明法中学・高等学校
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明法中学・高等学校 | |
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北緯35度44分37.9秒 東経139度27分14秒 / 北緯35.743861度 東経139.45389度座標: 北緯35度44分37.9秒 東経139度27分14秒 / 北緯35.743861度 東経139.45389度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人明法学院 |
設立年月日 | 1964年4月 |
創立記念日 | 1月24日 |
創立者 | 小谷喜美 |
共学・別学 |
中学校・男女別学(男子校) 高等学校・男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合有) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
D113321300030 高等学校) C113321300014 (中学校) | (
高校コード | 13726A |
所在地 | 〒189-0024 |
外部リンク | MEIHO 明法中学・高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
明法中学・高等学校(めいほうちゅうがく・こうとうがっこう)は、東京都東村山市富士見町二丁目に所在する中高一貫制の私立中学校・高等学校。高校一年においては、内部生と外部生を混合したクラスとなる。
概要
[編集]1963年1月東京都知事より学校法人明法学院設立の認可及び明法中学・高等学校設置の認可を受け、翌年4月に霊友会初代会長小谷喜美によって設立された(宗教教育は一切行われていない)。1965年3月、講堂落成式・高校寮落成式が催され、翌々年の1967年4月、蛍雪寮が竣工。1971年8月、高校サッカー部がインターハイに出場。1994年4月、数学の習熟度別授業が高校1年を対象に開始され、2003年4月、英語・数学の習熟度別学習の対象が中学3年から高校3年までの4学年に拡大、それと時を同じくして中学1年・高校1年を対象に少人数英会話授業が開始された。2013年、高校二年進学時に選択する、文系・理系それぞれに国公立難関私大コースと私大特別コースが設けられた。
校歌
[編集]一、霊峰仰ぐ学窓に 叡智をみがく友垣は 高き望みに結ばれて 自主と真理の道ひらく ――ああわが明法わが母校
二、心を磨き身を練りて 不屈の意志と健康を わが精進の糧とする 若き前途に試練あれ ――ああわが明法わが母校
三、平和の理想かかげもち 明日の文化を築くべく 大き使命を身に体す 若き命の久遠の地 ――ああわが明法わが母校
(斎藤吉彦[1] 作詞・作曲)
建学の精神
[編集]建学の精神は、明法に学ぶ生徒が、この世に生を受けたことに感謝し、知性を磨き、よい習慣を身につけ、社会のため、国家のため、人類のために役立ち、世界平和に貢献できる人間を育成することにある。
沿革
[編集]- 1963年(昭和38年)1月 - 明法中学・高等学校設立認可(1月24日)。初代校長 稲田 淳。
- 1964年(昭和39年)4月 - 東京都東村山市に創立。校舎・体育館・校内(中学)寮落成式。開校式・第一回入学式(中学70名、高校131名)。
- 1965年(昭和40年)3月 - 講堂落成式・高校寮落成式。校歌発表。
- 1967年(昭和42年)3月 - 第一回卒業式。
- 1971年(昭和46年)8月 - 全国高等学校総合体育大会サッカー競技に、帝京高等学校と共に出場。
- 1972年(昭和47年)11月 - 明法杯少年サッカー第1回大会開催。
- 1980年(昭和55年)11月 - 第2体育館(卓球場)竣工。
- 1985年(昭和60年)4月 - 図書館・食堂棟竣工。
- 1986年(昭和61年)4月 - 明法寮廃止。
- 1995年(平成07年)4月 - 特別教室棟竣工。
- 2003年(平成15年)- 難関大学進学を目標とした特別進学コース設置。
- 2005年(平成17年)
- 3月 - 新校舎棟落成式。
- 10月 - 創立40周年記念式典挙行。
