忍者くん 魔城の冒険

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忍者くん 魔城の冒険
ジャンル 縦スクロールアクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 UPL
発売元 タイトー
デザイナー 西澤龍一、藤沢勉
プログラマー 西澤龍一、藤沢勉
美術 西澤龍一
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(104.00キロバイト
稼働時期 日本 1984101984年10月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
デバイス 2方向レバー
2ボタン
CPU Z80 (@ 3 MHz)×3
サウンド AY-3-8910A (@ 3.000 MHz)×2
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×192ピクセル
60.00Hz
パレット768色
その他 型式:84003A
テンプレートを表示

忍者くん 魔城の冒険』(にんじゃくん まじょうのぼうけん)は、UPLにより製作され、タイトーより稼働された日本アーケードゲームである。

いくつか製作されている続編およびこれらを基にしたパチスロについても、本項で記述する。

概要[編集]

UPLが1984年に製作したステージクリア型のアクションゲーム。1984年には日本デクスタの移植でMSXロムカセットが発売され、以降も同社によりFM-7用およびPC-8801用が移植発売された。1985年5月10日にもジャレコからFC用として移植された。「魔城の冒険」という呼称はつけず「忍者くん」と呼ばれることが多い。また、2008年12月9日Wiiバーチャルコンソールにてファミコン版が、2014年5月15日PlayStation 4の、2018年4月5日Nintendo Switchアーケードアーカイブスにてアーケード版が、それぞれ配信されている。PlayStation 4アーケードアーカイブス版にて初めて日本国外にて発売され、タイトルは『Ninja Kid』となっている。

システム上の特徴として、敵キャラクターに思考ルーチン(AI)を搭載し、プレイヤーとの位置関係を把握しながら行動していることが挙げられる[1]

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

赤い忍び装束を纏った1.5頭身の忍者「忍者くん」が、幾段にもなる足場を上下に行き来し、縦に4画面スクロールするステージを駆け巡って敵を倒していく内容で、各ステージにいる8体の敵キャラクターを全て倒すことでステージクリアとなる[1]

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 忍者くん 魔城の冒険 日本 198505101985年5月10日
ファミリーコンピュータ トーセ ジャレコ 192キロビットロムカセット[2] JF-03 -
2 忍者くん 魔城の冒険 日本 1985年
MSX 日本デクスタ 日本デクスタ ロムカセット ND-01MR -
3 忍者くん 魔城の冒険 日本 1986051986年5月
FM-7
PC-8801
日本デクスタ 日本デクスタ フロッピーディスク - -
4 忍者くん 魔城の冒険EX 日本 2005年4月13日[3]
ボーダフォンライブ!
Vアプリ
ビービーエムエフ ビーエムエフ ダウンロード
(忍者くんワールド)
- -
5 忍者くん 魔城の冒険 日本 2008年12月9日[4]
Wii トーセ ジャレコ ダウンロード
バーチャルコンソール
- - ファミリーコンピュータ版の移植
6 日本 忍者くん 魔城の冒険
アメリカ合衆国 Ninja-Kid
ヨーロッパ Ninja-Kid
日本 2014年5月15日[5]
アメリカ合衆国 2015年5月26日[6]
ヨーロッパ 201507072015年7月7日
PlayStation 4
(PlayStation Network)
UPL ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
日本 CUSA-00392
アメリカ合衆国 CUSA-00977
ヨーロッパ CUSA-02490
- アーケード版の移植
7 日本 忍者くん 魔城の冒険
日本 2018年4月5日[7]
Nintendo Switch
(ニンテンドーeショップ)
UPL ハムスター ダウンロード
(アーケードアーカイブス)
- - アーケード版の移植

評価[編集]

