境に魅力を感じて入社を決めたという[3]

2013年、25歳の時に初の商業用劇場作品となる『陽なたのアオシグレ』を監督[8]。同作は第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で審査委員会推薦作品に選ばれた[9]

2018年、『ペンギン・ハイウェイ』で初の長編劇場アニメの監督を務めた[1]森見登美彦の小説をアニメ化することを決めたのは石田自身だった[7]

『ペンギン・ハイウェイ』後に結婚、2021年現在は神代団地東京都調布市および狛江市)に居住している[10]

主な作品・受賞歴[編集]

自主制作[編集]

  • 愛のあいさつ-Greeting of love(高校2年生の時に制作した処女作)
  • 空色の梦(高校の卒業制作[5]
  • フミコの告白2009年発表)
  • rain town(2011年3月発表、大学の卒業制作)

映画[編集]

Webアニメ[編集]

  • ポレットのイス(YouTube2014年3月21日公開、ノイタミナ10周年記念作品、同年4月よりポレットの冒頭ムービングロゴがノイタミナのムービングロゴとして使用される)
  • FASTENING DAYS(YouTubeおよびYKK公式サイトで2014年10月30日公開、YKK企業ブランドおよび「ファスナー」の広報活動のために制作)
  • FASTENING DAYS 2(YouTubeおよびYKK公式サイトで2016年8月1日公開、同上)

その他参加作品[編集]

受賞歴[編集]

フミコの告白
rain town
  • 第5回TOHOシネマズ学生映画祭 短編アニメーション部門グランプリ・ROBOT賞[18]
  • 第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞[6]
  • 第17回学生CGコンテスト ワコム賞[19]
  • 第7回吉祥寺アニメーション映画祭優秀賞[20]
陽なたのアオシグレ
  • 第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 審査委員会推薦作品[9]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ チームで企画から編集まで役割分担するなかで、石田は監督としてチームのまとめ役を担った[3]
  2. ^ 宇田は石田の数々の受賞作に注目しており、その完成度の高い作品に次世代のアニメーターとしての可能性を感じていたという。

出典[編集]

  1. ^ a b c ペンギン・ハイウェイ”. みはま応援サイト石田祐康さん(奥田出身). 愛知県美浜町公式ウェブサイト (2018年8月30日). 2022年1月24日閲覧。
  2. ^ 若手個人アニメクリエーター TalkAround!! セッション1:清水誠一郎×石田祐康×山元隼一(前半:2/5)”. サンケイスポーツ (2010年10月6日). 2012年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月24日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 新人クリエイターがチャンスをつかんだきっかけ石田祐康(アニメーター) Vol.1プロのアニメーターになるまで”. JDN (2013年6月26日). 2022年1月24日閲覧。
  4. ^ a b 2010年第14回文化庁メディア芸術祭
  5. ^ a b ニコ動で40万超ヒット 自主制作アニメ作者の頭の中(1/5ページ)~僕たちの仕事の現場から(1)石田祐康氏”. nikkei BP net. 日経BP (2009年12月22日). 2010年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月24日閲覧。
  6. ^ a b 2011年第15回文化庁メディア芸術祭
  7. ^ a b “ペンギン・ハイウェイ:新鋭・石田祐輔監督初の長編劇場版アニメ「絵描きの喜びを大事に」”. まんたんウェブ(毎日新聞社. (2018年8月16日). https://mantan-web.jp/article/20180816dog00m200023000c.html 2018年9月8日閲覧。 
  8. ^ 米光一成 (2013年11月8日). “「フミコの告白」石田祐康の新作「陽なたのアオシグレ」に宮崎駿の魂を見た”. エキレビ. エキサイト. 2022年1月24日閲覧。
  9. ^ a b 陽なたのアオシグレ - 文化庁メディア芸術祭
  10. ^ 石田祐康 (2021年9月26日). “団地に住んでます(団地の映画も作ります)”. teteblog. 石田祐康. 2022年1月24日閲覧。
  11. ^ “雨を告げる漂流団地:スタジオコロリドの劇場版アニメ第3弾 2022年公開、Netflix配信 「ペンギン・ハイウェイ」石田祐康が監督”. まんたんウェブ. (2021年9月25日). https://mantan-web.jp/article/20210924dog00m200112000c.html 2021年9月25日閲覧。 
  12. ^ “なつぞら:劇中アニメを振り返り! 「大草原の少女ソラ」 「トトロ」佐藤好春さんら豪華原画陣も話題に”. まんたんウェブ. (2019年9月26日). https://mantan-web.jp/article/20190926dog00m200018000c.html 2019年11月23日閲覧。 
  13. ^ 第22回CGアニメコンテスト審査結果
  14. ^ 2010年オタワ国際アニメーションフェスティバル受賞作
  15. ^ YouTube Video Awards Japan 2009
  16. ^ animeanime.jp
  17. ^ 短編アニメ大賞
  18. ^ 第5回TOHOシネマズ学生映画祭 結果発表2011年5月9日、TOHOシネマズ学生映画祭
  19. ^ 第17回学生CGコンテスト
  20. ^ 第7回吉祥寺アニメーション映画祭

外部リンク[編集]