- 2007年(平成19年)2月 - グラウンド・テニスコート改修(一面)改修。
- 2009年(平成21年)- 新校内履き導入。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)4月 - 新タイプの体操着、ジャージを販売開始。
- 2013年(平成25年)
- 4月 - 新制服に完全移行。
- 高2・3に新教科「21世紀」を設置。
- 新体育館履き導入。
- 創立50周年記念大規模改修。
- 2019年(平成31年)4月 - 高等学校を共学化[2]。
- 2025年(令和7年)4月(予定) - 中学校を共学化[3]。
制服 ・着用品
[編集]衣替えは一般的な学校では6月と10月に行われるが、本校では5月1日と11月1日に実施される。
冬服
[編集]- 白ワイシャツに、詰め襟の学ラン、黒の冬用学生ズボン。いずれも指定がある。
- 上半身の下着は、無地かつ白色の物のみ可。
- コート、マフラー、手袋等の防寒具の着用は可。
- ベスト、セーター、カーディガンの着用は可。但し、無地で、白・黒・紺・灰の内いずれかの色でなければならない。
夏服
[編集]- 白ワイシャツに、黒の夏用学生ズボン(冬用に比べて生地が薄く通気性が高い)。いずれも指定がある。
- 上半身の下着は、無地かつ白色の物のみ可。
- ベスト、セーター、カーディガンの着用は可。
靴
[編集]- 通学時に履く靴は、革靴あるいは運動靴としているが、指定はない。
- 校内履き・体育館履きに関しては、学校指定のものがある。
鞄
[編集]- 特に指定はないが、高校生はエナメルバッグ、中学生はリュックサックを通学用鞄として用いることが比較的多い。
学校指定されているものが少ないのが特徴だが、「明法生としてふさわしい」ものでなければならないという条件がある。
設置課程
[編集]- 中学校(一般、明法GE)
- 高等学校(全日制課程普通科)
※明法GEは、2013年度の入試から新たに設けられた特別な枠で、文系や理系の枠を超えた科学的な思考能力を育成する事を目的とする教育課程。夏休みなどの長期休暇は特別活動(ペットボトルロケットなど)やロボット大会に向けた練習などをしている。
特徴
[編集]- 器楽の授業が特徴的である。中学入学時に全員が金管楽器・木管楽器・弦楽器の中から担当する楽器を選択し、中学2年・3年時の明法祭で、学年全体でオーケストラ演奏を行う。
- チューター制度があり、学校内にある学習道場(自習室)などで大学生のOBから受験勉強等のアドバイスが受けられる。(高校生のみ)
施設
[編集]施設名の頭に付された数字は、写真中の施設番号と対応している。
- (1)校舎
- 本校舎。2005年に竣工し、2013年に大幅に改修された。中一から高三までのHR教室に加え、図書館をはじめとした様々な施設が設けられている。
- (2)講堂
- 3階建て。座席数1022。朝会、芸術鑑賞教室、オーケストラ演奏などに利用されている。最上階には、ともがきホールがある。2012年度には改装・耐震補強工事がされた。東村山市の成人式もここで行われる。
- (3)特別教室棟
- 3階建て。技術室、家庭科室、GE室、大視聴覚室が設けられている。渡り通路で校舎と連絡している。
- (4)学校食堂・美術室棟
- 2階建て。学生食堂と美術室が設けられている。美術室は、以前は校舎の3階の西側にあったが、50周年記念大規模修繕の際に、図書館と入れ替わる形でここに移設された。
- (5)理科棟
- 十字型の構造が特徴的。物理・化学・生物・地学の四区画に分かれ、それぞれに講義室・研究室・実験室・特別実験室が設けられている。講義室は、階段教室となっており、電子黒板やプロジェクターが設置されている。
- (6)音楽棟
- 1階建て。音楽教室、レッスンルーム、ピアノ室、楽器庫などが設けられている。オーケストラ演奏の練習は主にここで行われる。
- (7)事務所棟(旧校舎)
- 2005年に現在の校舎が建てられるまで使用されていた校舎の一部で、現在は資料置場や事務所として利用されている。校舎と渡り廊下で連絡しているが、教員を含めた一部の者しか立ち入ることができない。
- (8)第二グラウンド
- 略称は二グラ。主に体育の授業でサッカーの試合を行う際や中学サッカー部が練習を行う際に利用される。全寮制だった頃は、明法寮が建っていた。付近にその記念碑がある。