アーケード版

1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「キャラクターゲームとして非常に奥が深く、何年間も遊びこんでも飽きることのないゲーム性を実現した数少ないゲームである」、「ゲームのルールは、敵を全滅すればいいだけの単純なものである。一見して特別なものはない。しかし、このゲームが奥深く、面白いのは、敵のロジックのせいである。敵がプレイヤーとの間合いを図り、疑似的な思考をもってプレイヤーと対決するのである」、「パターン化できない面白さが生じる。敵は体当たりして気絶させようとしたり、させられまいとしてくる。その駆け引きが絶妙なのだ。この考え方は、直接の影響を与えていないものの、ずっと後のファイナルファイトタイプのアクションや、対戦格闘ゲームの敵の動きの原点となっている」と紹介されている[8]

忍者くん 阿修羅ノ章[編集]

忍者くん 阿修羅ノ章
ジャンル 縦横両スクロールアクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 UPL
発売元 日本 UPL
アメリカ合衆国 World Games
デザイナー 藤沢勉
プログラマー きんじょうさとる
音楽 メカノアソシエイツ
美術 藤沢勉
角田明美
シリーズ 忍者じゃじゃ丸くんシリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(584.00キロバイト
稼働時期 INT 1987071987年7月
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
コンテンツ
アイコン
アメリカ合衆国 Mild Fantasy Violence
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU Z80 (@ 6 MHz)
サウンド Z80 (@ 5 MHz)
YM2203 (@ 1.5 MHz)
ディスクリート
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×192ピクセル
60.00Hz
パレット768色
その他 型式:UPL-87003
テンプレートを表示

忍者くん 阿修羅ノ章』(にんじゃくん あしゅらのしょう)は、1987年に製作された、『〜魔城の冒険』(以下、「前作」)の続編である。日本国外版タイトルは、アーケード版が稼働された当時は『Rad Action』であったが、後に『Ninja Kid II』に改題された。

ファミリーコンピュータに移植され、UPLより発売されている。発売日は1988年5月27日。また、2009年5月19日にWiiバーチャルコンソールにてファミコン版が、2015年6月5日にPlayStation 4の、2018年10月18日にNintendo Switchのアーケードアーカイブスにてアーケード版が、それぞれ配信されている。

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 忍者くん 阿修羅ノ章 日本 1987年
MSX2 オペラハウス HAL研究所 ロムカセット - -
2 忍者くん 阿修羅ノ章 日本 198805271988年5月27日
ファミリーコンピュータ マイクロニクス UPL 1メガビット+64キロRAMロムカセット[9] UPL-NJ -
3 忍者くん~阿修羅ノ章 日本 2004年2月2日[10]
ボーダフォンライブ!
Vアプリ
ケイブ ケイブ ダウンロード
(ゲーセン横丁)
- - アーケード版の移植
4 忍者くん 阿修羅の章EX 日本 2006年9月27日[11]
ボーダフォンライブ!
(Vアプリ)
ビーエムエフ ビーエムエフ ダウンロード
(ゲーモバ)
- -
5 忍者くん 阿修羅ノ章 日本 2009年5月19日[12]
Wii マイクロニクス ジャレコ ダウンロード
バーチャルコンソール
- - ファミリーコンピュータ版の移植
6 日本 忍者くん 阿修羅ノ章
アメリカ合衆国 Ninja Kid II
日本 2015年6月5日[13]
アメリカ合衆国 2015年10月27日[14]
PlayStation 4
(PlayStation Network)
UPL ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
アメリカ合衆国 CUSA-03374
- アーケード版の移植
7 日本 忍者くん 阿修羅ノ章
日本 2018年10月18日[15][16][17]
Nintendo Switch
(ニンテンドーeショップ)
UPL ハムスター ダウンロード
(アーケードアーカイブス)
- - アーケード版の移植

スタッフ[編集]

  • ゲーム・デザイン:藤沢勉
  • プログラム・デザイン:きんじょうさとる
  • キャラクター・デザイン:藤沢勉、角田明美
  • サウンド・コンポーズ:藤沢勉
  • BGMクリエイト:メカノアソシエイツ
  • データ・メーク:はやしたかし

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通24/40点 (FC)[18]
ファミリーコンピュータMagazine20.09/30点 (FC)[9]
ファミリーコンピュータ版

