異世界でカフェを開店しました。

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異世界でカフェを開店しました。』(いせかいでカフェをかいてんしました)は、甘沢林檎による日本ライトノベルイラスト⑪(トイチ)が担当。2012年から、レジーナブックスより順次刊行されている。書き下ろし短編を追加した文庫本版も刊行中の他、漫画化やゲーム化などのメディアミックスも展開されている。、シリーズ発行部数は2018年3月時点で累計53万部。

ストーリー[編集]

料理が趣味のOL黒川理沙は、ある日突然、異世界へと呼び出されてしまう。フェリフォミア王国の魔術師・クロードから元の世界に帰ることは出来ないと聞かされた彼女は、徐々にではあるが異世界に馴染んでいく。しかし、この世界にはひとつの問題があった。なまじ食材が豊富であるがゆえに「美味しく食べよう」という認識がなかったのである。ある日、ついに食事に対しての不満を訴えてしまったリサは元の世界での料理を広めることを決意し、その一環としてカフェを開店する。最初は一人で経営していた彼女だったが、次第に従業員も増えていっただけでなく、国からの依頼もこなしていくなど、活躍の場を広げていくこととなった。

漫画版[編集]

野口芽衣の作画により2014年10月より漫画化され、2015年8月より刊行されている。 原作には無かったエピソードが挿入されている[1]、原作とは異なる流れのエピソードがある[2]、等の違いがある他、巻末にミニレシピが記載されている。2018年4月現在、アルファポリスのサイト上にて連載中。

アプリ版[編集]

スマートフォン(Android / iOS)向けゲームアプリとして2017年4月13日サービス開始。開発・運営はアルファゲームス。基本プレイ無料(アイテム課金制)。

リサのキャラ紹介ページにも『妹のように』とあるように、プレイヤーは女性である設定の、ストーリー面ではいわゆる乙女ゲームに分類されるが、パズルゲーム要素をこなし、店を繁盛させるシミュレーションゲームでもある。

2018年6月29日をもってサービスを終了した。

登場人物[編集]

「声」はゲーム版の声優

リサ・クロード(黒川理沙)
声 - 今村彩夏
初登場時22歳。日本にいたころの名前が黒川理沙で、異世界に転移後の名前がリサ・クロード、正式名がリサ・クロカワ・クロードである。これは異世界に転移したが故に戸籍が無い彼女がカフェを営業する際に、クロード家の養女となったため。
田舎農家に四人兄弟の末っ子として生を受け、自給自足の中で育った。そのため料理が得意であり、友人から『いつでも嫁にいける』と言われたり、料理人にならないのかと聞かれたりする腕前である[3]
『思い込んだら一直線』なところがあり[4]、それにより迷走することもあった。
ジークとは、カフェを運営していく過程で惹かれあい、恋人となり、数年後プロポーズを受けて結婚した。
バジル
植物を司る緑の精霊であり、リサが異世界で最初に出会った存在でもある。
ジーク・ブラウン → ジーク・ブラウン・クロード
声 - 梶裕貴
初登場時18歳。騎士団の新鋭であり、将来の騎士団長候補として期待されていた。だが、リサと彼女の作るスイーツとの出会いに衝撃を受け、騎士を退職。リサの一番弟子として、腕を磨くことになる。クールで無表情なイケメンであり、彼目当てで来店する女性客も少なくはない。
当初はリサを師匠として尊敬していただけだったが、カフェを運営していく過程で惹かれあい、恋人となった。そして数年後には、プロポーズして結婚。クロード家に婿入り[5]することとなった。
ヘレナ・チェスター
パン屋の娘だが、カフェ・おむすびで売り出したパンによって客足が激減。そのことを逆恨みして嫌がらせを繰り返した末にボヤ騒ぎを起こしてしまう。その償いとしておむすびで働き、実家のパン屋に製法を指導してパンの製造を委託することとなった。
ギルフォード・ハイド・クロード
クロード侯爵家の当主であり、筆頭王宮魔術師(魔術省長官)を務める人物。騎士団からの報告により調査に出かけた森の中で、リサを発見。彼女を養女にしてからは、養女とは思えないほどの、親馬鹿っぷりを見せる。
アナスタシア・アシュリー・クロード
ギルフォードの妻であり、夫同様にリサを本当の娘のように思っている。王都一の商会であるアシュリー商会の代表の妹であり、自身もシリルメリーという超人気ブランドのオーナーである。

