大木トオル

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大木トオル
出生名 大木トオル
別名 ミスター・イエロー・ブルース 
出身地 東京都日本橋人形町
ジャンル ブルース
職業 ブルースシンガー
活動期間 1963年 -
レーベル
公式サイト 大木トオル
国際セラピードッグ協会

大木 トオル(おおき とおる)は、日本のブルースシンガーで、(一財)国際セラピードッグ協会創始者である。(一社)大木動物愛護協会創始者、弘前学院大学客員教授。東京都日本橋人形町生まれ[1]。米国で「ミスター・イエロー・ブルース[2]」と称される。ライフワークとして(一財)国際セラピードッグ協会を設立し、殺処分廃止を実現するために殺処分寸前の犬猫を救い、セラピードッグを育成する[3]

人物[編集]

1976年に渡米する。トオル・オオキ・ブルースバンドを率いて全米ツアーを催し、ミシシッピ・デルタ・ブルース・フェスティバルに3回出演する。ミュージシャンとして永住権を取得[2][4]する。

マディ・ウォーターズを筆頭にジョン・リー・フッカーアルバート・キングB.B.キングベン・E・キングマイク・ブルームフィールドらと共演し、「スタンド・バイ・ミー」のヒットで知られるベン・E・キングとデュオ「マンハッタン・ブラザース」で活動する。

(一財)国際セラピードッグ協会の創始者として、殺処分寸前の捨て犬と被災犬の救出、セラピードッグ育成[5]など、広く社会福祉活動[6]を継続する。幼少時に愛犬と別れざるを得なくなった苦い経験と、米国で音楽活動中に目覚めた動物愛護の精神、動物愛護センターで殺処分直前に救出した犬チロリと運命的な出逢い[7]、これらの体験から捨て犬と捨て猫の殺処分ゼロを目指し、ライフワークとして活動[8]する。

著書[編集]

大木トオルの音楽CD/出版物 - 著作物の売上の一部は、殺処分寸前の捨て犬や被災犬の救助とセラピードッグ育成を行う国際セラピードッグ協会に寄付される。

  • 『名犬チロリ』岩崎書店 - 捨て犬ながら日本で初めてセラピードッグの世界を切り開いた名犬チロリの物語
  • 『いのちをつなぐ』岩崎書店 - 東日本大震災で被災し、遺棄された犬たちの救助と訓練に励むドキュメンタリー(子供向け)
  • 『風になった名犬チロリ』岩崎書店 - 大木トオルと名犬チロリの心の交流と命の大切さを描いた闘病記
  • 『わがこころの犬たち』三一書房 - 東日本大震災で被災し、遺棄された犬たちの救助と訓練に励むドキュメンタリー(大人向け)
  • 『セラピードッグの世界』日本経済新聞社 - 国際セラピードッグ協会代表大木トオルが日本で初めて出版したセラピードック育成の教本
  • 『アイ・コンタクト』バットコーポレーション - セラピードッグとして多くの人の命を救った名犬チロリの写真集
  • 『キラ星たちのレクイエム(鎮魂歌)』成文堂新光社/絶版
  • 『伝説のイエロー・ブルース』文藝春秋・講談社/絶版 - ブルースの本場に単身渡米し、ミスター・イエロー・ブルースの称号を勝ち取った男の光と影

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]