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[18]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.09点(満30点)となっている[9]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「忍者くんの動きはとってもかわいく、敵キャラも愉快なヤツがいっぱい出てくる」と紹介されている[9]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.84 3.41 3.15 3.37 3.18 3.14 20.09

関連作品[編集]

ゲーム[編集]

すーぱー忍者くん

パチスロ[編集]

忍者くん 妖怪絵巻
2004年にエイペックス(現:トリビー)から発売されたパチスロ機。「懐かしいファミコンのゲームキャラが復活」との触れ込みで、『初代』・『じゃじゃ丸』・『阿修羅ノ章』に似たチャンス演出、『阿修羅ノ章』に曲調の似たBGM(ビッグボーナス中)など、当時のゲームをプレイした人間にとっては懐かしく思える雰囲気を持っている。ただし、携帯電話向けの「阿修羅ノ章」などのアプリケーションでは(C)UPLの記載がある[20]のに対し、本作には同様の著作権表記が存在しない。UPLがすでに倒産していることから、版権の許諾状況が不明である。なお、「忍者くん妖怪絵巻」「忍者くん魔城伝」はトリビーが、「忍者くん」が付かない「魔城の冒険」「阿修羅の章」は個人が商標を取得していたがすべて期限切れとなっている。2019年5月現在、UPL作品の権利を所有しているハムスターが「忍者くん」の商標権を取得している(登録6144561)。

脚注[編集]

  1. ^ a b 松井ムネタツ、石井ぜんじ (2017年4月19日). “よくわかるアーケードアーカイブスの歴史教科書(3):忍者くん 魔城の冒険”. AUTOMATON. アクティブゲーミングメディア. 2019年8月23日閲覧。
  2. ^ 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、 35頁。
  3. ^ ボーダフォンライブ!で"忍者くんワールド"が4月13日オープン!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2005年4月4日). 2018年12月29日閲覧。
  4. ^ VC 忍者くん 魔城の冒険” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
  5. ^ 忍者くん 魔城の冒険”. アーケードアーカイブス. ハムスター. 2018年12月29日閲覧。
  6. ^ Ninja-Kun: Majō no Bōken (2015) PlayStation 4 release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
  7. ^ 忍者くん 魔城の冒険” (日本語). アーケードアーカイブス. ハムスター. 2018年12月29日閲覧。
  8. ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 94頁、 ISBN 9784881994290
  9. ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、 55頁。
  10. ^ 北村孝和 (2004年2月3日). “ケイブ、iモードとVフォンで新作アプリを2月2日から配信「忍者くん~阿修羅ノ章~」、「ぐわんげDX」、「続ぐわんげ」” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2018年12月29日閲覧。
  11. ^ あの『忍者くん』が堂々復活! 第1作目など全4タイトルが配信” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2006年9月27日). 2018年12月29日閲覧。
  12. ^ VC 忍者くん 阿修羅ノ章” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
  13. ^ 忍者くん 阿修羅ノ章” (日本語). アーケードアーカイブス. ハムスター. 2018年12月29日閲覧。
  14. ^ Rad Action (2015) PlayStation 4 release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
  15. ^ 今藤祐馬 (2018年10月17日). “「アーケードアーカイブス 忍者くん 阿修羅ノ章」Nintendo Switchにて配信決定” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2018年12月29日閲覧。
  16. ^ アーケードアーカイブス「忍者くん 阿修羅ノ章」,Nintendo Switchで10月18日に配信開始” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2018年10月17日). 2018年12月29日閲覧。
  17. ^ 忍者くん 阿修羅ノ章” (日本語). アーケードアーカイブス. ハムスター. 2018年12月29日閲覧。
  18. ^ a b 忍者くん 阿修羅の章 まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年1月14日閲覧。
  19. ^ 株式会社QBQ編 『スーパーファミコンクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117097 p110
  20. ^ iゲーム大好き! アクションゲーム - BOTHTEC MOBILE(2009年8月13日時点のアーカイブ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]