柳川範之

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柳川 範之
生誕 1963年
埼玉県
国籍 日本の旗 日本
研究機関 東京大学
研究分野 金融契約
法と経済学
母校 慶應義塾大学
東京大学
学位 博士(経済学・東京大学
経済学修士(東京大学
経済学士
博士課程
指導教員
伊藤元重[1]
他の指導教員 奥野正寛[1]
受賞 第50回日経・経済図書文化賞(2007年)
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柳川 範之(やながわ のりゆき、1963年 - )は、日本の経済学者(博士(経済学・東京大学))。東京大学大学院経済学研究科教授、元RIETIファカルティフェロー(2006年3月まで)。専門は金融契約、法と経済学

人物[編集]

埼玉県出身[2]。小学校4年から中学1年まで銀行員であった父親の都合によりシンガポール日本人学校で学ぶ[3]。日本の公立中学校を卒業後、父親の転勤によりブラジルへ渡る[3]。ブラジルでは高校には通わず、日本から参考書や教科書を大量に買い込み独学で勉強をする[3]。日本へ帰国後、大学入学資格検定(大検)を受験[3]。後に父親の転勤により再びシンガポールへ渡り、慶應義塾大学経済学部通信教育課程を現地で受講し[3]、学者になるという異色の経歴を持つ[4]

『法と企業行動の経済分析』で日経・経済図書文化賞受賞[5]

経歴[編集]

学歴[編集]

  • 1983年 大学入学資格検定試験合格
  • 1988年 慶應義塾大学経済学部卒業[6]
  • 1991年 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
  • 1993年 東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士論文:「Economic Growth and International Trade」)

職歴[編集]

  • 1993年 慶應義塾大学経済学部専任講師
  • 1996年 東京大学大学院経済学研究科助教授
  • 2007年 制度変更により東京大学大学院経済学研究科准教授
  • 2011年 東京大学大学院経済学研究科教授

学会活動[編集]

  • 2003年 法と経済学会 理事
  • 2006年 日本応用経済学会 理事
  • 2007年 総合研究開発機構 理事
  • 事業再生実務家協会 常務理事

学外活動[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『戦略的貿易政策-ゲーム理論の政策への応用』(有斐閣、1998)
  • 『契約と組織の経済学』(東洋経済新報社、2000)
  • 『法と企業行動の経済分析』(日本経済新聞出版社、2006)
  • 『これからの金融がわかる本』(東洋経済新報社、2007)
  • 『独学という道もある』(ちくまプリマ―新書、2009)
  • 『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』(日本経済新聞出版社、2011)
  • 『日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日』(さくら舎、2013)
  • 『40歳からの会社に頼らない働き方』(文芸春秋、2013)
  • 『東大教授が教える独学勉強法』(草思社、2014)
  • 『東大柳川ゼミで経済と人生を学ぶ (日経ビジネス人文庫) 』(日本経済新聞出版社、2015)

共著[編集]

  • 『会社法の経済学』(東京大学出版会、1998 三輪芳朗神田秀樹と共編著)
  • 『ゲーム―駆け引きの世界 (東京大学公開講座)』(東京大学出版会、1999 蓮實重彦著者代表)
  • 『不良債権って何だろう?』(東洋経済新報社、2002 柳川研究室と共編著)
  • 『流動性の経済学―金融市場への新たな視点』(東洋経済新報社、2002 齋藤誠と共編著)
  • 『ゲーム産業の経済分析―コンテンツ産業発展の構造と戦略』(東洋経済新報社、2003 新宅純二郎田中辰雄と共編著)
  • 『平成不況の論点 検証・失われた十年』(東洋経済新報社、2004 大竹文雄と共編著)
  • 『経済学の進路―地球時代の経済分析』(慶應義塾大学出版会、2004 嘉治佐保子白井義昌津曲正俊と共編著)
  • 『事業再生って何だろう?』(東洋経済新報社、2005 柳川研究室と共編著)
  • 『経済の考え方がわかる本』(岩波ジュニア新書、2005 新井明、新井紀子、e-教室と共編著)
  • 『フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツ・ビジネスの未来―』(日本経済新聞出版社、2008 新宅純二郎と共著)
  • 『公開会社法を問う』(日本経済新聞出版社、2010 宍戸善一大崎貞和と共著)
  • 『決断という技術』(日本経済新聞出版社、2012 水野弘道為末大と共著)
  • 『もし営業の桜庭が、経済学を学んだら』(日本経済新聞出版社、2013 原案・監修)
  • 『別冊アステイオン 「災後」の文明』(CCCメディアハウス、2014 御厨貴飯尾潤責任編集)
  • 『ビジネスゲームセオリー 経営戦略をゲーム理論で考える』(日本評論社、2014 御立尚資と共著)
  • 『現役東大生が教科書よりも役に立った100冊』(宝島社、2015 監修)

受賞[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b UTokyo Repository”. 2017年1月閲覧。
  2. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.349
  3. ^ a b c d e 柳川範之 『東大教授が教える独学勉強法』 草思社2014年、5-6頁(日本語)。ISBN 978-4-7942-2064-6
  4. ^ “中高年:社内失業ふせぐ 独学の時代がやってきた” (日本語). 毎日新聞 (毎日新聞社). (2015年1月13日). オリジナル2015年1月13日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150113103145/http://mainichi.jp/select/news/20150113k0000e020200000c.html 2016年1月16日閲覧。 
  5. ^ 『日経・経済図書文化賞』受賞図書一覧 (PDF)” (日本語). 過去の受賞図書. 日本経済研究センター. p. 1 (2010年11月3日). 2016年1月16日閲覧。
  6. ^ 東京大学大学院経済学研究科・経済学部の教員紹介より。柳川範之のウェブサイトのプロフィールでは「慶應義塾大学経済学部 通信教育課程卒業」と記載。なお、慶應義塾大学が発行する卒業証明書には「本塾大学経済学部を卒業」と記載されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]