ソード (企業)

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株式会社ソード
SORD CORPORATION
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
261-8580
千葉県千葉市美浜区真砂5丁目20-7
設立 1970年4月15日(株式会社ソード)
業種 小売業
法人番号 7040001008222
事業内容 エンベデッドソリューション事業
代表者 佐藤 雅裕
資本金 4億9900万円
売上高 93億5300万円 (2016年度)
従業員数 457名 2017年4月1日現在
外部リンク https://www.sord.co.jp/
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株式会社ソード(かぶしきがいしゃソード)は、コンピュータ関連の開発・製造・販売を手掛ける日本企業

1970年、株式会社ソード(SORD)として創業した。旧社名は、東芝プラットフォームソリューション株式会社。

概要[編集]

創業者は椎名堯慶。「ソード(SORD)」の社名は、SOFT(ソフトウェア)とHARD(ハードウェア)の合成語であり、ソフトおよびハードを一体化させた、(技術者やマニアではない)一般ユーザーにも使えるコンピュータの開発、製造、販売を目指していたことから名づけられた。

1974年i8080採用のマイクロコンピュータ・SMP-80シリーズを発表。1977年にパーソナルコンピュータ・M200を発売してパソコンベンチャーとして注目され、続いて、ホームコンピュータ・M100や M568000Z80のふたつのCPUを搭載したM68などを発売した。

ソードのマシンの特筆すべき事項として、当時OSの概念すらなかった8Bitパソコンにおいて、任意のコマンドの組み合わせにより、独自のOSを構築する機能を有していた事があげられる。 これは、動作環境が一般にフロッピーディスクベースだったため、極めて少ないメモリ空間で目的に合致したシステムを構築するための策として画期的だった。 また、一般にはプログラミング言語としてBASICが採用されていたが、その機能として、入力時の構文解析、リストの自動インデント表示、多世代ソース管理など、現在のプログラミング環境と比べても遜色のない極めて高いものを有しており、一部の熱狂的な支持を得ていた。

1980年に事務処理用簡易言語“PIPS”を発表。PIPSはソード製パソコンでのみ動作したため、ソードのハードウェアの売り上げも倍増し、最盛期は年商200億円以上を記録した。全国主要都市にPIPS INN(ピップスイン)という、ショールームとトレーニングルームを備えた、オレンジとホワイトを基調色としたモダンなショップも展開され、パソコン普及の役割を果たした。PIPSはIBMなど他のハードウエアメーカーからもオファーがあったが、ソードは自社ハードのみの販売に固執。その結果、1984年頃から部品調達の失敗を契機とするハードウェア販売の不振がPIPSの足を引っぱるようになり、業績は悪化した。 1985年、業務提携の形で実質東芝に売却された。その後、時代は8Bitパソコンから16Bitパソコンへ、各社独自OSから汎用OS(MS-DOS)へと大きく旋回し、ソードの名も衰退していった。

1999年、東芝の完全子会社となり、社名を「東芝パソコンシステム」に変更。PIPSをフリーソフトに移行した。

2016年、社名を「東芝プラットフォームソリューション」に変更。

2018年、東芝は全株式を、アスパラントグループが運営するファンドが設立したTOPSホールディングスに売却。これにともない社名を7月に株式会社ソードに再び戻し往年の名称が復活したと同時に、TOPSホールディングスを逆さ合併の形で吸収合併した。

PIPS[編集]

PIPS(ピップス)は、“PAN-INFORMATION PROCESSING SYSTEM”(パン・インフォメーション・プロセシング・システム)のアクロニムであり、事務処理用アプリケーションソフトウェアの名称である。

考案者は望月宏。長谷川郁祐の協力を得て1978年5月頃より開発が始まり、同年12月ソードのユーザー会で頒布され、1980年2月に市販が開始された。1979年10月にはアメリカ合衆国にてApple IIVisiCalc が発売されており、ほぼ同時期に開発が行われていた。

パソコンの利用にはBASICプログラムが必須だった当時、表形式のデータに対して100個あまりのコマンドにより誰でも簡単に関数計算やグラフ作成、データ検索を行うことが出来る画期的なソフトウェアだった。プログラミング言語の知識を必要としないことから、リリース当時は簡易言語と呼ばれることが多かった。

主に各データを表形式、ページ単位で管理し、保存や出力を行う。現在におけるデータベース表計算ソフトに準えられる。また表の形を取らない簡易なワードプロセッサとしての利用も可能であった。

歴史[編集]

  • 1970年4月 - 株式会社ソード設立。ソードは俗に「侍の集まり」とも言われ、当時の社員は、一癖あるが個性的な面々が集まっていたと語られている。
  • 1971年5月 - 「ソード電算機システム」に社名を変更。
  • 1973年 - インテルの8008を使用したマイクロ・コンピュータSMP-80/08を開発。しかし処理速度が遅かったため、販売を断念。
  • 1974年3月 - インテルの世界初の汎用MPU「8080」を発表前に入手。
  • 1974年4月 - インテルが8080を正式発表。
  • 1974年5月 - 東京国際見本市会場で行われた第48回ビジネスショウで8080を使用したマイクロ・コンピュータSMP80/20を発表。
  • 1974年10月 - SMP80/Xシリーズを発売。
  • 1977年9月 - オールインワン・コンピュータ「M200シリーズ」を発売。
  • 1978年 - アメリカに現地法人を設立。その後一旦撤退。
  • 1980年2月 - SORD-PIPS(Pan Information Processing System 汎用情報処理システム)を発表。
  • 1980年12月 - アイルランドに生産子会社「ソード・コンピューター・システムズ」を設立。
  • 1981年4月 - 16ビットパソコン「M416シリーズ」を発表。
  • 1981年5月 - PIPS-Ⅱ発表。
  • 1981年11月 - アイルランドに販売子会社「ソード・コンピューター・セールス・アイルランド」を設立。
  • 1982年 - ホビー用パーソナルコンピュータM5を発売。
  • 1982年5月 - PIPS-Ⅲ発表。
  • 1982年9月 - 16ビットパソコン「M343シリーズ」を発表。
  • 1982年9月 - イギリスに「ソード・コンピューター・システム」を設立。
  • 1982年10月 - 漢字PIPS発表。
  • 1982年10月 - アメリカに「ソード・コンピュータ・オブ・アメリカ」を設立し再参入。
  • 1983年 - このころ40か国に営業拠点をもつ。
  • 1983年4月 - 「ソード株式会社」に社名を変更。
  • 1983年5月 - 16ビットパソコン「M68シリーズ」を発表。
  • 1984年4月 - 16ビット対応の「日本語PIPS」を発表。
  • 1985年3月 - 東芝と資本提携を結び、東芝の子会社となる。
  • 1987年 - 創業者の椎名堯慶が退社。
  • 1999年1月 -「東芝パソコンシステム株式会社」に社名を変更。
  • 1999年10月 - PIPSをフリーソフト化。
  • 2016年4月 -「東芝プラットフォームソリューション株式会社」に社名を変更。 
  • 2018年2月 - 東芝が、アスパラントグループが運営するファンドが設立したTOPSホールディングスに全株式を売却。
  • 2018年7月2日 - 社名を再び「株式会社ソード」に変更。

主な出身者[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]