忍者じゃじゃ丸〜銀河大作戦〜

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忍者じゃじゃ丸〜銀河大作戦〜
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ファミリーコンピュータ
開発元 ジャレコ
発売元 ジャレコ
音楽 高芝泰彦
鈴木康行
シリーズ 忍者じゃじゃ丸くんシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 2メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199103291991年3月29日
アメリカ合衆国 1991年
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
その他 型式:日本 JF-32
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忍者じゃじゃ丸~銀河大作戦~』(にんじゃじゃじゃまるぎんがだいさくせん)はジャレコ1991年3月29日に発売したファミリーコンピュータ用ソフト。忍者じゃじゃ丸くんシリーズの1つである。

北米では『Squashed』のタイトルで発売された。

概要[編集]

主人公じゃじゃ丸とさくら姫が、宇宙の支配者・ドン・デストロイダを倒し宇宙の平和を取り戻すのが目的。全7ステージ構成。舞台は宇宙であるため、敵キャラやアイテム等にも一新されている。また、FC版の忍者じゃじゃ丸くんシリーズにおいては最後の作品となる。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

純粋なアクションゲームらしく、コンティニュー方式。Aボタンを押すとジャンプし、武器を振りおろして踏む攻撃が可能。Bボタンでアイテムを使用し、ボタンを押し続けることでその場で足踏みしてダッシュ、その勢いで大きくジャンプすることが可能。さらに押し続けることでキャラが回転(転がり)し、ダッシュと体当たり攻撃が可能になる。ただし、押し続けすぎると息切れを起こし、少しの間動けなくなる。十字キーの上ボタンで各ステージの最後に設置されているゴールゾーンへ入り、ステージクリアになる。 ポーズについては、スタートボタンを押し続けなければならない。

アイテム[編集]

コスモ手裏剣
三日月形のブーメランを投げる。一定距離を飛んだ後いったんその場で滞空し、プレイヤーの元へ戻る。
コスモショット
放物線を描く爆弾を投げつける。着弾すると一定時間その場で爆発し続ける。じゃじゃ丸はコメットショット(星形)、さくら姫はラブリーショット(ハート型)を投げる。
コスモスーツ
被弾に1回だけ耐える。
ホバホバの術
一定時間、空中をジャンプすることが可能になる。取得すると、コスモスーツも同時に取得。
パルサーの術
一定時間、ジャンプが宙返りをしながら飛ぶものに変わる。通常のジャンプ攻撃に比べ、常に攻撃判定が出る。
メカメカの術
一定時間、「メタル・ガマパックン」に変化する。ジャンプでしか移動できなくなるが、敵に近付くと食べて1UPする。
トメトメ・タイムの術
一定時間、敵の動きを停止させる。
1UP
残機が増える。3UPが入っている箇所もある。
得点
スコアが増える。
魔獣の素
アルファベットが書かれたアイテム。3個集めると、ボス戦でプレイヤーをサポートする「お助け魔獣」を呼び出す事ができる。
  • 攻撃魔獣バホバホ
Aを3つ集めると登場。「衝撃音波」を吐きボスを威嚇する。
  • 軽量魔獣バネバネ
Jを3つ集めると出現。「軽量音波」を吐き、これにプレイヤーが当たるとジャンプ力が上がる。
  • 加速魔獣ビュンビー
Sを3つ集めると出現。「加速音波」を吐き、これにプレイヤーが当たると移動速度が上がる。
  • 失敗魔獣スカスカ
3つ集めた魔獣の素が揃っていないと出現。ぼーとしているだけで、何もしてくれない。

設定[編集]

ステージ構成[編集]

  • WORLD・1 「はっけん!げつめんきち!!」
  • WORLD・2 「げきせん!うちゅうのようさい!!」
  • WORLD・3 「きょうふ!もえるわくせい!!」
  • WORLD・4 「しんぴ!ほしくずのなぞ!?」
  • WORLD・5 「へんてこ!でこぼこわくせい!!」
  • WORLD・6 「かいき!うちゅうのはかば!!」
  • WORLD・7 「たいけつ!ドンデストロイダ!!」

登場キャラクター[編集]

じゃじゃ丸
忍者じゃじゃ丸くんシリーズにおける主人公。ダッシュ力が速いが、ジャンプ力が低い。
さくら姫
本作はプレイヤーとして参戦。ジャンプ力が高いが、ダッシュ力が遅い。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 忍者じゃじゃ丸
コレクション
日本 201912122019年12月12日
Nintendo Switch シティコネクション シティコネクション Switch専用ゲームカード
ダウンロード
- 収録ソフトの1つ [2][3]
2 忍者じゃじゃ丸
コレクション
日本 202105202021年5月20日
PlayStation 4 シティコネクション シティコネクション BD-ROM
ダウンロード
- 収録ソフトの1つ [4][5]

スタッフ[編集]

  • プログラム:PRINCE・K、ぱいるだー いがしー、よしだ せんしゃのすけ
  • グラフィック:さぼてん あつし、あいだ しょう、わたなべ・3
  • サウンド:じゃんきー たかしば(高芝泰彦)、鈴木康行
  • データマン:SOH、なのに まえかわ
  • デバッグ・スペシャル:MYAU-KUN、DREAMER MIZU、でばっがーのみなさん
  • スペシャル・サンクス:REVENGE OF JONATHAN、NOA しむら(志村正義)、ALL-JALECO-STAFF
  • ディレクト:DICK SAKAMOTO

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通22/40点[6]
ファミリーコンピュータMagazine19.2/30点[7]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計22点(満40点)[6]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.2点(満30点)となっている[7]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.5 3.2 3.1 3.2 3.2 3.0 19.2

脚注[編集]

  1. ^ 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、103頁。 
  2. ^ 『忍者じゃじゃ丸 コレクション』が12月12日に発売されることが決定!シリーズ6作がSwitchとPS4で遊べちゃう”. ファミ通.com. KADOKAWA (2019年9月5日). 2023年7月15日閲覧。
  3. ^ Gueed (2019年12月12日). “Switch「忍者じゃじゃ丸 コレクション」が本日発売。忍者じゃじゃ丸シリーズ作品と新作「じゃじゃ丸の妖怪大決戦」を収録”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年7月15日閲覧。
  4. ^ 『忍者じゃじゃ丸 コレクション』PS4版が本日(5/20)発売。『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』の“遊び”の部分を拡張する無料アップデートを2021年内に実施予定”. ファミ通.com. KADOKAWA (2021年5月20日). 2023年7月15日閲覧。
  5. ^ ginger (2021年5月20日). “PS4版「忍者じゃじゃ丸 コレクション」が本日発売。SteamにてPC版もリリース予定”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年7月15日閲覧。
  6. ^ a b 忍者じゃじゃ丸くん 銀河大作戦 まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2018年6月3日閲覧。
  7. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、101頁、雑誌26556-4/15。