王宮関係者[編集]

エドガー殿下
声 - 桜田通
フルネームは、エドガー・アシリング・フェリス・フェリフォミアで、フェリフォミア王国の王太子。気さくで温和な人物。
アデル王妃
フェリフォミア王国の王妃であり、アナスタシアの幼馴染。また、ギルフォードのいとこでもある。
イアン・マキニス
王宮の料理長であり、真面目な人物。料理人としてのプライドも有り、初対面ではリサのことを小娘と下に見ていたが、実力を知ってからは非礼を詫び、その技術の習得に熱心である。[6]
キース・デリンジェイル
声 - 羽多野渉
王宮の副料理長を務める。チャラい言動も取るが、料理の研究には熱心であり、アシュリー商会で販売されている、リサのレシピ集も購入している。リサが王宮の料理指導を行うことになった際には、彼女が厨房の人間に認められるよう、料理長との料理対決を提案したりもした。

料理科関係者[編集]

他国の人達[編集]

スーザノウル
マスグレイブ公爵
リサ達が訪れた海水浴場を含む領地の、領主。現国王の弟であり、自由奔放すぎる人物。予定されたスケジュールよりも、自分の関心のある事を優先しようとし、側近のニコラスに苦言を呈される事もしばしば。[7]

国家など[編集]

フェリフォミア王国
資源に恵まれた王国であり、善政を敷いている。リサが転移した際の国であり、以後の本拠地ともなった。
カフェ・おむすび
リサが開業した飲食店。異世界の基準からすると、斬新で他では食べられない料理を提供しているため、とても繁盛している。また、一部を除いたレシピは、アシュリー商会より販売している。
アシュリー商会
王国を代表する商会であり、代表はリサの養母であるアナスタシアの兄。
スーザノウル
フェリフォミア王国の隣国で有り、海水浴などの観光業が盛ん。

書籍情報[編集]

原作である単行本版、書き下ろし短編を追加した文庫本版、漫画版、がある。

単行本版
  1. 異世界でカフェを開店しました。 ISBN 978-4-434-17372-1 2012年11月30日発行
  2. 異世界でカフェを開店しました。2 ISBN 978-4-434-18354-6 2013年9月30日発行
  3. 異世界でカフェを開店しました。3 ISBN 978-4-434-19295-1 2014年6月30日発行
  4. 異世界でカフェを開店しました。4 ISBN 978-4-434-19977-6 2014年11月30日発行
  5. 異世界でカフェを開店しました。5 ISBN 978-4-434-20440-1 2015年3月31日発行
  6. 異世界でカフェを開店しました。6 ISBN 978-4-434-20987-1 2015年8月31日発行
  7. 異世界でカフェを開店しました。7 ISBN 978-4-434-21587-2 2016年2月4日発行
  8. 異世界でカフェを開店しました。8 ISBN 978-4-434-22094-4 2016年7月5日発行
  9. 異世界でカフェを開店しました。9 ISBN 978-4-434-22772-1 2016年12月31日発行
  10. 異世界でカフェを開店しました。10 ISBN 978-4-434-23588-7 2017年7月1日発行
  11. 異世界でカフェを開店しました。11 ISBN 978-4-434-24350-9 2018年3月1日発行
文庫本版
  1. 異世界でカフェを開店しました。1 ISBN 978-4-434-22999-2 2017年3月20日発行
  2. 異世界でカフェを開店しました。2 ISBN 978-4-434-23305-0 2017年6月20日発行
  3. 異世界でカフェを開店しました。3 ISBN 978-4-434-23706-5 2017年9月20日発行
  4. 異世界でカフェを開店しました。4 ISBN 978-4-434-23973-1 2017年12月20日発行
  5. 異世界でカフェを開店しました。5 ISBN 978-4-434-24361-5 2018年3月20日発行
漫画版

脚注[編集]

  1. ^ 主人公の過去の話や、調理時のトラブル等
  2. ^ 例としては、ある人物がリサに暴言を吐くシーンで、原作では、ギルフォードがおり対応するのに対して、漫画版では、ジークが対応している。
  3. ^ 漫画版第1巻第7話より。
  4. ^ 原作第6巻63ページ
  5. ^ 原作第6巻
  6. ^ 休日を利用して、カフェでの料理指導を頼む(漫画第3巻第16話)等。
  7. ^ 原作第5巻第7章など。

外部リンク[編集]