- (9)テニスコート
- 全天候型人工芝のオムニコート4面。主に体育の授業やテニス部の練習などで利用される。
- (10)第一体育館
- 3階建て。フィットネスルーム、柔道場、剣道場、バスケットコート1面、バドミントンコート4面、バレーボールコート2面、室内トラック、部室、シャワー室などが設けられている。シャワー室は、現在使われていない。
- (11)プール
- 2021年に閉鎖されて以降使われていない。
- (12)第二体育館
- 1階建て。卓球部の関東大会出場を記念して建てられた。主に卓球場として利用されている。
- (13)第一グラウンド
- 通称グラウンド。400メートルトラックがある。体育祭やスポーツ大会はここで行われる。照明設備が整っているため(2005年に設置)、暗くなってからでも安全に運動ができる。
- (14)空手部道場
- 空手道場。主に空手部に利用される。かなりマイナーな存在で、生徒でも存在を認識してないことが多い。
- (15)明法学院ハウス
中学生の補習や通称寺子屋と呼ばれる中学生の自習室…高校生1年生の宿泊施設として使われる。最大40人が泊まれるように作ってあり、中には食堂・勉強スペースなどがある。(通常は泊まる事は無い)
年間行事
[編集]- 4月 - 入学式、オリエンテーション合宿(長野・車山。2006年度までは河口湖だった)
- 5月 - 体育祭
- 6月 - 高2修学旅行(沖縄)・中2フィールドワーク(静岡)・中3修学旅行(京都・奈良)
- 8月 - 海外語学研修(中3~高2の希望者が対象で、面接や抽選制の場合がある。オーストラリア・クイーンズランド州)
- 9月下旬または10月上旬 - 明法祭(文化祭)
- 10月または11月 - 中学スポーツ大会・高校スポーツ大会
- 10月 - 高校スポーツ大会
- 11月 - 中学スポーツ大会、明法杯少年サッカー親睦会(1971年のインターハイ出場を記念して設立)、マラソン大会(昭和記念公園で実施)、鑑賞教室(古典・劇・落語・音楽を1年ごとにローテーションする)
- 1月 - スキー合宿(希望者)、中学百人一首大会(カルタ大会)、創立記念日(24日)
- 1月下旬~4月中旬 - ターム留学(高1で英検準2級を持っている希望者対象。カナダ)
- 3月 - 卒業式
明法祭
[編集]毎年、9月下旬あるいは10月上旬の土・日曜日に行われる。中学はクラス制、高校はサークル制となっており、それぞれ出し物に取り組む。毎年、講堂で中学2・3年生によるオーケストラ演奏が行われており、目玉の一つとなっている。土曜日の夕方には、中夜祭が催され、毎年軽音楽同好会の演奏をはじめとした様々なイベントが行われる。
体育祭
[編集]毎年、5月の第三土曜日に行われる。雨天の場合は延期される。全部で約15種類の競技があるが、その中でも特に特徴的なのが以下に挙げるものである。
- ○×綱引き
- 本校独自の競技。まず最初に○か×かで答えられるクイズが出題され、その後、○だと思ったら円で囲まれた○の領域へ、×だと思ったら円で囲まれた×の領域に移動する。そして、正解だった方がピストルの合図と同時に綱の方へと走り寄り、綱を自分たちの方へ引っ張る。不正解だった方は、2回目のピストルの合図で綱の方へと走り寄り、同様に引っ張る。
- タイヤ引き
- 本校独自の競技。グラウンドの中央に山積みにされたタイヤを自分たちの陣地に多く持ってこれたチームが勝ちとなる。
- 部対抗リレー
- 校内のほぼすべての部・同好会が互いに競い合うリレー競技。文化系から運動系までのありとあらゆる部・同好会が参加し、毎年白熱した闘いを見せる。大会最高記録は、中学で野球部の1分20秒02(2010年)、高校で陸上部の1分13秒18(2012年)(2014年5月現在)。
- 棒倒し
- 自分たちの陣地にある棒が倒されないように守備を固めながら、相手の陣地にある木製の長い棒をいち早く倒すことを目的とする競技。高校生のみ参加可能で、参加者は全員上半身裸になり、靴と靴下を脱ぐ。
- 障害物競争
- 障害物を乗り越えながら走る競技。毎年、ネットの中をくぐる、三輪車をこぐ、縄跳びを避けるなどといった様々な試練が参加者に課せられる。
- 騎馬戦
- 騎馬を組んで競う競技。中学と高校でルールが異なる。中学は、敵の騎手が被っている水泳キャップを獲った騎馬が勝ちとされるのに対し、高校は、敵の騎手を騎馬から落とした騎馬が勝ちとされる。
