「ケラトサウルス」の版間の差分
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体長約4.5 - 6m<ref name="恐竜博物図鑑" />の中型肉食恐竜である。 |
体長約4.5 - 6m<ref name="恐竜博物図鑑" />の中型肉食恐竜である。鼻の上にある角状の骨質の突起、眼窩上部にある瘤状の隆起、背面正中線上に並ぶ骨質の板などが目立つ特徴である。角状の突起を持つ獣脚類は幾つか知られているが、背面に骨板を持つ獣脚類はケラトサウルスのみである。<ref name="恐竜博物図鑑" /> |
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体格に見合わぬ、とても大きな上顎歯を持つ。 |
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前肢には四本の指があり、尾は柔軟な構造で幅広く厚みがある。<ref name="恐竜博物図鑑" /> |
前肢には四本の指があり、尾は柔軟な構造で幅広く厚みがある。<ref name="恐竜博物図鑑" /> |
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かつてアロサウルス科とされ、[[アロサウルス]]と同一種(異なる点は性差によるもの)と考えられていた事もあったが、異なる点が様々あり、近年新たに分類しなおされた。G・ポールによれば、アロサウルスと比較して |
かつてアロサウルス科とされ、[[アロサウルス]]と同一種(異なる点は性差によるもの)と考えられていた事もあったが、異なる点が様々あり、近年新たに分類しなおされた。G・ポールによれば、アロサウルスと比較して小柄ではあるものの、歯は薄く切れ味がよく、手足のつめはアロサウルスに比べて鋭かったといわれている。 |
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『[[恐竜100万年]]』では[[トリケラトプス]]と対決するが、両者共に実際よりも遥かに大きく描かれている(元々は[[ティラノサウルス]]を登場させる予定であったが、外観的な差の小さな[[アロサウルス]]が活躍するシークエンスがあるため、“角”という外観上の大きな特徴を持つケラトサウルスをティラノサウルスのサイズに拡大したというのが真相のようである)。『[[ジュラシック・パークIII]]』では、グラント博士らが衛星電話を回収すべく[[スピノサウルス]]の糞をあさるシーンに数秒だけ登場した。このケラトサウルスの概観は、同作にも登場するティラノサウルスのデータをベースに造られたと思われる。実際のケラトサウルスは骨格に厚みがなく華奢であり、眼も顔の前方にはついていない。 |
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==脚注== |
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2009年9月8日 (火) 12:03時点における版
ケラトサウルス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ケラトサウルス全身骨格
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地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジュラ紀中期 - 後期 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Ceratosaurus Marsh, 1884 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ケラトサウルス (Ceratosaurus) は、中生代ジュラ紀中期から後期にかけての現北アメリカ大陸と現アフリカ大陸に生息していた獣脚類の恐竜の一種。竜盤目 - 獣脚亜目 - ケラトサウルス科に属する。属名は「角をもつトカゲ」を意味する[1]。
形態
体長約4.5 - 6m[1]の中型肉食恐竜である。鼻の上にある角状の骨質の突起、眼窩上部にある瘤状の隆起、背面正中線上に並ぶ骨質の板などが目立つ特徴である。角状の突起を持つ獣脚類は幾つか知られているが、背面に骨板を持つ獣脚類はケラトサウルスのみである。[1] 体格に見合わぬ、とても大きな上顎歯を持つ。 前肢には四本の指があり、尾は柔軟な構造で幅広く厚みがある。[1]
かつてアロサウルス科とされ、アロサウルスと同一種(異なる点は性差によるもの)と考えられていた事もあったが、異なる点が様々あり、近年新たに分類しなおされた。G・ポールによれば、アロサウルスと比較して小柄ではあるものの、歯は薄く切れ味がよく、手足のつめはアロサウルスに比べて鋭かったといわれている。
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ヒトとの大きさ比較。緑がケラトサウルス。赤がアロサウルス。
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化石。
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C. nasicornis 想像図。
フィクションにおけるケラトサウルス
頭部の角や背中の装甲板などといった特徴的なスタイルから、「怪獣のような恐竜」として様々なキャラクター商品にデザインされている。
『恐竜100万年』ではトリケラトプスと対決するが、両者共に実際よりも遥かに大きく描かれている(元々はティラノサウルスを登場させる予定であったが、外観的な差の小さなアロサウルスが活躍するシークエンスがあるため、“角”という外観上の大きな特徴を持つケラトサウルスをティラノサウルスのサイズに拡大したというのが真相のようである)。『ジュラシック・パークIII』では、グラント博士らが衛星電話を回収すべくスピノサウルスの糞をあさるシーンに数秒だけ登場した。このケラトサウルスの概観は、同作にも登場するティラノサウルスのデータをベースに造られたと思われる。実際のケラトサウルスは骨格に厚みがなく華奢であり、眼も顔の前方にはついていない。
脚注
関連項目
参考文献
- ヘーゼル・リチャードソン 著、ディビット・ノーマン 編『恐竜博物図鑑』新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年、60頁頁。ISBN 4-7875-8534-7。