姫路市立姫路球場
姫路球場 (ウインク球場) Himeji Baseball Stadium | |
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施設データ | |
所在地 | 兵庫県姫路市飯田字山田540(手柄山中央公園内 |
座標 | 北緯34度49分10.3秒 東経134度40分20.8秒 / 北緯34.819528度 東経134.672444度 |
開場 | 1959年3月7日 |
所有者 | 姫路市 |
管理・運用者 | 姫路市スポーツ振興財団(指定管理者) |
グラウンド |
内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | なし |
建設費 | 1億3000万円 |
使用チーム • 開催試合 | |
全国高等学校軟式野球選手権大会 | |
収容人員 | |
14,000人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
グラウンド面積:12,942m2 両翼:100 m 中堅:120 m |
姫路球場(ひめじきゅうじょう)は、兵庫県姫路市の手柄山中央公園内にある野球場。施設は姫路市が所有し、姫路市スポーツ振興財団が指定管理者として運営管理を行っている。
歴史
1959年3月竣工[1]。開場以来、高校野球や社会人野球などアマチュア野球公式戦が行われている。
プロ野球は、同年3月19日にこけら落しとして開催された阪急ブレーブス対大阪タイガースのオープン戦が初の試合。公式戦では阪神が同年と1968年に計3試合、阪急が1960年、1961年、1964年に計3試合、国鉄スワローズが1960年に1試合を開催した。近年では1991年から1995年にかけてオリックス・ブルーウェーブが公式戦を毎年1試合開催した他、毎年3月にはオリックスがオープン戦を、8月には阪神がウエスタン・リーグ公式戦を行っている。
NPB以外では関西独立リーグの公式戦や女子プロ野球の公式戦が行われている。2014年から2016年までBASEBALL FIRST LEAGUEの姫路GoToWORLD(2016年をもって活動休止)が本拠地球場として使用していた。
老朽化のため、2011年冬から2014年春まで約23億円をかけ、メインスタンド~内野スタンドとグラウンドを解体、二層式だったメインスタンドを一層式に変更して屋根を新設、ベンチ席と芝生席を併用していた内野席を個別座席に変更、両内野スタンドの下にブルペンを新設、外野芝生席の中段に設けられていた手摺りを撤去して傾斜を緩くし、グラウンド両翼を95mから100mに拡張するなどの全面改修工事が行われた[2]。これに伴い、メインスタンド内に入居していた食堂、一塁側スタンド下に入居していたアマチュア向けのボクシングジム「姫路ボクシングジム」は撤退した。この間は一時閉場となり、姫路市内に姫路球場以外で高校野球兵庫大会の開催可能条件を満たす球場がない[3]ため、姫路球場の改修工事完了まで一時中断となった。
2014年2月に改修工事が完了し、同年3月8日に竣工記念式典が行われた[4]。同年3月9日にはリニューアルオープン記念として、プロ野球オープン戦「オリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズ」が開催され、久々の日曜開催ということもあって、10,083人の観衆が訪れる盛況ぶりとなった。なお、2015年以降は従来の平日開催に戻されている。高校野球は同年3月16日に東洋大学付属姫路高等学校・野球部創部50周年記念試合、「東洋大姫路対報徳学園」が行われ、以降、春季高校野球兵庫大会から順次再開されている。プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦は2014年8月31日の「阪神タイガース対中日ドラゴンズ」から再開、2015年以降も毎年8月の日曜日(開催週についてはその年によって変動あり)に阪神主催試合が組まれている。
2015年7月1日より姫路ケーブルテレビが命名権を取得し、同局の愛称に由来する「ウインク球場」と呼称される[5][6][7]。契約期間は2020年3月31日まで。
2016年より、老朽化が問題となっている高砂市野球場に代わって全国高校軟式野球選手権大会の試合会場(サブ会場)となっている。
戦後間もない頃から平成初期には姫路城の敷地内を「三の丸野球場」や「本町野球場」として使用していた[8]。
施設概要
改修前
- グラウンド面積:12,900 m2
- 両翼:95 m、中堅:120 m
- 内野:土、外野:天然芝
- スコアボード:磁気反転式(2代目、1994年完成)
- 初代はパネル式で、センターバックスクリーン右に設置されていた。
- 照明設備:なし
- 収容人員:12,000人(内野スタンド8,000人、外野スタンド4,000人)
- ネット裏(二層式):(1階)個別座席、(2階)石段席、一・三塁側:ベンチ席及び芝生、外野:芝生
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改修前の状態
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改修工事中
改修後
- グラウンド面積:12,942 m2
- 両翼:100 m、中堅:120 m
- 内野:土、外野:天然芝
- スコアボード:磁気反転式(改修前と同じものを引き続き使用)
- 照明設備:なし
- 収容人員:14,000人(内野スタンド8,000人、外野スタンド6,000人)