- 明法リレー
- 本校伝統の競技。一クラスが一丸となって一つのバトンをつなぐ、クラス対抗競技。毎年、体育祭のフィナーレを彩る。
名物
[編集]ソーラーカー
[編集]1999年に第37期生の有志が製作を始めた。後に改良を重ね、2001年には乗客を乗せて運転できるバス型ソーラーカーが完成。その後数世代に渡って製作が引き継がれ、2004年にはゴーカートタイプも製作された。現在は科学部がソーラーカーの製作を行っている。明法祭のほか、地域のイベントにも出品されている。過去に何度か東京新聞、読売新聞等に掲載された経験を持つ。
2007年には、高校一年生を中心にソーラーバイクが製作された。最高速度は約30㎞/h、重量は約100㎏。朝日新聞、読売新聞、東京新聞、毎日新聞に掲載された。2007年10月13~14日に行われたソーラーバイクレースin浜松に参加し、特別賞を受賞した。
2008年には、2代目のソーラーバイクが製作され、明法祭で試乗会が行われた。最高時速は約45.5km、重量は約65㎏と、前年度に比べかなり進化した。この年も、9月13日~14日にソーラーバイクレースin浜松2008が開催され、昨年と同様に参加。1日目は後輪にトラブルが発生し出場を断念したが、2日目はフリースタイルを始めとした全種目に出場し、見事、敢闘賞を受賞した。
2009年には、3代目のソーラーバイクが製作され、同年の明法祭で、展示会及び試乗会が行われた。大幅な軽量化に成功し、重量が47㎏にまで落ちた。最高速度もそれに伴い48㎞/hと若干速くなった。走行時間は、最高時速で75分。走行距離は、最高時速で60㎞。9月19日、20日に行われたソーラーバイクレースin浜松2009では、1stステージを除く全レースに参加し、特別賞を受賞した。
海坊主
[編集]水泳部の高校生部員数名によって構成される男子シンクロチーム。毎年、明法祭でシンクロを披露しており、明法祭の大きな目玉となっている。テレビ番組『24時間テレビ』にもアイドルの嵐などと共に2度出演した経験がある。
秋バーズフランク
[編集]フランクフルトとホットドッグが売っている。
周辺環境
[編集]本校が面する市道は「学園通り」と呼ばれ、日本体育大学桜華中学校・高等学校、明治学院中学校・明治学院東村山高等学校、東村山市立南台小学校が立ち並ぶ。
交通
[編集]- 西武国分寺線・西武拝島線小川駅より徒歩15分。
- JR武蔵野線新小平駅から自転車で10分、または徒歩約25分。
- 2014年3月24日まで、新小平駅および小川駅からの銀河鉄道バスが登校時1便、下校時4便運行していた。(現在は休止路線)
また、小平市コミュニティタクシーぶるベー号の元中宿通りバス停・東京都職員住宅東バス停からも徒歩で行けるが、登校時や夜間の利用はできない。
- 2014年3月24日まで、新小平駅および小川駅からの銀河鉄道バスが登校時1便、下校時4便運行していた。(現在は休止路線)
- 西武多摩湖線八坂駅から徒歩約10分、もしくは第三小・東大和市駅経由立川駅北口行、または小平営業所行バスで明法学院前下車、徒歩1分。
- 西武新宿線久米川駅から第三小・東大和市駅経由立川駅北口行、または小平営業所行バスで明法学院前下車、徒歩1分。
- JR立川駅北口または西武拝島線東大和市駅から第三小経由久米川駅行バスで明法学院前下車、徒歩1分。
著名な卒業生
[編集]- 南淵明宏(医師)
- NARGO(音楽家、東京スカパラダイスオーケストラメンバー)
- 高橋知幸(東海テレビ放送、元新潟放送アナウンサー・スピードスケート選手・温泉ソムリエ、2000年卒、34期生)
- 飯田淳平(日本サッカー協会一級審判員、2000年卒、34期生)
- 宗弥(Blu-BiLLioNギタリスト)
- 川口俊介(NHKのテレビプロデューサー)
脚注
[編集]- ^ 元明法中学高等学校国語教師
- ^ “2019 年 4 月より明法高等学校を男女共学化いたします” (pdf). 明法中学・高等学校 (2017年10月23日). 2020年10月25日閲覧。
- ^ “2025年度より中学校も共学化いたします”. 明法中学・高等学校 (2024年2月14日). 2024年2月15日閲覧。
参照
[編集]- 明法中学高等学校生徒手帳 2014年
- MEIHO 明法中学・高等学校 公式サイト