Taito Type X

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Taito Type X(タイトー タイプエックス)は、タイトーが開発し2004年に発表したアーケードゲーム基板である。 先代Type-Zeroの後継機。

概要[編集]

Taito Type Xの開発には東芝パソコンシステム株式会社が協力しており、東芝パソコンシステムが組み込み機器用製品として製造・販売している「FABコントローラシリーズ」が、Taito Type Xのベースとなっている。

特徴[編集]

PC/AT互換PCを基に設計されているため(プラットフォームにはWindows XP Embedded、Type X ZeroはWindows Embedded Standard 7、Type X3はWindows Embedded Standard 7 64bit版がそれぞれ採用されている)、PCの開発インフラがそのまま使用でき従来の基板より格段に開発費を安くすることができる。また、ビデオボードの差し換えにより個々のゲームに最適のスペックを用意できるのも強みとなっている。

Type Xリリース直後はマザーボードが割高であった事と動作不良の多さからオペレーターの評価は芳しくなく、セガ(後のセガ・インタラクティブ)の基板であるNAOMIが再び盛り返してきた事もあって今ひとつ普及には至ってはいなかったが、NAOMI GD-ROM SYSTEMの供給及び保守終了とType X2のリリースに伴いサードパーティも増加し、ゲームセンター以外にも設置されるデータカードダスなどのトレーディングカードアーケードゲーム等でも広く利用されている。

バリエーションと主なスペック[編集]

  • Taito Type X
    • チップセット : Intel 865G
    • CPU : Celeron 2.5GHz(Celeron 2.0GHz/2.8GHz、Pentium 4 2.0GHz/2.4GHz/2.6GHz/2.8GHz/3.0GHzHT 対応可能)
    • GPU : ATI RADEON 9600SE(128MB)/9600XT(128MB)/X700PRO(256MB)
  • Taito Type X+
  • Taito Type X7 (パチンコパチスロ機用として発表・開発が進められていたが、コスト上の問題と保安通信協会の認定通過に手間取った事から、実際に採用された例はなく、タイトー子会社だったパチンコ・パチスロメーカーであるバルテックの株式譲渡による持分法適用会社除外に伴い、事実上開発終了となり、公式サイトからも製品写真を残して仕様が削除された。)
  • Taito Type X2
  • Taito Type X3
    • チップセット : Intel Q67 Express
    • CPU : Intel Core i3 2130/Core i5 2400/Core i7 2600
    • GPU : AMD RADEON HD 6770/NVIDIA GeForce GTX 560Ti
  • Taito Type X Zero

参入サードパーティ[編集]

アーケードゲーム基板を開発している同業他社(グループ会社も含む)もサードパーティに名を連ねている。カプコンはアーケードゲーム基板の自社開発を中断して本シリーズを採用してきたが、2015年6月からセガ・インタラクティブ製のNuも採用している。バンダイナムコグループは、バンダイがナムコとの経営統合前からデータカードダス初代筐体にTaito Type Xを搭載していたが、後にバンダイナムコゲームス開発のSYSTEM ES2 PLUSに切り替えられ、2015年3月にTaito Type Xを搭載していたデータカードダス初代筐体のサービス終了に伴い撤退。アーケードゲーム開発を行うセガ・インタラクティブと同じセガサミーグループのアトラスもトレーディングカードアーケードゲーム筐体であるクルカステーションにTaito Type Xを搭載していたが、セガへのアーケードゲーム事業移管後におけるクルカステーション搭載基板に関しては不明である。

主なソフト[編集]

Taito Type X[編集]

Taito Type X+[編集]

Taito Type X2[編集]

(★印はNESiCAxLive配信専用ソフト)

Taito Type X Zero[編集]

Taito Type X3[編集]

開発及び発売中止タイトル[編集]

Taito Type X2[編集]

Taito Type X Zero[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]