真神
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真神(まかみ)は、日本に生息していた狼(ニホンオオカミ)が神格化したもの。大口真神(おおくちのまがみ、おおぐちまかみ)、御神犬とも呼ばれる。
真神は古来より聖獣として崇拝された。大和国(現在の奈良県)にある飛鳥の真神原の老狼は、大勢の人間を食べてきたため、その獰猛さから神格化され[1]、猪や鹿から作物を守護するものとされた。
『万葉集』巻八には「大口の まかみの原に ふる雪は いたくなふりそ 家もあらなくに」(舎人娘子)と記され、少なくとも(大和国風土記の逸文と合わせ)8世紀からみられる。
人語を理解し、人間の性質を見分ける力を有し、善人を守護し、悪人を罰するものと信仰された。また、厄除け、特に火難や盗難から守る力が強いとされ、絵馬などにも描かれてきた。
現在も埼玉県秩父地方の神社を中心に、狼が描かれた神札(お札)が頒布され、信仰を集めている[2]。
脚注[編集]
- ^ 大和国風土記の逸文(『枕詞燭明抄(中)』)に記述され、「大口の真神原」という地名説話として語られ、飛鳥大仏辺りの古称で『万葉集』にも見られる。『風土記 日本古典文学大系2』 岩波書店 14刷1971年(1刷1958年) p.421の脚注。
- ^ お札になったオオカミ
関連項目[編集]
- 三峯神社 - (埼玉県秩父郡大滝村三峰)大口真神を祀る
- 山住神社 - (静岡県磐田郡水窪町山住)大口真神を祀る
- 大川神社 - (京都府舞鶴市大川) 大口真神を祀る
- 釜山神社 - (埼玉県大里郡寄居町)大口真神を祀る
- 武蔵御嶽神社 - (東京都青梅市御岳山)大口真神を祀る
外部リンク[編集]
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