- ネット裏(一層式、屋根あり):個別座席(背もたれあり)、一・三塁側:個別座席(背もたれなし)、外野:芝生
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バックネット側から
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ライトスタンド側から
プロ野球開催実績
※左側が主催球団(後攻)。
公式戦
2018年終了時点で13試合を開催。内訳はセ・リーグ4試合、パ・リーグ9試合。
- 1959年10月4日 大阪タイガース 6-4、2-0 大洋ホエールズ(ダブルヘッダー)
- 1959年10月9日 国鉄スワローズ 2-1 広島カープ
- 1960年7月14日 阪急ブレーブス 2-8 南海ホークス
- 1961年5月6日 阪急ブレーブス 4-5 大毎オリオンズ
- 1961年10月6日 阪急ブレーブス 2-5 東映フライヤーズ
- 1964年5月14日 阪急ブレーブス 4-0 東京オリオンズ
- 1968年4月7日 阪神タイガース 2-4 広島東洋カープ
- 1991年5月1日 オリックス・ブルーウェーブ 3-9 日本ハムファイターズ
- 1992年5月8日 オリックス・ブルーウェーブ 8-4 福岡ダイエーホークス
- 1993年6月7日 オリックス・ブルーウェーブ 2-4 日本ハムファイターズ
- 1994年5月31日 オリックス・ブルーウェーブ 4-2 日本ハムファイターズ
- 1995年5月20日 オリックス・ブルーウェーブ 5-4 日本ハムファイターズ
オープン戦
- 2006年3月8日 オリックス・バファローズ 4-15 西武ライオンズ
- 2007年3月6日 オリックス・バファローズ 0-7 北海道日本ハムファイターズ
- 2008年3月6日 オリックス・バファローズ 9-0 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 2009年3月10日 オリックス・バファローズ 4-4 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 2010年3月9日 オリックス・バファローズ (雨天中止) 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 2011年3月11日 オリックス・バファローズ 4-1 埼玉西武ライオンズ
- 2014年3月9日 オリックス・バファローズ 2-3 北海道日本ハムファイターズ
- 2015年3月12日 オリックス・バファローズ 2-0 東北楽天ゴールデンイーグルス
- この年より、主催球団のオリックスが三塁側ダッグアウトを使用している。
- 2016年3月15日 オリックス・バファローズ 0-1 横浜DeNAベイスターズ
- 2017年3月9日 オリックス・バファローズ 1-8 横浜DeNAベイスターズ(観客3,214人)
- 2018年3月8日 オリックス・バファローズ (雨天中止) 北海道日本ハムファイターズ
- 2019年3月12日 オリックス・バファローズ 7-6 埼玉西武ライオンズ
ウエスタン・リーグ公式戦
- 2009年5月9日 阪神タイガース 3-2 オリックス・バファローズ
- 2009年5月10日 阪神タイガース 1-5 オリックス・バファローズ
- 2010年6月5日 阪神タイガース 3-2 中日ドラゴンズ
- 2010年6月6日 阪神タイガース 8-2 中日ドラゴンズ
- 2011年6月25日 阪神タイガース 2-1 オリックス・バファローズ
- 2011年6月26日 阪神タイガース 2-6 オリックス・バファローズ
- 2014年8月31日 阪神タイガース 9-1 中日ドラゴンズ
- 2015年8月30日 阪神タイガース 1-4 広島東洋カープ
- 2016年8月28日 阪神タイガース 7-7 広島東洋カープ
- 2017年8月6日 阪神タイガース 6-11 中日ドラゴンズ
- 2018年8月5日 阪神タイガース 4-7 福岡ソフトバンクホークス
女子プロ野球・ティアラカップ姫路大会
- 2014年6月21日 ウエスト・フローラ 2-9 イースト・アストライア(1回戦)
- 2014年6月21日 サウス・ディオーネ 5-4 ノース・レイア(1回戦)
- 2014年6月22日 ノース・レイア 5-10 ウエスト・フローラ(3位決定戦)
- 2014年6月22日 イースト・アストライア 5-1 サウス・ディオーネ(決勝戦)
交通
脚注
- ^ “観光交流” (PDF). 市政の概要 平成27年版. 姫路市. 2015年9月24日閲覧。
- ^ 完成から半世紀姫路球場改修へ14年春完成予定:朝日新聞(2011年7月23日)
- ^ 姫路市立豊富球場では、交通アクセスの問題や小規模のスタンド・駐車場しかない、スコアボード(磁気反転式)が得点とカウントしか表示出来ないなどの理由で大規模な大会は開催出来ないものの、春季・秋季高校野球の姫路地区予選は開催されている。
- ^ 姫路球場の改修完了 3月8日再オープン
- ^ 姫路球場「ウインク球場」に 命名権募集で手柄山の3施設に愛称 - 神戸新聞NEXT(神戸新聞社)、2015年6月23日
- ^ 姫路球場ほか2施設のネーミングライツを取得
- ^ ネーミングライツスポンサーが決定しました
- ^ 【球跡巡り・第33回】国宝・姫路城で1日だけプロ野球が行われていた!姫路城内球場
関連項目
外部リンク
- 姫路球場:こちらのサイト内のみ姫路市立姫路球場と表記されている。
- 姫路市スポーツ振興財団
- Stadium Walk - 球場の歩き方「姫路球場」:改修前の詳細など。